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【見習い記者の取材日記】
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第12回 年末商戦を振り返る!
【見習い記者の取材日記】

●今週は年末商戦の過去を振り返ってみます

 

 こんにちは。新人記者Iです。ここでひとつお知らせです。なんとこのコラムに初のご意見ご感想が届いたのです! それは……ここに書くのが恥ずかしくなるくらい、無知でバカバカしい誤字のご指摘でした……。でもご意見が来るのは、確実にひとりは読んでくれているという証! そう前向きにとらえることにします。ご感想、ありがとうございました。

 

 で、今週のコラムですが、僕がネタを探していると上司が、「今年の年末商戦がどの程度盛り上がっているのか、過去5年間の年末商戦と比較してみろ。おまえは過去をウジウジ振り返るの好きそうだし」と言いました。確かに、僕は人一倍想い出に抱かれながら生きている人間なので、過去を振り返るのは得意中の得意。素直に引き受けることにしました。というわけで今回は、週刊ファミ通のデータを調べまくって、過去5年間の11月、12月のハードとソフトの売れ筋は何だったか、調べてみます。

 

●1997年11月、12月商戦結果

 

 '97年の11月、12月にもっとも幅を利かせていたハードはプレイステーション。この年の1月31日に発売されたスクウェアの『ファイナルファンタジーVII』でプレイステーション人気に一気に火がつき、年末の商戦期でもほかのハードを圧倒しました。

 

ハード販売台数トップ3(1997年11月、12月)

プレイステーション

88万5415台

ゲームボーイポケット

35万9981台

ニンテンドウ64

12万4924台

 

 また、同期間のソフト販売本数トップ5に入ったのは、すべてプレイステーション用のソフト。'97年末は、ソフトもハードもプレイステーションが強かったんですね。

 

推定ソフト販売台数トップ5(1997年11月、12月)

チョコボの不思議なダンジョン

プレイステーション

スクウェア

64万8901本

グランツーリスモ

プレイステーション

ソニー・コンピュータエンタテインメント

64万8650本

クラッシュ・バンディクー2〜コルテックスの逆襲〜

プレイステーション

ソニー・コンピュータエンタテインメント

49万8853本

テイルズ オブ デスティニー

プレイステーション

ナムコ

45万99本

電車でGO!

プレイステーション

タイトー

43万9948本

 

●1998年11月、12月商戦結果

 

 '98年の年末はゲームボーイカラーとプレイステーションがいい勝負をしていました。ゲームボーイカラーは9月に『ポケットモンスター ピカチュウ』や『ドラゴンクエストモンスターズ〜テリーのワンダーランド〜』が発売され、ハードを後押し。完全に人気が定着したプレイステーションも堅調でした。ソフトでは『クラッシュ・バンディクー3〜ブッとび世界一周〜』が、'97年末にトップ5入りした前作に引き続きトップ5入り。

 

ハード販売台数トップ3(1998年11月、12月)

ゲームボーイカラー

78万5213台

プレイステーション

56万6330台

ニンテンドウ64

48万1504台

 

推定ソフト販売台数トップ5(1998年11月、12月)

遊戯王 デュエルモンスターズ

ゲームボーイカラー

コナミ

93万7800本

ゼルダの伝説 時のオカリナ

ニンテンドウ64

任天堂

82万4952本

R4-RIDGE RACER TYPE4-

プレイステーション

ナムコ

55万7227本

クラッシュ・バンディクー3〜ブッとび世界一周〜

プレイステーション

ソニー・コンピュータエンタテインメント

52万5984本

ピカチュウげんきでちゅう

ニンテンドウ64

任天堂

49万1467本

 

●1999年11月、12月商戦結果

 '99年末のハードは、ゲームボーイカラーが絶好調でした。それは『ポケットモンスター金(銀)』が登場したからです。また、この年の7月に発売されたプレイステーション用『どこでもいっしょ』の影響で、ポケットステーションも人気がありましたね。まあポケットステーションは周辺機器のような感じですが。

 

ハード販売台数トップ3(1999年11月、12月)

ゲームボーイカラー

83万3626台

ポケットステーション

47万7304台

プレイステーション

24万8307台

 

  またソフトでは、ゲームボーイカラーの大人気ソフト『ポケットモンスター』最新バージョン『金(銀)』の販売本数が300万本を突破して、当時、すごくビックリしたのを覚えています。その陰に隠れ気味でしたが、プレイステーションの『グランツーリスモ2』もミリオンセラーになるなど、この年の年末は大いに盛り上がっていました。

 

推定ソフト販売台数トップ5(1999年11月、12月)

ポケットモンスター金(銀)

ゲームボーイカラー

任天堂

362万8628本

グランツーリスモ2

プレイステーション

ソニー・コンピュータエンタテインメント

114万5514本

ポケモンカードGB

ゲームボーイカラー

任天堂

60万7193本

クロノ・クロス

プレイステーション

スクウェア

56万5489本

ドンキーコング64

ニンテンドウ64

任天堂

47万7474本

 

●2000年11月、12月商戦結果

 ソフトはトップ5中、4タイトルが任天堂ハード用。ハードは携帯ゲーム機が人気でしたが、台数的にはそれほど伸びていない印象です。この年の3月に発売されたプレイステーション2は、ハード販売台数3位。ちょっと意外な感じがしませんか?

