クロスレビュー
グラフィックやゲームシステムなど、非常に独創的でありながらも煩雑さはなく、しっかりと遊びやすく作られた秀作。映像と音楽が織り成す、切なくも温かいセンスはすばらしい。各種デザインのよさも目を引く。アクションパズルに近いゲーム性で、ひらめきの心地よさが味わえる作り。
週刊ファミ通1330号より
幻想的な雰囲気が魅力的で、音楽や文字の表示など、演出もすばらしく、世界観に入り込める。雨で姿が現れたり消えたりという独自の要素が、ギミックを解く際に活かされているのがおもしろい。一本道の展開ゆえ、何回もくり返し遊べる作りではないが、プレイ後の満足感は大きい。
週刊ファミ通1330号より
美しい音楽に癒されつつも、緊張感の波が押し寄せ、不思議な気分にさせられる。浮かび上がる小説のような文や、雨や水にまつわるアクションは新鮮。ただ、終盤は怪物のしつこさやパズル要素が少し単調に思えた。本編は短めなので、特典のほかに追加要素などもあればよかった。
週刊ファミ通1330号より
謎解きはちょうどいい塩梅の難度で、誰でも楽しめる。BGMにドビュッシーの『月の光』とは、美しすぎてズルいけど、SCEさんらしいアーティステックな演出の数々は、テロップのレイアウトにまで徹底され、感心。システムとの兼ね合いで、カメラの自由度が低いのはいただけない。
週刊ファミ通1330号より
良かった点
発想が面白い。こちらも敵も隠れたり、完全に消えてしまっても足跡や泥などでどこにいるのか判断する。大変 面白いと思いました。
悪かった点
・
総評
【2018年1月27日】
世界観にハマり、一日でクリアしました。
BGMと雰囲気に引き込まれ、絵本のようなゲームをしている。ICOや影の塔に近いゲーム。操作性も簡単で、BGMとストーリーだけでもやって良かった作品です
良かった点
透明なキャラクターと雨によって浮かび上がるギミック、程よいアクションと謎解き要素が良いです
悪かった点
ボリュームが少ないです
総評
短い時間でさくっと遊ぶにはほど良い難易度のアクションアドベンチャーでした。
良かった点
・ナレーションテキスト
絵本のような、幻想的な雰囲気を壊さないように背景に溶け込ませて表示される。
タイトルの見せ方や、キャラクターの心情を的確に表現させるので、ここまで気を使ってるテキストは初めて見ました。
・『優しい』ホラーゲーム
謎の怪物に捕まったらゲームオーバー。
プレイ中は常に不安が付きまとい、怪物に追いかけられている間はプレイヤーである自分自身の心拍数が大変なことになります(笑)
それでもクリアーすると、心の中はじわっと優しい気持ちになりました。
・低価格と短いプレイ時間
プレイ時間が約3時間で、価格が1500円。
人によってはボリューム不足と感じるかもだが、最近のゲームがある程度プレイヤーの時間を拘束しなければ面白さが伝わらないというものがある。
その中でこのくらいのプレイ時間でクリアーの達成感を満足に与えてくれるのは貴重。ゲームをする時間がない!という人にもオススメしやすい。
あとこれ以上プレイ時間が長いと、怪物に追いかけられる緊張と不安で頭がおかしくなりそうですので、ちょうどいいです(笑)
悪かった点
・2週目機能はいらない
2週目にこの街の謎がそこかしこにあって取得出来るのですが、少し微妙。
それなら1週目から散りばめておいてプレイヤーに興味を持たせておくか、クリアー時にどこかで一度に見れればいいと思う。
進め方が何通りもあって、タイムアタックなど出来るならば何度もプレイしてもいいかもしれないけど、謎を集めるために2週目があるというのは正直微妙でした。
総評
姿が透明になった少年が、同じく透明の少女を助けるゲームです。
度々謎の怪物に襲われますが、その度に逃げて隠れてやり過ごす。
しかもただ逃げればいいのではなく、少女が怪物に襲われていたらこちらに注意を引きつけなければなりません!
怪物に襲われればゲームオーバー。
怖いのに、立ち向かわなければならない勇気……ぶっちゃけよくRPGにあるような『俺or私が立ち向かわないと、世界が滅んでしまうZE』とかいう展開よりも、rainの方がよっぽど勇気を奮い立たされます。
時間のない人でも毎日少しずつ進められるゲームですが、オススメのプレイ方法は雨の日の休日に、部屋の窓を叩く雨の音とゲームで流れる雨の音をBGMにプレイする方法です。
静かで切ない雰囲気を持つrain。
たった3時間ですが、ゲーマーにとっては『不思議な体験』が出来るオススメのゲームです。
良かった点
暗い街の中、降り続ける雨と透明の少年少女と謎の怪物が
空想的とはちょっと違う、それでいて現実離れした雰囲気が素晴らしいです
同社だけあってICOと非常に良く似たゲームなので
ICOが好きな人ならきっと気に入ると思います
怪物が通り道を塞いでいる所は、頭を使って通り抜けるのですが
一定時間が経つか、失敗を繰り返していると
任意でヒントを見る事ができるので詰まるということはまずないでしょう
怪物に追われるところは、出来なさそうでギリギリ出来る絶妙な猶予が
良い緊張感を生み出してくれます
それにせいぜい10秒も逃げればいいので、失敗もストレスになりません
ゲームオーバーになっても1ボタンで直前の安全な所からやり直せます
2週目要素として1週目にはでないアイテムを集めるのですが
取り逃してもチャプターごとにやり直せるので、集中的に探索できるのが嬉しい
1章につき3~5のチャプター構成になっていまして、好きな所からやり直せるので
「あ、見逃したかな」と思ったらさっと戻れるのもグッド
悪かった点
雨に触れていない時、少年少女の姿は視認できなくなります
救済措置として泥の水溜りがちゃんとあるので、さほど気になりませんが
チェックカーソルつけられるシステムがあったら人によっては良かったかもしれません
総評
足を進める度に文章が表示され紡がれていくスタイルは斬新でした
ゲームをしている感覚は程ほどで、絵本を読んでいる気分です
EDを迎えても謎はいくつか残りますが、2週目のアイテムで補足されますし
元より一夜の夢のように、はっきりしたものではないのかもしれません
ゲームとしてみれば内容は少なく、ゲーム性も低いものですが
なにをつけても蛇足にしかならない程に洗練されています
やりこむゲームでもがっつり頭を使うゲームでもありませんので
ゆったりのんびりプレイするゲームが欲しい時には最適です
なにより1500円と安いですからね
刺激を求める人には向きませんので注意です
クロスレビュー