クロスレビュー
『リトルビッグプラネット』シリーズの制作実績を持つ、スウェーデンの開発会社が手掛けた作品で、冒険の舞台となる世界の表現や雰囲気が、じつにいい味を出している。脱出アクションとしてもよくできており、絶妙な難しさの謎解きで、適度に悩ませ、かつ楽しませてくれる。設定変更で、画面の明るさを最大にしても、かなり暗めなのと、再スタート時のロード時間がやや長い点は、少し気になりました。
週刊ファミ通1483号より
激しいアクションの操作はないものの、タイミングを計ったり、オブジェクトを利用するといった、ひらめきが要求されるタイプの仕掛けが多め。独特の世界観も相まって、うまくクリアーして進んでいくたびに引き込まれる魅力がある。全体のボリュームは、さほどではないものの、演出や展開などの完成度は非常に高く、値段以上の価値があると感じます。価格設定が抑えめなのもうれしいところ。
週刊ファミ通1483号より
ダークで不思議な世界観なのに、キャラの動きはかわいらしかったりと、独特の雰囲気に興味を惹かれます。謎解き要素は、ちょっと意外性があり、場面ごとに「ん?」となるのがおもしろいし、怖すぎず難しすぎない、ちょうどいい塩梅なのがグッド。リトライ時のロード時間で少し待たされるが、死んでみて初めて理解できるトラップなどもあるため、すぐ再スタートできる作りになっているとありがたかった。
週刊ファミ通1483号より
暗めのトーンで描かれた不気味な舞台が軋んで傾く中、鮮やかな服の少女が映える、独特のムードが印象的。はっきり語られることのない物語が好奇心をそそります。謎解きもアクションも、それなりの歯応えはあるものの、ミスを積み重ねることで習熟したりヒントが得られるなど、少しずつ先へ進めるバランスが◎。ただ、再スタートがやや遅めなのと、再開の地点の設定にくじけそうになることも。
週刊ファミ通1483号より
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