舞台設定や全体的な作りは、オーソドックスな恋愛アドベンチャーのものだが、全体的に丁寧に作られているのが好印象。各ヒロインの個性と魅力がうまく描かれており、アフター編に入ってからの展開が盛り上がる。各種機能も充実していて、Lボタンによる巻き戻しは便利だし、ユーザーの好みで、選択肢の位置を画面中央から下に変更できるのも○。ボーカル曲が13曲用意されているのもうれしいね。
週刊ファミ通1445号より
女の子と結ばれる“スクール編”と、その後を描く“アフター編”で、甘い雰囲気をたっぷり堪能できるのがうれしい。“アフター編”が、ヒロインごとに異なるシチュエーションから始まるのも変化があるね。劇的な展開は見られないので、人によってはちょっと退屈に感じるかもしれないが、等身大の恋愛模様にはリアリティーが感じられます。早送りや巻き戻しなどの機能面がすばらしく、プレイが快適。
週刊ファミ通1445号より
何気ないエピソードの積み重ねが重視された物語展開により、各ヒロインの等身大の魅力が引き立っています。学園卒業後のアフターストーリーは、夢を追う社会人の、さまざまな通過点のダイジェストのようでもあり、いい大人が初心を思い出すのにも役立ちそうです(笑)。恋人ならではのスキンシップを“なかったこと”にしないシナリオ構成は野心的ながら、新規CGなどの追加要素のインパクトはやや弱め。
週刊ファミ通1445号より
平凡な青春物語ですが、学生時代に芽生えた純愛を長年貫いて結婚に至る人生は、むしろファンタジーで、最後まで読ませる力があります。恋愛が丁寧に描かれ、ヒロインがエッチに示す興味も健全な印象。同性の親友や、信頼できる大人たちも存在感があり、将来の夢についての描写も爽やか。ただ、各ルートとも、ボリュームのわりに選択肢が少なくて、だれ気味になることも。システムの快適さは上々。
週刊ファミ通1445号より