ストーリーモードがボリューム満点で、対戦を織り交ぜながら、まるで映画を観ているかのように、人気ヒーローたちの夢の競演を楽しめる。システム面での革新的な要素は少ないが、前作の3on3から2on2に変更されたことに加えて、ボタン連打の簡単コンボの採用など、ライト層が入りやすくなっているのがグッド。ミッションモードで、各キャラごとに必殺技やコンボのトレーニングが行えるのもいい。
週刊ファミ通1502号より
ボタン配置やゲームシステムが、家庭用ゲーム機のコントローラでも遊びやすいよう配慮され、さらに弱ボタンの連打でもとりあえずコンボが出せるなど、初心者でも楽しめる敷居の低さはありがたい。前作ではコミック寄りだったデザインは、ダークな感じが消えて映画に近くなった印象で、賛否が分かれるか。日本語音声がないのはしかたないが、リュウなど日本のキャラは日本語がよかったなあ。
週刊ファミ通1502号より
ヒーローたちが活躍する、見応えのあるストーリーモードが収録されているのがグッドで、専用の敵や特殊なバトルが用意されているのもうれしい。“インフィニティ・ストーン”ごとに発動できる各能力が強力で、ストーンの選択によって戦略が大きく変わるシステムは、新鮮味がある。キャプテンマーベルのかわいさは日本人受けしそうだけど、全キャラで日本語ボイスがないのは、ちょっと寂しいですね。
週刊ファミ通1502号より
オフラインでひとりでも楽しめるストーリーモードのクオリティーとボリュームにビックリ。つぎつぎと合流する豪華キャラを、ひと通り操作できる展開がうれしい。街が破壊される前に敵を倒さなければならないなど、ドラマ性のあるバトルもあって盛り上がります。技のコマンドがほぼ共通なので、キャラの個性が多少失われている感もありますが、扱いやすいし、パートナーへのスイッチも楽です。
週刊ファミ通1502号より
良かった点
ストーリーモードのムービーのクオリティは非常に高く、対戦時にはストーリー上の演出がしっかり残っている等、細部にわたって作りこんでいる。
キャラのモデリングも素晴らしい。
悪かった点
ストーリーモードのクオリティは高いのだが、その分使用キャラを制限される、一部キャラの性格が大幅に異なる、頻繁に挟み込まれるロード等マイナス面も見受けられる。
また、カプコンとマーベルのコラボというお祭り感が今まで以上に感じられず、演出もシリーズの中ではかなり質素に感じる。
対戦モードではCPU対戦で各キャラEDがない、日本語ボイスなしや上記テンポの悪さ等、マイナスの部分がより顕著に表れてしまう。
総評
キャラのモデリングは悪くないものの、それ以外に残念な部分が多く足を引っ張っている印象。
結果として前作UMvC3の方が統一感があり、楽しめると感じた。