クロスレビュー
デフォルメされたチビキャラたちが個性的でかわいらしい。バトルは、高速移動や演出の倍速再生が可能で、サクサク進められて遊びやすい。ギミックのあるマップでは、キャラの特性を活かした攻略が必要で、メリハリが効いています。初心者へのフォローもある親切設計なのもいいね。
週刊ファミ通1329号より
各キャラが個性的で、マップの仕掛けなどもあって、戦略を考えるのがおもしろい。演出がスキップ可能で、サクサク進行するのも○。ディスクメイクなどのおなじみの要素もあり、RPGシリーズのファンも遊びやすい。妹たちが登場しないのは寂しいが、新キャラの数が多いのはうれしい。
週刊ファミ通1329号より
新キャラが多数参戦し、プレイ中の印象はつねに華やか。一方で、ゲーム業界ネタはよりエグみを増しています(笑)。タクティカルバトルのバランスは基本的に硬派ながら、救済措置が過保護なまでに充実。コンフィグ項目も多岐にわたり、誰でも快適に遊べるよう配慮されている印象。
週刊ファミ通1329号より
シリーズ初のシミュレーションRPGで難度は低め。キャラの配置で発生する“リリィブースト”やマップ上のギミックなど、システムは多彩で、初心者でも十分に楽しめて○。ストーリー時の通常キャラも、バトル時のミニキャラもカワイイ。ミッションは、メインもサブもたっぷり。
週刊ファミ通1329号より
良かった点
シリーズ初のS・RPGで難易度ノーマルでプレイしましたが、
思った以上に難易度が高く、とはいえ思った以上に作りこまれていて驚きました。
プレイするまでは1キャラ強いキャラを用意してそいつを単身特攻させれば終わる程度のS・RPGだと思っていたので。
仲間と隣接して必殺技を使うことで威力UPと消費ポイントの軽減、そして超必殺技を使用するポイントを溜めることが出来、常に仲間と隣接して戦う配置を考える楽しみと、
多くの敵が範囲攻撃、しかも状態異常付を使って来るため、密集する危険との
駆け引きが面白いです。
キャラが2頭身になり、雑誌などで見る限りガッカリ感があったのですが
Vitaでプレイしていて全く問題なく、とても可愛い見た目でよかったです。
逆にモンスターの見た目はそのままで、
シリーズ恒例の使いまわしの敵でもサイズ差が有り新鮮でした。
今回追加された新キャラ18名はどれも可愛く、さすがつなこ先生のデザインだなと。
今後も登場するのか気になりますね、近作のみで終わらせるのはとても勿体無いです。
必殺技の演出もSKIPだけじゃなく、倍速仕様が追加されたので飛ばさなくても快適に楽しめました。
悪かった点
ストーリーと内容が微妙だったのと、
戦闘システムというかフィールドのつくりがストレスでした。
今回プレイヤーの分身となる男主人公が登場するのですが、
正直いらなかったなと…ノワールととても親密な関係になっていくのですが、
いらなかったなと…その姿も無い謎の男主人公の台詞が多いわりにボイス無しで会話の合間合間にボイス無しの台詞が流れるので間抜けな感じになっていました。
ストーリーもネプテューヌシリーズ恒例のゲーム業界パロディやギャグを楽しみにしていたのですが、今回は常時シリアスというか、
新キャラなのに新キャラの多くはすでに4女神達と知り合い設定で微妙でした。
このゲームをモチーフにしてるからプレステのノワールと仲が良いのは察しが付くでしょう?と いうのが4女神分用意されています。
流れもラストバトル直前まで仲間になる、離脱されるの繰り返しで、
落ち着きが無く、結局戦闘のほとんどは最初から居る4女神に頼る形に。
もともとそういう設計なのか新キャラの武器が3種類+DLC1種くらいしかなく、いっそ武器とか要らなかったんじゃないだろうかという気持ちに。
戦闘フィールドは序盤~中盤が大変で、とにかく床にトラップが配置されています。
移動中に踏むと移動のキャンセルが利かなくなりそのターン無駄になります。
しかも敵はトラップに引っかからない仕様で、こちらの攻撃にノックバックがある意味が良くわかりません…。
逆に後半になるとトラップが少なくなり難易度がやさしくなるのも良くわかりませんでしたw
良い点で密集して戦うことを書きましたが。
後半になりLvがあがり仲間が増えると、
その仲間と隣接することで必殺技のみで戦うようになり1~2発で敵を倒すゴリ押しゲーになって作業になることが多かったです。
アイテムメイキングやディスクシステムといった従来のシステムは面倒くさかったので不要だなぁと感じましたし。
宝箱を開けるためにキャラクターの属性を変更しなくてはいけない仕様はとても不満でした。
総評
シリーズ初の主役交代作品の第一弾として本編や外伝やリメイクと
ファンに間を空けずに作品を出すところは素晴しいです。
今後もブランやベールを主役にした外伝を造って欲しいですし。
本編もとても楽しみですが、今回の超女神信仰 ノワール 激神ブラックハートは
個人的に面白くなかったなーというのが本音です。
ドラクエをモチーフにしたキャラなんだら真正面にしか歩けねーだろとか
そういうギャグストーリーを用意してほしかったかなぁと。
悪い点に関して姿の無い男主人公が~と書きましたが。
そのキャラはノワールのことしか考えていないので
せっかく用意された18人の新キャラを平等に愛するキャラだったらまた違ったかもしれません。
個別EDが用意されているわけでもなく、
個別サブストーリーはありますが、とくに重要な話じゃないうえにボイス無しとガッカリでした。
次があるなら、いつものゆるいギャグを楽しみたいですね。
クロスレビュー