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第24回 人気ソフト&ハードが相次いで発売された2月、3月商戦を行列で総括!
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2003年 2月3月の店頭行列取材一覧 |
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行列日 |
この日に発売されたおもなゲーム関連商品 |
2月13日 |
新色プレイステーション2 SILVER(シルバー)、『ドラゴンボールZ』、『アヌビス ZONE OF THE ENDERS(ゾーン・オブ・エンダーズ)』、『プロ野球チームをつくろう!2』 |
2月14日 |
ゲームボーイアドバンスSP、『ファイナルファンタジータクティクス アドバンス』、『メトロイドフュージョン』 |
2月27日 |
『真・三國無双3』、『スターオーシャン3 Till the End of Time』、『サクラ大戦〜熱き血潮に〜』 |
3月13日 |
『ファイナルファンタジーX-2』、『バーチャファイター4 エボリューション』 |
3月21日 |
ゲームボーイプレーヤー |
3月27日 |
『第2次スーパーロボット大戦α』 |
というわけで、この2ヵ月のあいだに6回も行列取材に行っていたのです。上司曰く、「これだけ行列取材が集中するのも珍しい。しかも、そのすべてに取材に行ってるキミはもっと珍しい」とのこと。たしかにこれだけ多くの大作ソフトや新ハードの発売時期が重なるのはすごいですよね。もちろん僕は初めての経験ですよ。
●2月13日〜春季限定色のプレイステーション2が人気〜
この日はプレイステーション2の春季限定色"SILVER(シルバー)"や、プレイステーション2用ソフト『ドラゴンボールZ』、『アヌビス ZONE OF THE ENDERS(ゾーン・オブ・エンダーズ)』などの発売日でした。取材したのは都内のヨドバシカメラ新宿西口本店と秋葉原のアソビットシティです。両店舗ともに30人前後の行列ができていました。新宿では開店10分でシルバーが完売する人気ぶり。ちなみに春季限定色は現在も品不足気味ですよね。
▲当日の一番人気はやはり春季限定色のプレイステーション2でした。 |
▲アソビットシティの前には約20人の行列ができていました。 |
●2月14日〜待望のゲームボーイアドバンスSP登場〜
▲ヨドバシカメラ新宿西口本店は朝の8時には整理券の配布が終了する驚異的な人気ぶり。 |
この日の目玉はなんと言ってもゲームボーイアドバンスSP。発売まえから"出荷数が少ない"という情報がユーザーの耳にも届いたとあって、取材に行ったヨドバシカメラ新宿西口本店、アソビットシティ、そして池袋にあるビックカメラ池袋本店には大行列が発生しました。ちなみに各店舗ともプラチナシルバーが人気。最終的にはアズライトブルー、オニキスブラック含めて当日完売になりましたけど。また、同時発売の『ファイナルファンタジータクティクス アドバンス』とセットで購入する人も多かったです。
▲ビックカメラ池袋本店では、行列がお店の裏側にまで達していました。 |
▲オープンと同時に詰めかけた人のほとんどがゲームボーイアドバンスSP目当てでした。 |
●2月27日〜多くの人気ソフトが発売された〜
2月27日は、プレイステーション2用ソフト『スターオーシャン3 Till the End of Time』や『真・三國無双3』、『サクラ大戦〜熱き血潮に〜』など人気タイトルの続編ラッシュ。それぞれのソフトのファンが、新宿と秋葉原に押し寄せたました。新宿では100人以上のファンが行列を作り、『真・三國無双3』オリジナルグッズ同梱版などの人気ソフトを購入していました。ちなみに秋葉原は各店舗で購入特典が異なっていたため、アソビットシティ1ヵ所には固まらず行列が分散したのが印象的でしたね。
▲店内は、レジ待ちのお客さんで溢れかえっていました。 |
▲『スターオーシャン3 Till the End of Time』、『サクラ大戦〜熱き血潮〜』も人気が高かったです。 |
●3月13日〜『ファイナルファンタジーX-2』に多くのファンが殺到〜
この日は、スクウェアの人気RPG『ファイナルファンタジーX-2』の発売日。都内にある渋谷Q-Frontでは、カウントダウンイベントが行われ、300人以上のファンが詰めかけました。イベントにはスクウェアの和田洋一社長、そして今年の4月にスクウェアと合併するエニックスの本多圭司社長が登場。さらに同ゲームの主題歌を歌う倖田來未も応援に駆けつけ、大盛り上がりでした。また新宿、秋葉原、池袋の量販店でも朝7時まえから販売がスタートする異例の事態になりました。
▲渋谷でここまでの行列ができるのは珍しいです。通行人もビックリしていました。 |
▲スクウェアの和田社長とエニックスの本多社長は、「ここまで盛り上がってくれてうれしい限りです」と喜びを語ったのです。 |
●3月21日〜ゲームボーイプレーヤーの反応〜
