クロスレビュー
開発期間の長さが、そのまま作品の質の高さにしっかり表れている。特筆すべきは、演出面に対するこだわりの数々。キャラのアクションを始め、イベントシーンのカメラアングル、テキストの表示まわりのデザインなど、ほかの日本製RPGとは一線を画す、高品質でスタイリッシュな作品に仕上がっている。腐った人間の心を盗む怪盗という設定、ペルソナ合体、シャドウとの交渉といった要素も楽しい!
週刊ファミ通1449号より
洗練されたドラマ、スタイリッシュなメニューに演出と、シリーズの魅力がこれでもかと詰まっていて、さすがといったところ。各種コープレベルが上昇して恩恵を受けられる中盤以降から、できることの要素が増え、おもしろさがさらにアップ。バトル関連では、銃や装備が高額なわりに、やや存在意義が薄い感じも。前作よりもできることが増えたのに、メリットを実感しにくいのはもったいないなと。
週刊ファミ通1449号より
悪い大人たちに反逆するジュブナイル的なストーリーは、感情移入しやすいし、物語の見せかた以外にも、場面転換の細かい演出にいたるまで工夫が凝らされていて、終始引き込まれっぱなしに。バトルでは、敵の弱点を突き、総攻撃を仕掛けるなど、物語だけでなく戦闘においても痛快さが味わえるところが、怪盗をモチーフにした世界観にマッチ。大ボリュームの内容は、非常にやり応えがあって幸せ。
週刊ファミ通1449号より
シリーズでの伝統の要素を軸に、ハッとする新しい見せかたがふんだんに採り入れられ、期待を裏切りません。怪盗に扮しての義賊的なドラマや、ステルス的な動き、キザな演出が痛快。都会での自由な学生生活も楽しい。仲間へのバトンタッチやシャドウとの交渉など、できることが多彩で、作業とは感じない戦闘も◎。行動と時間の関連のわかりにくさなど、欠点もあるけど、魅力が大きく上回ります。
週刊ファミ通1449号より
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