クロスレビュー

平均

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9.0
大人気アクションゲーム『スーパーマリオランド』の第2弾。6つの金貨を集めてマリオの城の封印をとき、そのなかにいる悪人ワリオを倒すのだ。
発売日
1992年10月21日
価格
3900円 [税抜]
対応機種
ゲームボーイ
ジャンル
アクション
メーカー
任天堂
詳細を見る

スーパーマリオランド2 6つの金貨(ゲームボーイ)のレビュー・評価・感想情報

ハイルナー
ゲームボーイ 2012-11-03 13:33:27投稿
9

・ボクが「サラサ・ランド」に宇宙怪人「タタンガ」退治に行っているあいだに、マリオ城が悪いやつに占領されてしまった!マリオランドの住人も魔法をかけられて、手下にされているんだ。
そいつは、「ワリオ」とゆう名前で、ボクの姿をマネした悪いやつだ。いつもマリオ城をのっとろうと、ねらっていたんだ。
ワリオはマリオ城の「6つの金貨」をマリオランドのあっちこっちにばらまいて、手下たちにみはらせている。この金貨がないと、マリオのいるマリオ城には入れない。「6つの金貨」をあつめ、マリオ城にいるワリオをやっつけてみんなを助けなくちゃ!(Nintendo公式ソフトページより引用)

「スーパーマリオランド」シリーズの第二作目となる横スクロールアクションゲーム。
ストーリーは悪者ワリオにマリオ城乗っ取られてしまったマリオが、マリオ城を取り返すべく6つのゾーンに隠された6つの金貨を集め、ワリオ打倒に向かう……というもの。ストーリー上はスーパーマリオランドの続き、という事になっているが、前作と比べて異なる点がいくつかある。
先ず一つ目に、初作ではステージをクリアしたら次のステージへ、次のステージをクリアしたらその次のステージへと強制的に進んでいくステージ構成だったのに対し、今作では最初の練習ステージをクリアすると大マップに移動し、6つあるワールド(ゾーン)のどれでも好きな場所に移動することが出来、好きなゾーンから始めることが出来る。勿論途中でゾーンから出て別のゾーンに挑戦することも可能と、自分の好きなようにアクションをこなしていくことが出来るため、「このステージがどうしてもクリアできなくて投げてしまう」ということが格段に少なくなった。次に、マリオの能力の変化し、バウンドボールからファイアーボールに戻され、その他にもバニーマリオという少しずつ降下していきながらホバリング(浮遊移動)出来る能力をもったマリオが追加され、どうしてもクリアできない、と言う場合にかなり有効な能力として非常に助かる能力が追加されている。そしてなにより、バッテリーバックアップによるセーブが可能になり、ステージをクリアするごとに自動でセーブされるため、好きな時にやめることが出来るようになり、前作より格段にボリュームを増やし且つ、前作よりも遊びやすくなっている。

またグラフィックが、前作と比べて飛躍的に進化している。
スーパーファミコンのロンチタイトル・「スーパーマリオワールド」をゲームボーイに移植したような感じ……と言ったらいいいだろうか。前作のマリオが10*10程度のドットのちゃちなマリオであったのに対して、大きさが倍ほどになっており非常に「マリオらしく」なっている。敵のクリボーやノコノコも大きくそれらしくなっていて、マリオの世界観をよく再現できている。背景やワールドマップも、前作同様に異色の世界観を上手く描いていて、雰囲気がある。

ゲームの難易度は前作より若干上がっている。複雑な動きを見せるボスは、初見で勝つのはかなり難しい。ステージも単純な横スクロールではなく、動く床などに乗りながら上に上がっていくステージや、迷路状に入り組んだ水中ステージを進んでいくステージなど多彩。そして、最終ボスステージの難易度は極めて高い。途中セーブ地点が無いほか、落ちると即死の狭い足場を進んでいく必要が在ったり、罠を踏むと避けるのが極めて困難な障害物が出現するなど、アクション初心者はかなり苦戦するだろうと思われる。

操作性は前作よりはよくなっているが、それでもまだ動作感覚がもっさりとしていて、最初は水中を歩いているような感覚で、敵を踏みつけるのさえままならない。また、ダッシュジャンプで高く、或いは長い距離を飛ぼうとする際は、ある程度の助走をしなければいけないため、必然的に狭い足場やを連続して進んでいく場合は連続ジャンプを強制されることになる。操作性については依然として難がある。

他に悪い点を挙げるとすれば、処理落ちだろうか。前作では殆ど起らなかった処理落ちが、今作では頻繁に起こるようになっている。フリーズだとかの致命的な処理落ちはないが、敵の多いステージや、ギミックの多いステージや、遠距離攻撃や複雑な攻撃を仕掛けてくる敵(例:タタンガ)などは必ずと言っていいほど処理落ちで動きが鈍くカクカクしてしまう。
前作から大きくボリュームアップし、ステージのギミックも増えたからには仕方ないことでもあるし、この処理落ちはこれに限らず他のゲームボーイソフト(主としてアクション)にはよくある事なので、これのみが処理落ちがひどいわけではないということは、ゲームボーイ初期をよく知らない人がこれからプレイする場合は、事前に知っておいてもらいところ。


総評としては、90点と言うところ。
前作と比べてボリューム・グラフィックが格段に良くなったほか、セーブ保存によりより気軽にプレイ可能になったのが非常に良かった。
が、操作感はまだまだ悪く、前作はなかった処理落ちを作ってしまったのが残念なところ。それでもゲームボーイのアクションゲームとしてはかなり完成度が高く、画面が白黒な事を除けば、今でも十分楽しむことが出来る。
前作スーパーマリオランド同様、3DSVCでも配信されているため、今から遊ぶ際はそちらで購入するのが良いだろう。同価格でもこちらのほうが断然ボリュームがあるため、ゲームボーイのマリオを遊びたい、と言う場合には、こちらを勧めたい。

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9.0
大人気アクションゲーム『スーパーマリオランド』の第2弾。6つの金貨を集めてマリオの城の封印をとき、そのなかにいる悪人ワリオを倒すのだ。
発売日
1992年10月21日
価格
3900円 [税抜]
対応機種
ゲームボーイ
ジャンル
アクション
メーカー
任天堂
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