3月21日に発売されたのが、ニンテンドーゲームキューブでゲームボーイアドバンス用ソフトを楽しめる周辺機器、ゲームボーイプレーヤーです。周辺機器にも関わらず、新宿、池袋、秋葉原の各店舗で行列ができたのには、正直驚きましたよ。とくに秋葉原のアソビットシティでは、ゲームボーイプレーヤー発売とゲームボーイアドバンスSPの再入荷が重なり、300人以上の行列が発生。当日の夕方にはゲームボーイプレーヤーが4色とも完売する店舗が続出しました。
▲ヨドバシカメラ新宿西口本店にも50人を超す行列ができました。 |
▲店員さんが整理券を配布しながらどの色を購入するのかを確認。 |
●3月27日〜『第2次スーパーロボット大戦α』限定版が人気〜
そして、3月27日は『第2次スーパーロボット大戦α』の発売日。新宿と秋葉原の都内2ヵ所を取材しましたが、どちらも大盛況。新宿にあるヨドバシカメラ西口本店には80人の行列ができていました。そのほとんどが同ソフトの限定版の購入者。しかも予約しているのに並んでいる人もいるなどさすがの人気ぶりでした。
▲ここまでの行列を生み出すパワーが限定版にはあるのです。 |
▲店頭に行列ができ、そして店内にもレジ待ちの行列ができていました。 |
●各行列を比べてみましょう
ここまでに紹介した行列を、お店の開店時間と行列の人数で比べてみたいと思います。通常の開店時間は店舗によって差がありますし、行列も大まかな人数ですが。では下の表をご覧ください。
2月3月行列状況〜開店時間編〜 |
||||
取材日 |
ヨドバシカメラ |
ビックカメラ |
秋葉原 |
渋谷Q-Front |
2月13日 |
午前9時 |
- |
午前10時 |
- |
2月14日 |
午前8時30分 |
午前9時15分 |
午前9時30分 |
- |
2月27日 |
午前9時 |
- |
午前9時 |
- |
3月13日 |
午前6時30分 |
午前6時30分 |
午前9時 |
午前6時45分 |
3月21日 |
午前9時 |
午前9時28分 |
午前9時 |
- |
3月27日 |
午前8時15分 |
- |
午前9時 |
- |
※通常開店はヨドバシカメラ新宿西口本店が午前9時30分、ビックカメラ池袋本店が午前10時、秋葉原アソビットシティが午前10時、渋谷Q-Frontが午前10時です。 |
2月3月行列状況〜行列人数編〜 |
||||
取材日 |
ヨドバシカメラ |
ビックカメラ |
アソビットティ |
渋谷Q-Front |
2月13日 |
約20人 |
- |
約30人 |
- |
2月14日 |
約400人 |
約300人 |
約200人 |
- |
2月27日 |
約100人 |
- |
約10人 |
- |
3月13日 |
約50人 |
約50人 |
約50人 |
約300人 |
3月21日 |
約50人 |
約50人 |
約300人 |
- |
3月27日 |
約80人 |
- |
約50人 |
- |
※数字は現場で取材した記者が数えたおおまかな人数です。 |
ハードの発売日にはどの店舗もだいたい同じくらいの行列が発生しています。ソフトはやはり、『ファイナルファンタジーX-2』発売日が群を抜いていますね。
●販売店の店員さんに直撃! どの日がたいへんでした?
続いては各販売店の店員さんに、この2月、3月の行列でどの日がいちばん印象に残っているか電話で聞いてみました。それではコメントをご覧ください。
「私たちのお店は早朝に開店することは慣れているほうですが、『ファイナルファンタジーX-2』の日は午前6時30分と、さすがに少し眠かったです(笑)。でも、早くプレイしたいと思うお客さんのためにがんばりました」(ヨドバシカメラ 店員)
「やはりゲームボーイアドバンスSPですかね。どんどん膨れ上がっていく行列の最後尾を、どっちの方向に誘導しようか悩みました。でも盛り上がってくれてよかった」(アソビットシティ 店員)
「販売店もさることながら、並んでいらっしゃるお客さまがいちばんたいへんだと思います。なにしろ寒い日が多かったですから。しいて言うならゲームボーイアドバンスSPの発売日がいちばん印象的でした」(ビックカメラ 店員)
大作、新ハードの発売日の行列は、お客さんにとっても販売店にとっても一大イベントのようです。行列は並ぶ側もたいへんですが、並ばせるソフトを作るゲームメーカー、そしてそれを販売する店側の努力があることを忘れてはいけませんよね。
●とにかく今年の2月、3月は行列づくしでした
というわけで、今回は2003年2月、3月の行列取材をまとめてみましたがいかがでしたか? 行列はハード、ソフトにとっては人気のバロメーター。ニュース的にも話題性は抜群なのです。もちろんその裏には販売店や、並んでいるお客さんの努力、根性が隠されているんですね。でも、eコマースやコンビニでの予約がすっかり定着したいまでも、行列はなくなりません。ゲームファンにとって行列とは、自分が欲しかったソフトが発売された喜びを、ほかのファンとわかちあう手段のひとつのような気がします。余談ですが、僕と行列取材をしているカメラマンが、「どうせなら大作ソフトは春か夏に出せば並んでいる人も寒くないから、もっと行列ができやすいのでは?」と言っていました。なるほど! と思わず納得しかけましたが、ゲーム好きに季節は関係ない! ということが、今回の調査でよくわかりました。
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