環境シミュレーターとしては『シムアース』、土地の上げ下げのギミックは『ポピュラス』ライクな作品。特筆すべきはシンプルなゲーム性。土地をいじっているだけなのに、さまざまな出来事が起き、創造主の偉大さを簡単に体感できる。ブロック遊びに近い部分もあり、じっくりやり込めるのもいい。マップが広くなると、多少の煩雑さも生まれるが、放り出された感はなく、ひたすら手を動かすのが心地いい。
週刊ファミ通1467号より
生物の誕生と進化という壮大なテーマを持つシミュレーションだが、基本的には“土地の高さを上げ下げして気温を管理する”だけで楽しめる。この、潔いほど簡素にまとめたゲームデザインとシステムが秀逸。シンプルとはいえ、さまざまな条件によって種の進化や絶滅などが生じるので、奥深く、一度遊ぶと時間を忘れて夢中になってしまうおもしろさがある。粘土細工風のグラフィックの生物たちもキュート!
週刊ファミ通1467号より
生命の誕生を促すという、一見、複雑になりそうなシミュレーションを、おもに地形の上げ下げによって環境を変化させるというシンプルなゲームデザインに落とし込み、とっつきやすくしているのがグッド。生命の進化や古代生物などに興味がある人に刺さるテーマで、知的好奇心を大いに刺激してくれます。プレイはやや淡々としているけれど、新たな生物を誕生させ、図鑑を埋めていくのは喜びとなる。
週刊ファミ通1467号より
おもな操作は土地を高く盛り上げる、または掘り下げることのみで、いたってシンプル。それが惑星の温度、ひいては生命の誕生に影響するのが奥深い。なじみのない古代の動植物や進化の流れを、遊びながら学べるのがいいね。恐竜たちもかわいらしく描かれていて和むし、多彩な種が繁栄すると楽園のようで、見ているだけでも楽しい。欲を言えば、チュートリアルを振り返れるヘルプ機能などがあれば。
週刊ファミ通1467号より