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ファイナルファンタジーの名を冠してはいるが、
ファイナルファンタジーであるところはアイテムや魔法の名前で、
「タクティクスオウガ」の系譜と考えていただいた方がいいだろう。
ご存じない方は、箱庭的なマップにユニットを配置して敵軍を倒す、
つまりは将棋やチェスのようなボードゲームが
電子化、複雑化したものと考えていただければいいのでは。
主人公ラムザは貴族の子で、一般階級の友人ディリータと共に
反対勢力に対する戦いの地に赴くことになる。
しかし、この階級の差がこの2人に奇妙な運命をもたらしていく…
というストーリー。さらに、ファンタジーらしく「魔物」などが絡み、
さらに話は複雑化していく。
様々な思惑が複雑に絡み合う様相は時に把握が難しくなるが、
全体として感慨深い、良質のストーリーであると思う。
演出面として、魔法や技などの演出、カメラワーク、
また音楽など場を盛り上げる仕掛けが全体的に良質。
3種類あるオープニングデモも良作。
全体的に、長いゲームプレイを苦にさせない仕組みがある。
また探索など本編と関係ない要素も創りこまれており、
壮大なボリュームを持っている。
味方は重要キャラクターといえど死んでしまうと復活しないのが
基本システムとなっているため、重要キャラクターが味方として
加わった際に、すぐにストーリーからは離脱してしまう形になるのが
残念な部分ではある。また、作業化しがちなレベルアップも大変な部分。
全体的に見れば非常に良作であり、お勧めできる。
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