『極限脱出』シリーズの第3弾だが、本作から遊んでも楽しめるのがグッド。90分経つと記憶が消去されるバングルのギミックと、3つのチームの視点から、断片的に真相が浮かび上がってくるシナリオがおもしろい。人間ドラマに重点が置かれているのもいい。謎解きは、難度がやや高めの印象。海外での発売を意識しているためか、日本語のセリフとキャラの口の動きが微妙に合っていない点は気になった。
週刊ファミ通1438号より
3つのチームごとに、時系列がバラバラになったストーリーをザッピングして読み進めることで、徐々に全貌が見えてきて、さまざまな結末につながっていくシナリオは、じつに興味深い。一度見たシーンはスキップで素早く進められるのもいいね。謎を解く“クエストパート”は、なかなか歯応えがあって楽しめるが、ストーリーの先が気になる人のために、ヒント機能などのフォローが欲しかったかな。
週刊ファミ通1438号より
3チームの状況を断片的に体験するゲーム展開は、物語の真相に早く近づきたい気持ちと、「こんな風に行動させたら、どうなるのか?」という好奇心をかき立てられます。“クエストパート”の謎解きは、メモ機能を駆使しながら本腰入れて取り組む必要がある、やや高めの難度。このパートのキャラどうしの軽口は、少しクセが強めか。タッチスクリーンに過不足なく対応している操作性は、両機種とも良好。
週刊ファミ通1438号より
ミステリアスな物語に興味津々。脱出ゲームにありがちな不自然さを感じさせない設定はさすが。フローチャートを見つつ物語の断片をつなぎ合わせたり、3チームの9人それぞれを操作して異なる体験をするといった仕組みが凝っている。パズルに詰まったときなど、何か救済措置が欲しかったところだけど、中断してほかの組を進められるのはありがたい。アイテムの使用など、操作性がやや辛い場面も。
週刊ファミ通1438号より