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【見習い記者の取材日記】
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第10回 いきなり飛び込んだ衝撃ニュース! エニックスとスクウェアの合併劇を考える!
第9回 年末商戦いよいよスタート! 都内3ヵ所で店頭行列徹底取材
第8回 オリジナルタイトルがズラリッ! カプコンのゲームキューブ新作発表会に潜入!
第7回 年末商戦を徹底考察! ユーザーが期待する商品ランキングも発表します!!
第6回 CESA GAME AWARDSを取材!
第5回 『FFX-2』が発表されたSQUARE MEETING 2002 AUTUMNを取材!
第4回 Computer Entertainment Rating Organizationについて学ぶ!
第3回 ASOBITCITYを遊びながら取材!
第2回 CEATEC JAPAN 2002を取材!
第1回 PlayStation BB Navigator Version 0.20を学ぶ!

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第11回 順調稼働中! Xbox Live β テストでオンライン体験!
【見習い記者の取材日記】

●ネットワークゲーム未体験男がオンラインの海へダイブ!

 

 こんにちは。新人記者Iです。先週のスクウェアとエニックスの合併でドタバタしていたファミ通編集部。そのせいか少々お疲れ気味の僕。いつも以上に仕事をする気になれず、口を開けてボケ〜っとしていました。すると上司が、「口から少ない脳みそがちょっとずつ出てるぞ! これ以上減ったら頭の中が防空壕だな」と、頭の中が脳みそで満員御礼気味の僕に向かって失礼極まりない発言。仕事をやる気になれないだけだと上司に漏らすと、「きっと疲れているんだな。Xboxを貸してやるから遊んでリフレッシュしろ」と意外な気配り。それじゃお言葉に甘えてと、上司からXboxを受け取った瞬間でした。「11月21日からXbox Liveのβテストが始まってるから、それネタにコラム書いてみろ。どーせネタないんだろ?」……ごもっともです。Xbox本体を持ってたたずみながら今週もコラムスタートです。今回は実際に僕がXbox Live β テストを遊んでみて感じたことや、プレイしている人の意見などを書いていきたいと思います。

 

●まずはXbox Liveについて

 

 Xbox Liveはみなさんご存じのとおり、ブロードバンドネットワークを利用してXbox用オンラインソフトをプレイできるサービスのことです。しかもボイスコミュニケータを使って相手と会話をしながらプレイが可能。日本での正式なサービスは2003年の1月16日から開始されます。

 

Xbox Live β テスト概要

βテスト開始日

11月21日から実施中

参加人数

抽選で決まった5000人が限定でプレイ可能

βテスト対応タイトル

『頭脳対戦ライブ』(マイクロソフト)

『ファンタシースターオンライン エピソード1&2』(セガ)

『REVOLT』(アクレイム)

備考

本サービスは2003年1月16日〜

 

 マイクロソフトの話では、今回のβテスト募集には、約20000人以上の応募があったとか。現在も時間帯で差はあるものの、多くの人がオンラインでのプレイを満喫しているそうです。そんな選ばれし5000人しか味わえないβテストを体験できるなんて僕は幸運ですね。

 

●さっそくXbox Live β テストを体験する準備開始!

 

 まずはXbox本体をXbox Live β テストができる環境に整えなくては。どうすればいいのか迷った僕は、Xboxを貸してくれた上司に尋ねてみました。すると、「Xbox Liveの接続は猿でもできる」と言われてしまいました。猿に負けるわけにはいかない僕は、取り扱い説明書片手に自分の力で接続してみることに。まずは、当たり前ですがXboxでゲームを遊ぶためにAVケーブルと電源コードを接続。つぎにLANケーブルをXboxにつなぎます。ちなみに今回は編集部でプレイしてみました。そしてXbox Liveのスタータキットに付属されているボイスチャット用のボイスコミュニケータを耳にかけ、メモリユニットをコントローラーに差し込む。あとは電源を入れるだけです。画面に表示される案内にしたがってクレジットカード番号などを入力すれば完了です。すごい簡単! 僕でも接続できちゃいましたよ!

 

▲クレジットカード番号やIDの取得など、必要な手続きは簡単に終了する。

 

▲これがXbox Liveのスタータキットだ。

 

●そして初めてオンラインゲームに挑戦することに

 

 今回のXbox Live β テストで遊べるゲームは3タイトル。マイクロソフトの『頭脳対戦ライブ』、セガの『ファンタシースターオンライン エピソード1&2』、アクレイムの『REVOLT』。いずれもオンラインで遊ぶことができます。さっそく僕もオンラインでプレイするぞ! ……と、意気込んでは見たものの、じつは僕はゲーム雑誌編集者の端くれでありながら、オンラインゲームをプレイしたことがありません。接続やら契約やら、めんどうくさそうなイメージがありましたから。でも、Xbox Liveは上記のとおり簡単につなげることができたので、いきなりハードルを飛び越えることができました。しかしもうひとつ、僕にとって大きなハードルがあります。それは初対面の人と会話をしながらゲームするということ。人見知りの激しい僕に、はたしてXbox Liveはできるのでしょうか?

