クロスレビュー
入れ子構造になった“ゲーム内ゲーム”の世界観がおもしろく、先が気になる物語展開。オールドスクールの見た目ながらプレイ感覚は新鮮で、クラスメイトのそれぞれの個性を活かしたやり込みも味わえる。コマンド式のリアルタイムバトルは、テンポがよくて軽快だが、自分のターンの終了がわかりにくく、各キャラの頭上に表示されるキャストタイムバーが重なると、さらに把握しづらくなるのは難。
週刊ファミ通1418号より
学校の1クラス30人が、ファンタジーRPGの世界に放り込まれるという設定がユニーク。クラスメイトはそれぞれ個性があり、会話の反応を見たり、誰をパーティーに組み込むかを考えるのが楽しい。戦闘は、同社の『モノカゲクエスト』がベースのリアルタイムコマンドバトルで、やり応えがある。終盤で意外な展開を魅せるストーリーもいい。チュートリアルがなく、説明不足のところがあるのは少し残念。
週刊ファミ通1418号より
能力の異なるさまざまなクラスメイトを各地で仲間にして、自分好みのパーティーを組めるのがいい。クラスメイトによって、ふとしたときに口にするひと言に性格が表れているのもナイス。直前に使用したコマンドが表示される“りれき”をYボタンで呼び出せるのが便利で、戦闘時のコマンド選択にわずらわしさがなく、サクサク進めるのは○。ボス戦のバランスなど、若干大味に感じる部分もあるかな。
週刊ファミ通1418号より
級友と王道RPGの中に入るという、ワクワクする設定。仲間集めも楽しみのひとつで、『幻想水滸伝』を彷彿させる仕掛けもあり、お手ごろ価格なのにスケールは大きい。人物や表示などがもっと大きいとよかったな。バトルは、コマンド選択時は時間が止まるなど、遊びやすい一方で、近接武器などで自分の攻撃がヒットしたかがわかりにくく、つぎのコマンド入力が遅れがちになるので、ちょっとモヤモヤ。
週刊ファミ通1418号より
クロスレビュー