クロスレビュー
スパイク・リーが脚本を手掛けた“マイキャリア”は、ドキュメタリーを見ているかのような展開でおもしろい。シリーズ過去作と同様に、多彩なテクニックを使いこなせればリアルな試合が楽しめるが、操作面で覚えることが多く、敷居は高め。過去作にあった、実際に操作しながら覚えるトレーニングモードが、本作にないのは残念。前世代機版は、内容やモードが新世代機版とは異なり、まったくの別物に。
週刊ファミ通1403号より
ロブやバウンドなど、パス関連の操作方法が変わり、より状況に応じた選択が取れるようになった印象。選手の体格などもかなりそれっぽくなっており、前作以上にコートの雰囲気が出ている。オンラインのロビーまわりや、初心者を突き放した感のある各モードなど、多少の不満もあるものの、シリーズの魅力的な部分はこれまで以上に濃くなっていると感じます。トレーニングキャンプの復活を切望!
週刊ファミ通1403号より
新世代機版は、前作から一部の操作が変更され、とくに、バウンズパスやロブパスなどがワンボタンで簡単に出せるようになり、わかりやすくなっているのがいい。選手のさまざまな挙動もより自然になっていて、進化が感じられる。“マイキャリア”は、物語を見るシーンが長くて少々ダレる部分も。前世代機版は、前作からの変化が少なく、臨場感などの面からも、やはり新世代機版のほうがオススメ。
週刊ファミ通1403号より
選手のモデリングなど、グラフィックのリアルさは、スポーツゲームの中では突出している印象。試合中の動きも自然で、テレビ放送さながら。覚えることは多いけれど、チュートリアルとは別に解説映像などもあって、プレイのイメージをつかみやすいね。“マイキャリア”は、凝った演出が織り込まれて目新しいが、ストーリーが込み入っていて、主人公がプレイヤーの分身という立場からは離れるかな。
週刊ファミ通1403号より
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