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連載バックナンバー
ゲーム人生回顧録 - 乱舞吉田
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第8回 ナムコ黄金時代(前編)
第7回 『ゼビウス』(後編)
第6回 『ゼビウス』(中編)
第5回 『ゼビウス』(前編)
第4回 『マッピー』と"ベーマガ"
第3回 駄菓子屋からゲームセンターへ
第2回 駄菓子屋のゲーム
第1回 エレメカ

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第9回 ナムコ黄金時代(中編)
ゲーム人生回顧録 - 乱舞吉田

 前回に続き、今回も"ナムコ黄金時代"の話について書きますね。僕は、駄菓子屋で数々のナムコのゲームを体験し、『ディグダグ』、『マッピー』、『ゼビウス』で完全にナムコのゲームに魅了されました。で、『ゼビウス』のつぎに僕がハマったナムコのゲームが、『リブルラブル』だったのです。

 

 『リブルラブル』というゲームは、個性派揃いのナムコゲームの中でも、ひときわ異彩を放つ個性派ゲームだと言えるでしょう。ゲームのルールからして個性的だし、そのうえ操作方法もちょっと変わっていたので、ハマった人はとことん夢中になり、そうでない人はすぐにほかのゲームへと移っていったみたいです。僕は、ハマリました。かわいいキャラクター、『マッピー』以上に軽快なBGM、そして奥深いゲーム性などは、しっかりと"ナムコ"していましたから。なので、ナムコファンはこぞってプレイしていましたね。僕も「ナムコのゲームだから、おもしろいに違いない」ってな思い込みでプレイし、ひたすら遊びました。結果は……、やっぱりおもしろかったわけです(笑)。

 

 『リブルラブル』で特徴的なのが操作性。ボタンは使いません。その代わりにレバーを2本使用しました。これはニチブツの『クレイジークライマー』、データイーストの『空手道』以来になるのかな? プレイヤーは2本のレバーを使って魔法の道具"リブル"と"ラブル"を操作します。左レバーがリブルに、右レバーがラブルに対応していて、プレイヤーはふたつのキャラクターを同時に操作するのです。このリブルとラブルの操作に慣れるのには、けっこう時間がかかりましたね。とくに、リブルとラブルの位置が左右が逆になったときは、頭で考えているとおりにはなかなか動かせなくて。自分の操作ミスで左右逆になることもあったんですが、たいていは"チェンジャー"という、触れられると強制的にリブルとラブルの位置が入れ変わっちゃう敵キャラクターによって、左右逆にさせられていました。左が右で、右が左で……。このパニック感は、『リブルラブル』の体験者だけにしかわからないかもしれませんね。

 

 リブルとラブルは、ラインでつながっていました。そして画面内にある杭にラインを引っかけて、"輪っか"を作ることができました。この輪っかで地面を囲むことを『リブルラブル』では"バシシ"と呼びます。このゲームの目的は、バシシをくり返して、画面内にいる動くキノコの"マシュリン"をすべて囲む(全滅させる)ことです。ルールは至ってシンプルでした。けれども、ナムコのゲームの例に漏れず、『リブルラブル』も非常に奥が深いゲームだったんですね。バシシの方法だけでも、さまざまなバリエーションや上級テクニックがありました。このゲームでは、各ラウンドに宝箱がひとつ、画面内のどこかに隠されていました。バシシした中に宝箱があると、地面が点滅して知らせてくれるのです。そこで、まず画面の半分をバシシします。2分の1の確率で光るわけです。光った場合は、さらに地面の面積の半分ずつをバシシしていき、宝箱のありそうな場所を絞っていくのです。で、見事宝箱のある場所をバシシすると、宝箱が出現! その中から6匹の妖精"トプカプ"が飛び出すのです。このトプカプを6匹バシシすると"奇跡"が起こり、スペシャルステージへ行くことができました。このゲームでは、ラウンドをたくさんクリアーするよりも、奇跡を何回起こしたかが重要でした。でも、ふつうにバシシすると、放射状に逃げるトプカプを一度に捕まえるのは困難です。たいていは、1〜2匹に逃げられてしまいます。そこで杭をうまく使って、あらかじめリブルとラブルのラインを"S字"になるように仕込んでおく上級テクニックを使うのです。なぜS字がいいかというと、ふつうに丸くバシシした場合は、バシシした直後にリブルとラブルの距離が短くなります。なので、すべてのトプカプを囲むには、グルッと大きく回り込むようにリブルとラブルを移動させなければなりません。ですが、ラインでS字を作ってバシシすると、宝箱を少し囲むようにして糸が残るのでトプカプを一網打尽にしやすいのです。でも、せっかく苦労して仕組んだラインを、"シェアー"というハサミのような敵に切られててしまうことが多々ありました。コイツは、かなりイヤ〜ンな敵です。でも、このシェアーも前述のチェンジャーと同様に、使いかたによってはプレイヤーの役に立ちました。リブルとラブルが左右逆になってしまったときには、わざとコイツにラインを切ってもらってもとに戻るというテクニックがあったんですね。このへんが、ナムコっぽいというか、奥深いところでした。

