単なるサバイバルアクションとしてではなく、きちんと防災マニュアルとしても役立つ作りが◎。火事場泥棒や集団パニックなど、震災時におけるさまざまな人間模様が具体的に描かれており、ヒューマンドラマとして魅力的な物語展開もいい。ただ、イベント進行に直結する場所がわかりにくいときがあり、しらみ潰しになりがち。上れるところとそうでない箇所がわからないといった遊びにくさも。
週刊ファミ通1564号より
巨大地震による都市災害をテーマにしつつも、個性的なキャラやユニークな選択肢などの味つけにより、エンターテインメント作品に仕上がっています。災害から逃げまどうだけでなく、復興の様子も描かれていたり、防災に関する知識が得られるところがよかった。一方で、フラグ立てによるシナリオ進行がメインなので、そこは好き嫌いが分かれそう。PS VRを使って地震体験ができるのも貴重です。
週刊ファミ通1564号より
グラフィックはリッチというほどではないが、大きな建築物が崩壊する迫力や臨場感には息をのむ。随所で出くわすイベントでの豊富な選択肢は、本作でも楽しみとなり、奇抜な行動には好奇心をそそられます。旋回速度を調整できないことや、狭い場所での視点など、カメラまわりにやや難あり。ゲーム中に見られる“防災マニュアル”には現実世界で役立つ情報も多く含まれ、防災への意識が高まるのがいいね。
週刊ファミ通1564号より
ビルの倒壊などを目の当たりにすると、建物がギシギシ揺れる音すら恐ろしくなってくる。屋内を進む場面もあるが、カメラが近くなる影響か、少し酔うこともあるかな。人々との関わりは、災害発生後に起こり得る状況から意外な展開までさまざま。選択肢の多さもさすが。選んだ結果がのちに影響するのもおもしろい。VRモードは達成済みのステージをレール移動形式で体験するが、臨場感に大あわて。
週刊ファミ通1564号より
良かった点
災害マニュアルは勉強になる
悪かった点
どこに行けば良いのか分からずうろうろさせられる作りなのは遊びにくいと感じた。
また、ふざけた選択肢が多く、大災害の割には緊迫感がなさすぎると思った。
総評
もう少しテンポ良く進めるようにして欲しかった
良かった点
震災時に何が恐怖なのか分かる
悪かった点
オブジェクトへのカーソルが合わせづらくストレス
イベント終了毎に先に進むかセーブしてタイトルに戻るか聞かれるのが謎仕様
狭い場所でのカメラアングルが悪くアイテムがどこにあるか分からなくなる
お使いイベントが多い上にフラグが立たないと回収出来なく何度も同じ場所を行き交うのがストレス
マルチエンディングなのにエンドロールをスキップできない
総評
すごく良い題材で、震災で発売が中断された後の発売でタイトルにもプラスと書かれたのでもう少しまともな作品になったのかと思ったのですが、いろんな意味で未完成で、ストーリーも後味の悪い終わり方でした。
このシリーズに期待していただけに残念でした。