良かった点
■人生の教科書にもなる
プレイヤーはバーテンダーとなり、色んな事情を抱えるお客さんにお酒を提供するだけなのだけども、そこでお客さんが話すことには、「あ、そういう考え方面白い」と思えるようなセリフや会話が多い。
凄く為になった。これだけでもプレイしてよかったと思える。
■曲
曲がどれもなかなかよくて、予約特典(初回特典か?)でサントラがついてきたんですが、全曲じゃないので全曲収録したサントラが欲しい。
■お酒飲みたくなってくる
ここまでお酒とおつまみ片手にやりたくなるゲームもなかなか・・・。
あの「オン・ザ・ロック」作るときの氷の音が個人的にはいけない。飲みたくなる音だ(笑
そんな私はハイボールとさけるチーズ(スモーク味)片手にプレイしてましたが、やっぱジル(主人公)に作って欲しいよ・・・。
■個性的なキャラクター
ADVなので基本的には、お酒を作って(これが選択肢の代わりになる感じ)テキストを読み進め、エンディングを目指すだけなのですが、どのキャラもかなり個性的で飽きさせない。
特に女の子はどいつもこいつも可愛すぎる!!!
悪かった点
■頭を空っぽにしてプレイはできない
かなり会話が小難しい感じに作られているので、頭を空っぽにしてプレイしたいって人には向いてない。
通常の会話はSFチックで哲学的な会話が多い。
が、この世界観にハマる人はハマる。ハマった。
■同性愛
それほど強い描写があるわけでもないが、割と同性愛に対して偏見の少ない世界観なので、苦手な人はどう思うか・・・。
でもそんな人にこそやってほしいとも思う。
(同性愛者の苦悩、的なものは一切出てこない)
■下ネタがいっぱい
下ネタに嫌悪感を抱くとか、笑えないって人はやめたほうがいいかな・・・。
■システム
vitaだと指でドラッグしたりするのですが、これが微妙にめんどくさい。
vitaTVのほうがやりやすい。
とにかく色々理解ある大人の方がプレイすべきゲーム、という印象。
総評
お酒のように色んな味があって、奥深いゲームでした。
テキスト周りで結構不具合が多いゲームだったのですが、アプデで改善されました。
(そのせいで一部ちゃっちくなってしまったが!)
まだ「改善されてない!」って部分もありますが、それほど気にするようなことでもない。
人生に対して憂いがあったり寂れた背中の人がプレイすると、色々と考えさせられるゲーム。
難しいこと考えるのが好きだとか、考えすぎるのが好きって人にはオススメ。
かなり文学的なゲーム。
あとパケ版はリバーシブルになっているのですが、裏面の方が可愛い。