総評
とにかく色んな意味で思い出深いソフトです。
期間を99年設定でクリアすれば真のエンディングが見れるということで
小学生の頃、弟、CPU、私の3人で長きにわたってプレイ。
弟はもちろん年下なので永遠にキングボンビーが付きまとっていて
自己破産してもおかしくないくらいの莫大な借金を背負ってしまい、
途中で放り出しそうになる時期もあったけど
それでも98年が経過してくると全員興奮冷めやらぬカウントダウンが始まったあたりに漫画の様に事件は起こりました。
お母さんが「いつまでゲームしてるの」というちょっと怒ったテンションで掃除機をかけに来ました。
掃除機の吸い込み口が本体に当たってしまい「プンッ」という音を立てて
ブラウン管の画面は真っ暗になったとともに、再起動した時には
俺たちの99年への軌跡は何一つなかったことになっていました。
私は枕で涙を流す日々が数日続いたのですが、お母さんは
「何よ、またやればいいじゃない」というアンタ、何もわかっていないよ・・・!
というような慰めの言葉がより悔しさを募らせる結果となってしまいました。
それでも、あきらめきれずになんとか立ち上がり
もう一度99年をプレイして、ついに達成させることができたその時の嬉しさは
なんとなく覚えています。
桃鉄の新しいソフトが発売しているのを見かけるたびに
この思い出がいつも鮮明に蘇ります。
大人になった今でも、もしくは私たち兄弟がおじいちゃんおばあちゃんになっても
また弟と99年設定で
その時の一いっちばん新しいハードで、CPUも入れて、プレイできたりするかな?
私にとってはそんな思い出深いステキなソフトでした。
ていうか今、価格見たら 9500円て。
高っ!笑