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【見習い記者の取材日記】
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第25回 2003年1月〜3月のソフトとハードの売れ行きを徹底検証!
【見習い記者の取材日記】

●ゲーム業界をここ3ヵ月間のハードとソフトの動きで見てみます

 

 こんにちは。新人記者Iです。先日、エンターブレインの社員総会なる厳粛なイベントがありました。ここで女性の新入社員が自己紹介したんですよ。すると僕の隣に座っていた上司と先輩が、「ひと目ボレしたろ?」とか「告っちゃえよ!」と、まるで中学生のような発言! いい歳して何を言ってるんですか! だいたい僕は目が悪いから遠いステージ上の人の顔なんて見えませんし、新入社員の女の子にいきなり告ったりもしません! さらに上司と先輩は、僕がその新人社員にひと目ボレしたというでっちあげ情報をいろんな人に言いふらす暴挙に。しかも社員総会で居眠りしていたことが、なぜか上司の上司にまでバレていたことが判明。本当にさんざんでしたよ。でも、ちょっぴり新入社員の女の子は気になりますが。という意味のない前振りはここまでにしておいて、今週のコラムは、今年1月〜3月のゲーム業界がどれだけ盛り上がったのかを週刊ファミ通調べのデータをもとに検証。ハードとソフトの販売数を見ていきたいと思います。この期間にもっとも売れたハードとソフトはなんだったのか? みなさんぜひご覧ください。

 

●ソフトシェアの変動は?

 

 まずは1月初週から3月最終週までのハード別ソフトシェアを調べてみました。下の表を見てソフトシェアの変動をご覧ください。

 

2003年1月〜3月のハード別ソフト販売シェア

機種

1月1週

1月2週

1月3週

1月4週

2月1週

2月2週

2月3週

2月4週

3月1週

3月2週

3月3週

3月4週

PS

1.0

0.0

0.0

2.0

1.7

1.0

0.0

0.0

0.4

0.0

0.0

4.3

PS2

44.8

52.6

51.3

44.2

68.6

67.0

68.1

68.1

90.4

75.9

89.7

61.1

DC

0.0

0.0

0.0

0.0

1.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.5

0.0

Xbox

0.0

0.0

3.1

16.1

14.0

1.7

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

GC

14.4

10.8

9.7

5.9

2.7

11.1

2.5

2.5

2.3

5.9

0.8

1.6

GB

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

GBA

39.8

36.6

35.9

31.8

12.0

19.2

29.4

29.4

6.9

18.2

8.7

33.0

WS

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.0

0.3

0.0

※PSoneはプレイステーション、PS2はプレイステーション2、GCはニンテンドーゲームキューブ、GBはゲームボーイカラー、GBAはゲームボーイアドバンス、GBASPはゲームボーイアドバンスSP、WSはワンダースワンを表しています

 

 このように、ソフトシェアではプレイステーション2が平均的に大きなシェアを獲得しています。毎週のように人気のタイトルがリリースされたことが大きな要因ですね。これに続くのがゲームボーイアドバンス。この両ハードが2003年のゲーム業界を牽引しているという状況なんですね。では、全ハード合計の週ごとのソフト総販売本数はどう推移したのでしょうか? 下の表をご覧ください。

 

2003年1月〜3月のソフト総販売本数

集計週

総販売本数

週別販売本数トップ1ソフト

1月1週

318万342本

ポケットモンスター ルビー・サファイア
(79万4445本) 

1月2週

59万1685本

ポケットモンスター ルビー・サファイア
(12万6398本) 

1月3週

42万8608本

ポケットモンスター ルビー・サファイア
(10万5173本) 

1月4週

59万8351本

アーマード・コア3 サイレントライン
(10万3229本)

2月1週

76万7978本

デビル メイ クライ2
(30万9279本) 

2月2週

42万7387本

デビル メイ クライ2
(54930本) 

2月3週

117万4846本

ドラゴンボールZ
(33万6389本) 

2月4週

66万8496本

真・女神転生III-ノクターン
(15万1203本) 

3月1週

174万7848本

真・三國無双3
(72万3127本) 

3月2週

60万697本

真・三國無双3
(14万8739本) 

3月3週

195万3757本

ファイナルファンタジーX-2
(147万2914本) 

3月4週

85万8614本

ファイナルファンタジーX-2
(18万1798本) 

 

 1月1週目は、お年玉効果でトータル300万本以上のソフトが売れました。また、100万本以上売れている週には、プレイステーション2用ソフト『真・三國無双3』や『ファイナルファンタジーX-2』などの大作ソフトが発売されていますね。

 

ユウナとリュックくん

無双3

▲『ファイナルファンタジーX』の後日談をつづった続編。ドレスをチェンジすることでキャラクターの能力が変化する。

▲シリーズを重ねるごとに人気を不動のもにする『真・三國無双3』。


 

●2003年1月〜3月のソフト販売本数トップ10は?

