FPSとパズル的な要素の組み合わせがお見事! ポータルや仕掛けを利用して出口を目指す方法を、ステージを進めながら段階的に学べるのが親切。試行錯誤しながらクリアーできるゲームバランスも絶妙です。ゲームに慣れてきたところで新しい展開を迎えるシナリオもおもしろい。
週刊ファミ通1171号より
壁や天井などにふたつのポータルを開けて移動したり、ジャンプするなどのシンプルな操作ながら、奥深い理詰めのパズルが楽しめる。協力プレイではお互いのポータルを利用したり、タイミングを合わせて仕掛けを操作することが多いので、難度は少し高め。だけど、やり甲斐はある。
週刊ファミ通1171号より
派手さはないが、アクションパズルゲームとしてのデキは秀逸。徐々に仕掛けが増えていくゲームバランスも絶妙。雰囲気や声優による演出なども、うまくゲームに引き込んでくれる。協力プレイは仕掛けが複雑になって難度も高めだが、シングルモードとは違った楽しみが味わえます。
週刊ファミ通1171号より
ふたつの異なる場所に穴を開けて空間をつなげ、ゴールを目指すシステムが秀逸。新鮮な感覚のパズルは解くのに夢中になれる。また、解法を発見したときの快感も大きい。マルチプレイも解き甲斐があって○。ただ、パズルの要素が薄い場面で行き詰まると、もどかしく感じることも。
週刊ファミ通1171号より
良かった点
○ポータルガンを使った斬新なパズルアクション
前作からプレイしている人には馴染み深い、ポータルガンを使ったパズル。
2つの穴を行き来して謎を解いて行くのだが、広い視野で考えないと割と難しい。
かといってクリアできないほどでもなく、バランスの良い難易度だと思う。
○独特な世界観が織り成すストーリー
ストーリーは前作から続いており、前作をプレイしていないと面白みは半減するかも。
PORTALの舞台であるアパチャーサイエンス研究所の謎も紐解かれていくストーリーは、パズル関係無しにのめり込んでしまう。
ボリュームも、前作より増しておりプレイ時間は前作の倍以上になるかも。
○個性的なキャラクター
主人公以外全てのキャラクターが人工知能搭載のロボット。
音声だけで人間の声が聞こえるところもあるが、自分以外の人間と接触することはない。
しかしそのAIロボットも、まるで人間のような言動をするので面白い。
結構細かくセリフが用意されているので、色んな会話を聞けるのが楽しい。
○細部まで作りこまれたギミック
ポータルガンの光や発射時のギミック、各ステージも色んなところが動いたりするので、まずは色々眺めたりするのも楽しい。
前作にも、過去の被験者が作った小部屋などがあったが、今回も様々な要素が盛り込まれているので是非探して欲しい。
○協力プレイが楽しい
2人で協力プレイすることができ、テスト用ロボットを操作してステージをクリアしていく。
チームワークが要求されるので、できればフレンドとプレイしてほしいが、知らない人とプレイしても楽しめると思う。
シングルには無かったような謎解きもあるので、シングルクリア後でも充分に楽しめる。
悪かった点
○ポータルを開ける場所が分からなくなった
前作は、ポータルを開ける場所は画面真ん中のクロスヘアに色が付いて分かったのだが
2だとそれが無く、慣れるまでは識別に困るかもしれない。
しかし一見して開ける場所と開けない場所は大体分かると思うので、あまり問題ではないかも。
総評
個人的にストーリーはとても気に入って、お気に入りのゲームの1つになった。
前作同様エンディング曲も良く、最後にほのぼのとさせてくれるのが嬉しい。
キャラは皆ロボットなのに、AIが高性能なのか妙に人間らしく、愛嬌が沸いてしまう。
クリアしたあとはなんだか寂しくなった。
まだこのシリーズをプレイしたことが無い方は、是非1からのプレイを勧めたい。