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ゲーム人生回顧録 - 乱舞吉田
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第4回 『マッピー』と"ベーマガ"
第3回 駄菓子屋からゲームセンターへ
第2回 駄菓子屋のゲーム
第1回 エレメカ

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第5回 『ゼビウス』(前編)
ゲーム人生回顧録 - 乱舞吉田

 "ベーマガ(マイコンBASICマガジン)"の別冊付録"マイコンスーパーソフトマガジン"との出会いによって、『マッピー』というゲームの奥深さに感動した僕は、さらに加速をつけてゲームというモノに魅了されていきました。今回からは、その様子について書いてみたいと思います。取り上げるゲームは、あの『ゼビウス』!! 1983年にナムコから発売され、8方向レバーで自機"ソルバルウ"を操作し、ふたつのボタンで空中用の"ザッパー"と地上用の"ブラスター"を撃ち分ける、縦スクロールのシューティングゲームです。『ゼビウス』以前にも、『スクランブル』などのシューティングゲームはあったけれど、僕は『ゼビウス』でシューティングゲームの基本を学びました。


 『ゼビウス』は、僕と同年代の人の多くがそうであるように、僕のゲーム人生の中でも非常に思い出深いゲームのひとつです。なので、『ゼビウス』については書きたいことが山ほどあります! でもマジメに書くと余裕で本1冊ぶんの大ボリュームになっちゃうし、すでに『ゼビウス』については多くの方々がさまざまなメディアで語っていたり、まとめていたりするので、ここでは"僕にとっての『ゼビウス』"という部分に絞って書いていきます。『ゼビウス』は本当に、ゲーム業界にとって功績の大きかったタイトルだからね。ゲーム音楽が始めてレコードになったのも『ゼビウス』がきっかけだったし。しかも、YMOの細野晴臣監修で。ゲームの攻略ビデオが初めて発売されたのも、『ゼビウス』だったんだよね。とか、書いてるうちにもドンドン長くなりそうだから。ここらで本題に入りましょう(笑)。


 僕が『ゼビウス』を初めてプレイしたのは、ナムコから発売されたばかりの1983年3月(さすがに日にちは記憶していませんが……)。場所は、よく通っていた1プレイ50円のゲームセンターではなく、駅前のゲームセンター。そこは1プレイ100円なんだけれども、新作が早く入荷するので、定期的にチェックを入れていたんですね。そこで『ゼビウス』と初対面。もう、画面を見たときから驚かされました。当時のほかのゲームは、赤、青、黄、緑、白、黒などの原色をフルに使ったゲームが主流。基盤の種類によって画面で使える色数に制限があったので、わかりやすい原色を使いまくった、賑やかでハデな色彩のゲームばかりだったんですね。そんな中で『ゼビウス』は、シルバーのグラデーション(黒から何段階かの灰色を経て白に至る)を駆使して、金属の質感を見事に再現していたのです。いわゆる「リアル!」って感じ。で、色使いだけがスゴかったのではなく、登場する敵キャラクターのデザイン、移動パターン、アニメーション、そのどれもがかつてないくらいリアルだった。「何だこのゲーム、スゲぇ〜な!」と、インパクト大でしたね。でも、1プレイ100円。いつもなら、100円のゲームセンターでは新作をチェックするだけで、プレイはしません。当時学生だった僕には、100円玉を積み上げて連コインするサラリーマンのような財力は当然のことながらなかったので、新作ゲームはサラリーマンのプレイを後ろから覗いて見ているだけでした。だいたいの新作ゲームは、1〜2週間すると行きつけの50円のゲームセンターに入荷されたので、僕は50円になってから本格的に遊びまくることにしていたのです。でも「このゲームはいますぐ遊んでみたい!」と思わせる魅力を秘めていたんですね。

 

 ポケットから100円玉を取り出し、握り締めます。ついに、しばらくのあいだ『ゼビウス』をプレイしていたサラリーマンが、ゲームオーバーになって席を立ちました。僕は、意を決っして、プレイ席に座ります。知り合いばかりの50円のゲームセンターとは違う、なんとも言えない緊張感が100円のゲームセンターにはありました。そんな不思議な緊張感を感じながら、100円を投入。モニターには『XEVIOUS』のロゴが表示されました。「読めねぇ……」。そう、まだこのときはタイトルを知らなかったのだ(笑)。「ま、いいや。とにかく1回挑戦!」と、スタートボタンを押します。♪チャ〜ッチャ、チャラララッチャ、チャッチャラッチャ〜、チャラ〜ラ、チャ〜ッチャ、チャラララッチャ、チャッチャラッチャ〜、ピロロロ、ピロロロ、ピロロロ……。あの有名なBGMが流れます(いま、携帯の着信音に入れている人もけっこう多いのでは?)。で、「最初は円盤(正式名称はトーロイド。でも当時はまだ知らない)が来るんだろ。で、つぎが弾を撃って逃げるヤツ(タルケン)」。サラリーマンのプレイを何度か見ていたので、スタート直後の敵の出現パターンは、すでに頭の中。でも、空中の敵はいいんだけれど、地上の敵がうまく破壊できない。というか空中戦のみで戦ってしまっている自分。思い出したかのように、ときおり地上物へ標的を合わせようとするが、慣れていないのでなかなかうまくいかない。そんな感じで、空中戦メインでゲームを進めていきました。途中(エリア2後半)地面から弾をたくさん撃ってくるヤツ(デロータ)で自機を失いながら、海辺のエリアへ。出ました、クルクル回転する板(バキュラ)。「コイツは壊せないから、ぶつからないようにするんだったよな」と、サラリーマンのプレイを思い出して避けたら……キリモミ特攻してきた敵(ジアラ)に激突してゲームオーバー! 「ちぇ、サラリーマンが行ったところ(アンドアジェネシス)までは、行きたかったな……。でも、このゲーム、オモシロイ!!」。これが、記念すべき、僕の『ゼビウス』初プレイでした。当日は、このあとしばらくほかのサラリーマンの『ゼビウス』のプレイを見て、それから家に帰りました。


 家に帰る途中、チャリンコのペダルをこぎながら思いました。「早くあのゲーム、50円のゲームセンターに入らないかな?」。だけど、だけど、1週間経っても2週間経っても、『ゼビウス』は50円のゲームセンターには入荷されませんでした。遊びたい。でも1回100円は……。そんなジレンマの中、無情にも時は過ぎていきます。それから1ヵ月くらい経ったころ、ついに我が行きつけのゲームセンターに『ゼビウス』が入荷されました。が、なんと1プレイ100円。ガーン!! ほかのゲームは全部1プレイ50円なのに、なぜか『ゼビウス』だけ1プレイ100円なのです。「これじゃ、駅前のゲームセンターと同じじゃんか!」。もう、大ショックでした。店長に聞いたわけではないので、いまとなってはその理由についてはわかりませんが、たぶん筐体自体の値段が当時のほかのゲームより高かったのと、それでも人気が高いのでなかなか値段が下がらなかった……というっことだったのではないでしょうか。まぁ、その後しばらくして、行きつけの50円のゲームセンターで『ゼビウス』のプレイ料金が変更され、50円で遊べるようになるのですが、僕はそのときには、もうほかのゲームに夢中になっていました。

 

 このようにして、僕はいったん『ゼビウス』熱から冷めてしまうのですが、そのあとでふたたび『ゼビウス』に夢中になるんですね。それについては、次回にて。

 


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