グランツーリスモ6(PS3)のレビュー・評価・感想情報

挙動やハンドリングなど、ドライビングシミュレーターとして申し分のない完成度。このゲームほど、クルマを走らせているという実感が味わえるタイトルはないですな。車種やコースの数も充実し、遊び応えは十二分。クルマに対する愛が、これでもかと感じられる仕上がりだね。

週刊ファミ通1307号より

天候や時間の経過が感じられるコースが増えて、臨場感がアップ。ハンドリングやブレーキの挙動がリアルになり、車種ごとの特性がより感じられますね。クルマのチューニングも楽しく、あれこれこだわってしまう。メーカーオリジナルデザインの車種配信など、収集欲も掻き立てられる。

週刊ファミ通1307号より

グラフィックの精細さが増したうえ、挙動もリアルになったことで、慣れると非常に制御しすくなった。コーヒーブレイクや月面探査など、緩急のついた遊びかたができるのもいいね。ただ、モードなどのボリューム面では、まだ物足りなさが残る。今後のバージョンアップに期待したい。

週刊ファミ通1307号より

クルマの動きがよくなり、アクセルワークやブレーキングなどの手応えをしっかり感じられる。グラフィックは美しく、光の加減もリアル。収録車種は多くていいが、多彩なクルマを乗り換えて楽しめるようになるまでの道のりは、やや険しいかも。ロード時間の短縮化はうれしいね。

週刊ファミ通1307号より

良かった点
○ブックレットが予想以上に高クオリティ
　　限定版の特典であるブックレットですが、これ１冊読めばGT6に必要な知識はだいたい付いちゃうんじゃないかっていうぐらいのボリュームです。
　　凄く専門的なことが書いてあり、ある意味教科書のようです。
　　自動車力学から専門用語、パーツの解説など様々あります。
　　かなり価値のあるブックレットだと思います。

○15種のアニバーサリーカーが便利で助かる
　　今作は金稼ぎが少し困難になったため、序盤から結構倹約しておかないと後できつくなります。
　　そんな中で、アニバーサリーカーはとても役に立ちます。
　　PP（車の性能値）が少ないものから大きいものまであり、キャリアモードの中盤あたりまではずっと使えます。
　　今作は中古車が無いので、レースごとに新車を買っていくとかなりの出費になります。
　　アニバーサリーカーは新車で買えば高い車ばかりなので、助かりますね。

○インターフェースが改善された
　　GT5に比べ、メニュー画面の見易さやロード時間などが改善されたように感じます。
　
○グッド・ウッド、月面探査が面白い
　　グッド・ウッドとは、簡単に言えば珍しい車に乗ることが出来るモードです。
　　ゲームを進めて行くとレースが増えて行き、高くて買えないような車でレースができるので楽しいです。
　　月面探査は、その名のとおりです。　月面を専用のバギーで走りってタイムを競います。
　　低重力、ダートのようなコースは新鮮で、上級者の方も楽しめると思います。

悪かった点
○クレジット（ゲーム内通貨）が課金で買えてしまう
　　ゲーム攻略の近道としては良い要素だとは思います。でもちょっと割高です。
　　そして、課金で買えるようになったことにより、レースでクレジットを稼ぐのが大変になった気がします。
　　課金をしなくても充分に楽しめるとは思いますが、20億のスーパーカーもあったりするので苦行になるかもしれません。
　　ちなみに、一番下が2000万クレジットで500円、一番上が7億クレジットで5000円です。

○AIが少し頭が悪いかも？
　　自分の運転技術が悪いのか、AIが悪いのか定かではありませんが
　　AIは自身のルートを行こうと必死で、プレイヤーが近づいているのに限らずぶつかってくることがあります。
　　このせいでスリップしてクラッシュすることもしばしば。
　　たまに避けてくれたりもするので、必ずしもAIが悪いとは限りませんが・・・。

○全体的にGT5と変わらない。
　　コースは実在のコースを使っているので、変わり映えしなくても仕方ありません。
　　GT5になかったコースもありますし、天候によって条件が変わってくるのはいいことです。
　　しかし、グラフィックや、プレイした感じはGT5と大差ありません。
　　GT5と大きな変化を望んでいる方は少し残念に思うかも。

総評
自分はそこまで専門的な知識を持っていないので、たいしたことは書けません。
個人的にはプレイしていて不満こそ感じませんが、満足したとも言えません。
やはり、１レース４～６分かかるものを何度も繰り返して金を稼ぐのは億劫に感じます。

しかしレースゲームとしては相変わらず楽しいです。
上手いプレイができたとき、自分のリプレイを見るのが楽しいです。
他のレースゲームと違って奥が深いので、長く遊べるゲームだと思います。

良かった点
前作より横の動きやタイヤのスキール音がどこから鳴っているのか分かるようになった。
また、全体的に動作が軽くなった為、ゲーム自体のテンポが良くなった。

悪かった点
※現時点(Ver1.01)
フォトモードの動作がぎこちない。
車の外見的なカスタマイズが前作より制限がかかる場合がある。

総評
現状では未実装な部分も多く、今評価するのは時期尚早とも言えますが「正常進化」したGTな事は確かだと思います。
前作よりライトユーザー向けの作りなので、シリーズをプレイ済みの人には序盤が少し面倒かもしれません。