 

 『リブルラブル』を語るうえでハズせないのが、"バシシマーカー"でしょう。これは、ナムコ直営店を始め、各地のゲームセンターで配られたシートです。切り抜くと、6つの丸いコイン状の厚紙になりました。で、このバシシマーカーをどのように使ったかというと、ボーナスステージでは画面に一瞬だけ、6つの宝箱の位置が表示されるんですね。そのあとプレイヤーは、さっき表示された宝箱の記憶を頼りに、一定時間でできるだけたくさんの宝箱をバシシできるようにガンバルわけです。だけど人間の記憶って意外と曖昧なところがあるので、最後の1〜2個になると「あれ、たしかこのへんだったのに宝箱出ないなぁ……」とあたふたしてしまい時間切れになってしまう……ということが多かったんですよ。さて突然ですが、ここからしばらく会話調でお伝えします。「そんなときでもバシシマーカーがあれば安心だぞ! ほら、画面に宝箱の位置が表示されただろう?」、「あら、本当だわ」、「さあ、この瞬間にバシシマーカーを宝箱の上に置くんだ。このように、す速くね」、「あ、宝箱が消えちゃったわ」。「大丈夫、大丈夫。このバシシマーカーさえあれば、慌てなくてもイイんだよ」、「どうして?」、「ほらごらん。宝箱が消えても、バシシマーカーが宝箱のありかを教えてくれるんだ」、「あぁ、スゴイわ! これなら物忘れが激しい私でも安心ね」、「だろう? あとはバシシマーカーの位置をバシシしていくだけでいいんだ。このように簡単に、すべての宝箱を取ることができるんだよ」、「うそ〜! 信じられな〜い」。……とまぁ、後半は深夜テレビの通信販売風のノリでお伝えしましたが、ただのコイン状の6つ厚紙が、このゲームではものすごく役に立っていたのです。ナムコもそのことをわかっていて、ゲームセンターでバシシマーカーを配布していたんですね。友だちといっしょにゲームセンターで遊んでいたときは、ボーナスステージになると、みんなで協力して手分けしてバシシマーカーを置いたりしましたっけ。バシシマーカーを持ってくるのを忘れたときや、持っていなかった人などは、バシシマーカーの代わりに1円玉や10円玉で代用していましたね。このように、『リブルラブル』は当時のゲームセンターに、一種独特の光景を生み出していました。

 

 操作性もバシシマーカーも『リブルラブル』の特徴のひとつですが、このゲームでもっとも優れていた点といえば、やっぱりBGMでしょう。とにかくノリのいい軽快なリズムで、この時期ゲームセンターに通っていたならば、このゲームを遊んだことがなくても『リブルラブル』の曲はなぜか知っている、なんて人も多いんじゃないでしょうか。本当に中毒性が高いというか、一度覚えたら一生忘れないような、インパクトのある名曲揃いでしたから。テレビ番組(とくにバラエティー系)のBGMとしても、よく使われていましたし。"ラジアメ"でもけっこうアピールしてました……って、ラジアメって言ってもわからない人が多いですよね(笑)。ラジアメは、当時ナムコがスポンサーをしていたラジオ番組、"大橋照子のラジオはアメリカン"のことです。この番組内で、『リブルラブル』のBGMに歌詞を付けた曲がよく流されていました。「リブルとラブルで囲〜も〜う、見〜つけて、バ、シ、シ♪」ってな感じでしたっけ。また『リブルラブル』は『ディグダグ』と同様に、ナムコの直営店で"BASHISHIBOOK"という豆本が配られていました……が、僕はこの豆本が配られるタイミングを逃してしまい、手に入れることができませんでした。なので、僕は運よく入手できた友だちに見せてもらっていましたね。

 

 『リブルラブル』に続いて僕がハマったナムコゲームは、『ドルアーガの塔』……なのですが、『リブルラブル』のことを書いていたら、もうこんなに文章が長くなっているではないですか! 今回は、『リブルラブル』と『ドルアーガの塔』のことを書いて、"ナムコ黄金時代(後編)"として完結しようと思っていたんですけれど……。やっぱり思い入れが深いゲームのひとつだったんですね、『リブルラブル』は。書いているうちについつい長くなっちゃいました。『ドルアーガの塔』についても同じくらい長くなりそうなので、それについては次回で書きたいと思います。なので今回は、"ナムコ黄金時代(中編)"ってことで。

 


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