 

 この3ヵ月間だけでかなり多くのソフトが販売された2003年のソフト市場。ではでは、その中で人気があったのはどのソフトなのでしょうか? ここでは販売本数上位10タイトルをランキングにしてみましたよ。

 

2003年1月〜3月ソフト販売本数トップ10

順位

機種

タイトル

メーカー

推定販売数

1

PS2

ファイナルファンタジーX-2

スクウェア

173万5007本

2

GBA

ポケットモンスター
ルビー・サファイア

ポケモン

104万6147本

3

PS2

真・三國無双3

コーエー

101万7237本

4

PS2

ドラゴンボールZ

バンダイ

50万4851本

5

PS2

スターオーシャン3
Till the End of Time

エニックス

48万8159本

6

PS2

デビル メイ クライ2

カプコン

42万5115本

7

GBA

ファイナルファンタジー
タクティクス アドバンス

スクウェア

37万7045本

8

PS2

第2次スーパーロボット大戦α

バンプレスト

33万559本

9

PS2

ラチェット&クランク

SCE

25万9827本

10

PS2

真・女神転生III-ノクターン

アトラス

22万2036本

 

 ランキングを見るとメーカーこそバラけていますが、対応機種はプレイステーション2とゲームボーイアドバンスの勝負になっています。また、2位の『ポケットモンスター ルビー・サファイア』と9位の『ラチェット&クランク』は2002年後半に発売されたソフト。それがトップ10にランクインしているとはスゴイ! そして1位の『ファイナルファンタジーX-2』は、発売初週に147万本突破と前評判どおりの人気を見せました。このとおり、2003年の前半3ヵ月間はソフトが絶好調だったってわけですね。

 

ラチェットとクランク

ポケモン

▲プレイステーション2の『ラチェット&クランク』。本体に同梱されたこともあり、販売本数を伸ばしました。

▲もはや説明いらずの国民的ゲーム『ポケットモンスター』がゲームボーイアドバンスで登場。いまだに売れています。

 

●ハードの月別販売台数をまとめる

 

 ソフトのつぎはハードの売れ行きです。みなさんご存じのとおり、1月〜3月に大きな話題を呼んだのがゲームボーイアドバンスSPとプレイステーション2の春季限定カラーでした。とくにゲームボーイアドバンスSPは、先週掲載分でお伝えしたとおり、店頭に長い長い行列ができるほどの人気になりましたね。はたしてこれらのハードが登場したことでハード戦線はどう動いたのか? これを踏まえてハードの販売台数の動きを見てみましょう。まずは、1月1週から2月2週までの動きを掲載しますよ。

 

2003年1月〜3月の推定ハード販売台数〜その1〜

機種

1月1週

1月2週

1月3週

1月4週

2月1週

2月2週

PS

10990台

3684台

3581台

2254台

1663台

2192台

PS2

34万6591台

89428台

68252台

64148台

56878台

46918台

Xbox

14356台

2986台

5605台

8862台

5184台

3101台

GC

13万2235台

13526台

11142台

9341台

8177台

7653台

GB

5575台

954台

524台

491台

575台

446台

GBA

57万9178台

85227台

59201台

33365台

30029台

25640台

WS

13125台

2609台

1645台

1983台

1741台

1630台

 

 やはりプレイステーション2とゲームボーイアドバンスがずば抜けてますね。続いて2月3週〜3月4週。ここでゲームボーイアドバンスSPとプレイステーション2の春季限定カラーが発売になっています。
 

2003年1月〜3月の推定ハード販売台数〜その2〜

機種

2月3週

2月4週

3月1週

3月2週

3月3週

3月4週

PS

1329台

1161台

1673台

2088台

1039台

1184台

PS2

62409台

49450台

52738台

53931台

68837台

69443台

Xbox

3012台

2165台

1657台

1983台

2040台

1547台

GC

7607台

6177台

6879台

7097台

7593台

9084台

GB

453台

356台

391台

160台

215台

442台

GBA

32422台

25292台

24901台

20871台

20335台

20203台

GBASP

11万7859台

83983台

63072台

42047台

57625台

98424台

WS

1792台

999台

1057台

1201台

1380台

873台


 ご覧のとおり、さすがの売れ行き。ゲームボーイアドバンスSPとプレイステーション2は、品不足の声が全国の販売店で相次いでいるほどです。また、ゲームボーイアドバンスSP発売以降も、ゲームボーイアドバンスが20000〜30000台の販売台数をコンスタントに記録していることにも驚きます。それではつぎにハードの総販売台数の動きもチェックしちゃいましょう。
 

2003年1月〜3月の推定ハード総販売台数

集計週

総販売台数

1月1週

110万2050台

1月2週

 19万8414台

1月3週

 14万9950台

1月4週

 12万444台

2月1週

 10万4247台

2月2週

 87580台

2月3週

 22万6883台

2月4週

 16万9583台

3月1週

 15万2368台

3月2週

 12万9378台

3月3週

 15万9064台

3月4週

 20万1200台


 ハード総販売台数は、ゲームボーイアドバンスSP発売まえの買い控えが目立った2月2週以外は、すべて10万台を突破しています。ちなみにゲームボーイアドアンスSPの発売日からの推定累計販売台数は、59万4939台(3月30日現在)です。出荷台数が少なかったため、あごが外れるほどの数字ではありませんが、それでも約2ヵ月間でこの販売台数。いまも入荷即完売の状況は続いています。
 

春のプレステ2

アドバンスSP

▲現在も品薄状態の限定カラーのプレイステーション2。

▲ようやく全国のショップで入荷する数が増えてきたゲームボーイアドバンスSP。


●2003年ゲーム業界は好発進!
 
 というわけで、今週は2003年1月〜3月のゲーム市場をハードとソフトの販売状況で見てみましたがいかがでしたでしょうか?  紹介したデータを見るだけでも、かなり盛り上がったことがわかるのではないかと思います。ハードではやはり限定カラーを投入したプレイステーション2とゲームボーイアドバンスSPが圧倒的なパワーを見せつけました。その影響で、ソフトシェアもプレイステーション2とゲームボーイアドバンス用ソフトが販売本数を伸ばしました。はたして4月以降、この状況はどう変化していくのか? 月並みですが、今後のゲーム業界の盛り上がりにも期待しちゃいましょう!

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