ダウンロード版としてリリースされている作品をパッケージ化。価格的には、収録6タイトルを個別でダウンロードするのとさほど変わらないが、セガ・マーク?/マスターシステム版の『スペースハリアー3D』と『アウトラン3D』がボーナス収録されているのは、セガファンには魅力。3D立体視化された各作品のプレイ感覚はどれも新鮮。遊びやすさを意識したこだわりの作りで、初心者でも楽しめる。
週刊ファミ通1358号より
グラフィックや動きは、さすがに時代を感じさせるが、遊び出すとそのへんはあまり気にならず。とくにアーケード版の3作品について、本質部分のゲームの楽しさはいまでも通用するレベル。ついつい連コイン! ボーナス収録作はマニアックでうれしいが、アーケード作品をもう1本くらい入れてくれればよかったな。それでも、細かいコンフィグを始めとする作り込みの気概に、開発陣の本気を見た。
週刊ファミ通1358号より
懐かしさのあるグラフィックも、立体視で見ると奥行き感があって新鮮。奥へ進むタイプのゲームは、とくに臨場感が出る。本作オリジナルのパワーアップ要素やステージセレクト機能などが用意されており、遊びやすい仕様になっているのはナイス。途中でセーブができるのも便利で、ちょっと時間が空いたときに遊ぶのに重宝する。画面が小さいので、細かい操作がちょっと難しいと感じることはありそう。
週刊ファミ通1358号より
やはり名作はいま遊んでもおもしろい。改めてプレイすると、当時からこれほどクオリティーが高かったのかとハッとさせられます。また、立体視で遊ぶのも新鮮。ボタンの割り当てに最初は戸惑うものの、ゲームプレイ中にすぐ別のゲームに移れたり、途中セーブやヘルパーモードがあったりと、機能面は充実。細かく設定をカスタマイズできるのもありがたいね。“アソビン教授”のアドバイスも○。
週刊ファミ通1358号より
良かった点
単純に3DSに移植して3D可視化したのではなく、ソフトにより3D表現を敵が飛び出すようにしたり、背景を立体的にしたり手前にいるキャラクターを少し手前に見えるようにしたりと工夫がされているのが良く、それらも自分で好みにカスタマイズ出来るのでいろんな表現を楽しめる。
体感ゲーム機だったアウトランやスペースハリアーなどは方向キーを左右に入れると上画面の表示が傾いて筐体に乗っているかのような演出があったり、ステージセレクトやクリアがしやすいカスタマイズが出来たり、ファンタジーゾーンではコインのストックが可能だったり、クリア後のリメイク作が遊べたりと単なるアレンジじゃない作りも良いです。
悪かった点
どんなに良くてもあくまで旧作のノスタルジーを楽しめる人向きということ。
総評
収録タイトルは「スペースハリアー」「ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ」「アウトラン」「ベアナックル」「ザ・スーパー忍Ⅱ」「エコー・ザ・ドルフィン」の個別販売されていたソフト。
これにダウンロード販売されていなかった「スペースハリアー3D」と「アウトラン3D」がボーナス収録される往年のセガファンにはたまらないソフトとなっています。
「アウトラン3D」に関しては日本版は発売されなかったのでプレイされた方は少なかったと思います。
どれか一作品でも思い入れがあれば十分楽しめるソフトだと思いますので昭和世代もしくは新旧問わずゲーム全般が好きな人にはお勧めの作品です。