 

ハード販売台数トップ3(2000年11月、12月)

ゲームボーイカラー

44万1170台

ワンダースワンカラー

25万9111台

プレイステーション2

22万6976台

 

推定ソフト販売台数トップ5(2000年11月12月)

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記

ゲームボーイカラー

コナミ

166万9308本

マリオパーティ3

ニンテンドウ64

任天堂

61万5750本

テイルズ オブ エターニア

プレイステーション

ナムコ

55万2009本

ポケモンスタジアム金銀

ニンテンドウ64

任天堂

38万976本

ゲームボーイ ドラゴンクエストIII そして伝説へ……

ゲームボーイカラー

エニックス

31万1518本

 

●2001年11月、12月商戦結果

 

 現行機が出揃ってきた昨年の年末。販売台数も『ファイナルファンタジーX』などのヒット作品の登場でプレイステーション2がアタマひとつ抜け出ているものの、トップ3ハードの差はそれほどありませんね。

 

ハード販売台数トップ3(2001年11月、12月)

プレイステーション2

75万6380台

ゲームボーイアドバンス

59万6754台

ニンテンドーゲームキューブ

55万2778台

 

 人気タイトルの販売本数トップ5は、続編やシリーズもので構成されていますね。しかも1位の『ドラゴンクエストIV』は'90年に発売されたファミコン版のリメイク。にも関わらずさすが『ドラクエ』。100万本を越える販売本数で年末商戦のトップに踊り出ました。

 

推定ソフト販売台数トップ5(2001年11月、12月)

ドラゴンクエストIV 導かれし者たち

プレイステーション

エニックス

100万5509本

大乱闘スマッシュブラザーズDX

ニンテンドーゲームキューブ

任天堂

79万8910本

メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ

プレイステーション

コナミ

68万7749本

機動戦士ガンダム 連邦VS.ジオンDX

プレイステーション

バンダイ

58万4624本

スーパーマリオアドバンス2

ゲームボーイアドバンス

任天堂

39万9353本

 

●そして今年の年末商戦は?

 ここまでは過去5年間の11月と12月の期間に売れたハードとソフトのデータを表にしました。続いて、今年の年末商戦がどのようなものになっているのかを調べたいと思います。まずはハードですが、やはりゲームボーイアドバンスが、『ポケットモンスタールビー・サファイア』が発売以来、販売台数が鰻登り。また、プレイステーション2も『ラチェット&クランク』同梱モデルなどが発売されて、こちらも大人気のようすですね。ソフトに関しては、ゲームボーイアドバンスの『ポケットモンスタールビー・サファイア』が発売開始からわずか3週間で販売本数300万を越えて、今後もますます売れていきそうな気配です。そのほかの『テイルズ オブ デスティニー2』、『SDガンダム Gジェネレーション・ネオ』など、優良タイトルがズラリッ!                                             

ポケモン

テイルズ オブ 2

▲発売日当日には各店舗でものすごい行列ができた。いまでも勢いは止まらない。

▲今年の年末商戦注目タイトルだった『テイルズ オブ 2』。その期待通りの販売本数を記録中。

 

ハード販売台数トップ3('02年11月12月) 

ゲームボーイアドバンス

56万4876台

プレイステーション2

27万2473台

ニンテンドーゲームキューブ

15万1142台

 

推定ソフト販売台数トップ5('02年11月12月)

ポケットモンスタールビー・サファイア

ゲームボーイアドバンス

任天堂

203万万7949本

テイルズ オブ デスティニー2

プレイステーション2

ナムコ

56万1801本

SDガンダム Gジェネレーション・ネオ

プレイステーション2

バンダイ

40万6655本

マリオパーティ4

ニンテンドーゲームキューブ

任天堂

36万4328本

バイオハザード0

ニンテンドーゲームキュー

カプコン

25万23813本

 

※このデータは週刊ファミ通調べによる2002年11月1日から12月14日現在の数字です。※ハードの販売台数は各年の11月1週〜12月4週の合計本数です。※ソフトは11月〜12月の期間に発売されたソフトを対象にしています。

●今年の年末商戦は、かなり盛り上がっています!

 というわけで今週は年末商戦の過去五年を振り返ってみましたが、いかがでしたか? ゲーム業界の年末商戦って、ホントに盛り上がるんですね〜。今年も各ゲームメーカーがあの手この手でキャンペーンやイベントを行い、多くのゲームファンの購買意欲をくすぐってくれています。これからやってくるクリスマス、そしてお正月のお年玉商戦が楽しみです。それと過去5年のデータを見て気づいたことは、年末になると任天堂のソフトがよく売れる! ということ。上に書いた'97年から今年のソフト販売トップ5を見ると'98年以降、任天堂のソフトが必ず2つランクインしているのです。12月13日には、スペシャル予約特典で話題になったニンテンドーゲームキューブの『ゼルダの伝説』が発売されて、年末商戦にさらなる火をつけてくれました。今後の動向からも目が離せません!

 

 

ゼルダ

発売

▲予約キャンペーンには多くの人が行列を作り、特典ディスクをゲットした『ゼルダの伝説 風のタクト』。発売日当日は、みんな予約してあるということで混雑もなく穏やかなスタートとなった。

 


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