解放少女 SIN(PS3)のレビュー・評価・感想情報

閣僚が美少女という設定はおもしろく、政治色のあるストーリーも魅力的。バトルの演出は凝っていて、アニメを見ているかのような軽快なテンポで楽しめるのが◎。“ミスティクル・ダイブ”による物語分岐は、システムとして目新しく、ゲーム性も高いが、“クオリア”集めは作業的になりがち。

週刊ファミ通1304号より

魅力的なキャラクターたちが織り成す政治ドラマは、重厚でありつつも適度にユニークな場面が入り、緩急のついた構成で非常に遊びやすい。言葉の裏に隠されている感情“クオリア”の収集や、精神に侵入する“ミスティクル･ダイブ”は、世界観にマッチした分岐システムとして秀逸ですね。

週刊ファミ通1304号より

キーワードとなる“クオリア”を収集し、“ミスティクル・ダイブ”でその“クオリア”をたどって記憶を探っていくシステムはおもしろい。ただ、“クオリア”が含まれているメッセージを、つい送ってしまうこともしばしば。バックログからの巻き戻しや、オートセーブの機能が欲しかったな。

週刊ファミ通1304号より

ヒロインたちが閣僚兼パイロットという特殊な設定で、専門用語も少なくないけれど、意外と物語にスッと入り込める。相手の精神に入る“ミスティクル・ダイブ”では、キーワードをたどって真相に迫りながらも、本人の秘密を垣間見られる横道や、エンディングもあったりしておもしろい。

週刊ファミ通1304号より