クロスレビュー
帝国華撃団花組の隊長大神一郎となって、隊員(二人増えました)である少女たちとアドベンチャーパートで仲良くなったり、シミュレーションパートで彼女たちを率いて悪と戦ったりします。
サクラ大戦では毎回新しいLIPSが登場しますが、2で初出のタイミングLIPSは、個人的に他のLIPSは必要ないと思うほどの発明です。
LIPSは選択肢に制限時間を設けることで、選択に緊張感を持たせ、時間切れによって「答えない」という選択も可能にしたシステムで、タイミングLIPSはその制限時間をさらに前後半に分けます。
制限時間の前半と後半で選択肢が変更になったり、増減したり、同じ選択肢を選んでも意味合いが変わるために、急いで答えるべきか、落ち着いて選択すべきか、大神に感情移入して悩む楽しみが増しています。
シリーズ中最も難易度が高い戦闘は、キャラクター同士の掛け合いが楽しい協力攻撃や、味方ユニットのパラメーターを極端に攻撃重視、防御重視、移動力重視に変更できる隊長命令などに彩られます。
アニメーションムービーは、オープニングこそ3に劣りますが、今見ても十二分にかっこいいですし、全体の質はシリーズで最も安定していると思います。
二人の新キャラクターも、旧キャラクターに引けをとっていませんし、正しくパワーアップした続編になっています。
挿入歌「奇跡の鐘」はシリーズ全曲中(つまり全ゲームソング中)、オープニング主題歌「檄!帝国華撃団(改)」は全ゲキテイ中、最好です。
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