クロスレビュー
グラフィックやゲームシステムなど、非常に独創的でありながらも煩雑さはなく、しっかりと遊びやすく作られた秀作。映像と音楽が織り成す、切なくも温かいセンスはすばらしい。各種デザインのよさも目を引く。アクションパズルに近いゲーム性で、ひらめきの心地よさが味わえる作り。
週刊ファミ通1330号より
幻想的な雰囲気が魅力的で、音楽や文字の表示など、演出もすばらしく、世界観に入り込める。雨で姿が現れたり消えたりという独自の要素が、ギミックを解く際に活かされているのがおもしろい。一本道の展開ゆえ、何回もくり返し遊べる作りではないが、プレイ後の満足感は大きい。
週刊ファミ通1330号より
美しい音楽に癒されつつも、緊張感の波が押し寄せ、不思議な気分にさせられる。浮かび上がる小説のような文や、雨や水にまつわるアクションは新鮮。ただ、終盤は怪物のしつこさやパズル要素が少し単調に思えた。本編は短めなので、特典のほかに追加要素などもあればよかった。
週刊ファミ通1330号より
謎解きはちょうどいい塩梅の難度で、誰でも楽しめる。BGMにドビュッシーの『月の光』とは、美しすぎてズルいけど、SCEさんらしいアーティステックな演出の数々は、テロップのレイアウトにまで徹底され、感心。システムとの兼ね合いで、カメラの自由度が低いのはいただけない。
週刊ファミ通1330号より
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