随所にこだわりが感じられる、丁寧に作り込まれた作品。クロスメニューを始め、カテゴリー分けされた“もちもの”欄やインスタントダッシュなど、ストレスなくプレイできる各種インターフェースは◎。一般的なローグライクゲームのベースは押さえつつ、オリジナルの遊びもいろいろ盛り込まれている。ただ、「これは!」といった差別化が弱く、本作ならではのアピールポイントが薄くも感じられた。
週刊ファミ通1386号より
ゲームの根幹は『ローグ』なので、目新しさやオリジナリティーは希薄だが、遊んでみてのおもしろさはかなりのもの。装備したアイテムが、ちゃんと見た目に反映されるのは○。ダンジョン内で合成ができたり、アイテムや部屋の出口があるときに自動で軌道を修正してくれるインスタントダッシュが便利でよかった。『東方Project』キャラによるオリジナルの物語も、ファンにはうれしいポイントです。
週刊ファミ通1386号より
ローグライクのゲームとしてはスタンダードな作りでなじみやすい。スペルの発動や、“P”を集めて弾幕を撃つなど、『東方Project』シリーズらしさがしっかりシステムに組み込まれているのもいいね。調合や錬成でアイテムを作り出したりできる“にとフュージョン”は、さまざまな場面で活用でき、戦略に深みを与えている。曲がった道も自動で高速移動してくれるインスタントダッシュで、探索も快適。
週刊ファミ通1386号より
基本はローグライクなシステムだけど、“弾幕”を放ったりと、『東方』らしさもしっかりあります。キャラのアニメーションも非常に細やかでキレイなのだけれど、敵も同様にかわいらしいので、乱戦になると仲間と混同しがちなのが玉にキズかな。チュートリアルも丁寧だし、便利な機能や細かい設定がカスタマイズ可能なのもうれしいね。技の演出も華やかで、アドベンチャーパートもボリュームたっぷり。
週刊ファミ通1386号より