13人の主人公それぞれの視点と、時系列を変えながら進行するシナリオの見せかたが秀逸で、世界観にグイグイ引き込まれるし、2Dグラフィックの演出もすばらしい。キャラも魅力的で、彼らの織り成す群像劇は先が気になります。タワーディフェンス風味の戦闘は、アドベンチャーパートに比べて見た目がちょっと地味な気もするものの、各機兵の特性を考えて作戦を練り、敵を迎撃するのは楽しめる。
週刊ファミ通1616号より
探索パートの絵作りにおける、省略とこだわりどころのメリハリの大胆さは、新たなシーンを見るたびに衝撃を受けます。なぜ少年少女たちは絶望的な戦いを続けているのかを、“時系列と相関関係の迷路”として体験できる“追憶編”と、ほどよい自由度があるキャラ強化要素で、お気に入りのチーム編成と戦法を押し通せる“崩壊編”を任意の順番で遊ぶうちに、誰もが“唯一無二の物語”を体験できるでしょう!
週刊ファミ通1616号より
キャラを掘り下げるドラマで個々の事情を知り、タワーディフェンスで一大事に巻き込まれている感を味わえる構成が見事。点在するさまざまな出来事が、次第に複雑な線で結びつき、歴史の柱となっていく過程は、見応えがあります。見せかたはもちろん、聞こえかたの表現も独創的でステキ。現役10代向けの側面と、ファミコン世代を喜ばせるネタの共存は、複数の時代を扱うことによる愉快な副産物。
週刊ファミ通1616号より
アドベンチャーとバトルが、それぞれ1本のゲームとして成立するくらいの作り込み。とくに、グラフィックはさすがのひと言。13人もの主人公は、読み応えのある物語と、手応えある戦闘には不可欠だが、序盤から覚えることがかなり多く、とくにバトルはスタイリッシュなグラフィックも相まって、慣れるまでに時間を要する。そこを乗り越えれば、リアルタイムストラテジーとして熱い戦いが楽しめます。
週刊ファミ通1616号より