クロスレビュー
浮遊マシンによる超高速レースは、『F-ZERO』や『WipEout』など過去の名作を彷彿させる。車体の色を青またはオレンジの2色に切り換えながら、同色の加速板を通過するシステムが特徴で、本作のキモとなっているが、それ以外のオリジナリティーが希薄なのは残念。16種類のコースは、それぞれ特徴があり、走っていて楽しい。モードが豊富に用意されており、画面分割で対戦できるのもうれしい。
週刊ファミ通1415号より
レースゲームの重要なポイントと言えるスピード感を、しっかりと味わうことができる。コースやオブジェクトもバラエティーに富んでいるのもいい。グラフィックも美しく、ヌルヌルと動くので、操作していて気持ちいい。コースマップが表示されないなど、ちょっと不親切に感じる部分もあるけど、本質的な部分はよくできているかなと。オンライン対戦も可能と、コストパフォーマンスも良好。
週刊ファミ通1415号より
高低差のある場所での大ジャンプなど、立体的な構成のコースを疾走するのは爽快。オーブを集めてブーストゲージを溜める仕組みなので、いかにオーブを確実に取れるかが重要になるバランス。コースの分岐で、ブーストパッドを利用するか、オーブを取るかといった駆け引きがあるのがいいね。操作はシビアすぎず、とっつきやすいが、“アドバンスド”モード以上は難しめで、初心者にはきびしいかな。
週刊ファミ通1415号より
リアルを追求するシミュレーターとは別の方向性で、疾走する快感を重視した設計に好感。どうしても『F-ZERO』と比べてしまい、完成度や進化の度合いを物足りなく思ってしまうのですが、こんなレースゲームがもっとあってもいい。車体の色を切り換えて加速ゾーンやジャンプ台を利用する独自のアイデアは、シンプルな操作にいいアクセントを加えています。対戦にぴったりなコースの長さもいい。
週刊ファミ通1415号より
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