少女マンガのようなストーリーは、ややコテコテな展開に感じる部分もあるが、幸せな気分に安心して浸れるのがいい。本編から続く物語だけでなく、“IF STORY”で新たな攻略キャラを追加しているのも○。各種のおまけ要素が充実していて、各キャラへのインタビューといった一風変わったものもあり、その反応もおもしろいね。メニュー画面やウィンドーの、繊細でかわいらしいデザインも素敵です。
週刊ファミ通1449号より
はんなりとしたアートワークと、フキダシ演出などのちょっとした動きの小気味よさが、物語世界の居心地をよくしています。各シナリオやルートの短さは、前提となる設定のバリエーションの豊富さと、“本編のあのキャラの意外な一面”が丁寧に描かれることで補われていると思います。本編を未プレイでも、ごく平凡で適度に甘い恋愛シチュエーションを気軽に楽しみたい人なら、満足できるでしょう。
週刊ファミ通1449号より
温泉宿を舞台に、ちょっとした騒動を解決していく、人情味のある現代劇は、人気の時代小説にも通じるぬくもりに溢れています。本作を満喫するには本編を遊ぶのが前提ですが、ファンに望まれていることが伝わる構成。和風かつポップな絵も素敵です。ゲーム性は低いものの、攻略対象へのインタビューや、彼らのモノローグによる本編の回想など、ファンディスクならではのアイデアに光るものが。
週刊ファミ通1449号より
本編のファンなら満足できるだけの幸せ度! それぞれの事件はありますが、結婚間近のふたりがひたすらイチャイチャほのぼのしている印象が強いですね。新規の攻略対象たちとの恋愛は、本編のメインキャラクターとの恋模様と比べてしまうと若干淡泊。彼らの性格や立ち位置も素敵なので、もっと掘り下げてほしかったというのが本音です。“IF STORY”では、本作ならではの旅行感を堪能できました!
週刊ファミ通1449号より