 

●まずは『頭脳対戦ライブ』で小手調べ

 

 とりあえず『頭脳対戦ライブ』をプレイすることに。このゲームは囲碁、将棋、麻雀、リバーシの4種類のテーブルゲームが収録されたソフト。上司の話では、リバーシ(オセロ)は短時間で勝負がつくので、オンラインゲーム初心者にはオススメだと教えてくれました。それではいよいよゲーム開始! Xbox Liveには対戦相手を検索してくれる機能と、自分でゲームのルールなどを設定して対戦相手を待つ機能があります。はじめはサーチ機能で対戦相手を捜すことにしました。するとほんの一瞬で対戦相手が見つかりました! 僕はドキドキしながらXbox Liveならではのボイスコミュニケータを使った会話をしてみることに。「……こんばんわ」。勇気を持って話しかけると、「……こんばんわ!」と電話並みの鮮明な声で返事が返って来るではありませんか! すごい! 感動のあまり僕は、「お住まいはどちらですか?」と質問。すると後ろで僕の様子を見ていた上司が怒りの形相でカンニングペーパーを僕に提示。そこには「テレクラじゃあるまいし、初対面の人のプライバシーに触れるな! 性別も聞くな! 年齢も聞くな! 現実でも初対面の人にそんなこといきなり聞かねーだろ!!」という文字が。なるほど。確かにマナーは大切です。それを踏まえてプレイを再開。日常会話のような取り止めのない会話をしながらプレイ続行です。確かにリバーシは、短時間で勝負がつくし、1対1なので会話がしやすい。しかし思考タイプのゲームなので会話に集中するとゲームが、ゲームに集中すると会話がおろそかになるという部分が気になります。そのことを対戦相手に打ち明けると、「私も最初はそうでしたけど、なれれば会話もゲームもスムーズにできますよ」と返答が。なるほど! つまり僕は初心者だからだめだったのね。

 

リバーシ

▲ふつうなら冷静に考えてプレイできるこのゲーム。1手打つたびに対戦相手の一喜一憂の声が聞こえてくる。

 

●つぎは『REVOLT』で多人数プレイ

 

 オンラインゲームのマンツーマンを経験した僕は、勢いに乗って多人数で楽しめるレースゲーム『REVOLT』に挑戦。最初に遊んだ『頭脳対戦ライブ』で何人かとプレイしたときに、ほとんどの人が『REVOLT』に対して、「単純なレースゲームだから会話しやすい」と言っていました。さきほどと同様に、まずは対戦相手をサーチで検索してみます。すると7人で待機しているグループを発見。そこに僕は意を決して飛び込みました! 人間に飼い慣らされたがタヌキが、意を決して野生のタヌキの群れに飛び込む心境です。すると耳に対戦相手7人の会話が飛び込んできました。「よろしくお願いします」というと、「すいません。これ車種限定レースなんですよ」という返事が。これは遠回しにいっしょにプレイするのを断られているのかな? と不安になる僕。すると、「車種を僕たちと同じにして、もう一度入ってきてください」と言われました。よかったー。要は僕のセレクトしたクルマがみんなのクルマと一致していなかっただけなのね。ホッと胸をなで下ろし車種を変更。再度そのグループのところに入ると快く対戦してくれました。実際にレースをしてみると、オセロのような"まったり会話"ではなく、「うわっ! 抜かれた!」とか、「このカーブ曲がりづらいよ」といった単語中心の短いセリフが飛び交い、臨場感があっておもしろい。瞬間的に言葉を発しながらゲームを楽しむ、これもアリだなーと実感しました。

 

リボルト

▲みんなでわいわいレースを楽しめる。激しいデットヒートになると思わず口調が熱くなる。

 

●最後は『ファンタシースターオンライン』

 

 そしていよいよオンラインゲームの主流ジャンル、RPGに挑戦。ゲームキューブで好評を博しているセガの『ファンタシースターオンライン エピソード1&2』ですよ。このゲームは数人の同期編集者から遊んでごらんと勧められてていたゲーム。しかしオンラインゲーム未体験だった僕は、なかなかやる気にはなりませんでした。それがこんな形でプレイすることになるとは……。というわけでさっそくゲーム開始。最初はオフラインでレベルを上げ、ある程度強くなったらオンラインで冒険に出るというのが無難な遊びかただそうです。無論僕も自分のキャラ(BAIKON)を作成して、オフラインでレベル上げ。強くなってからオンラインデビューしようと計画を立てました。が、そのプランは後ろで見ていた上司に砕かれました。僕を羽交い締めにすると、目で周囲の諸先輩に合図。勝手に操作してBAIKONをオンラインの大海へ突き飛ばしたのです!! しかたなくレベル1の貧弱キャラと冒険を共にしてくれる人を捜しました。すると3人組のパーティーを発見! 「すいません。僕弱っちいですけど、いっしょに遊んでくれませんか?」と恐る恐る交渉。すると「いいですよ」とふたつ返事。晴れてパーティーの一員として冒険に出ることになったのですが……。え〜……結果から申しますと、パーティーのみなさんごめんなさい! 僕は足を引っ張りすぎました! パーティーのみんなは僕がレベル1だったのでレベルを上げやすいクエストを選んでくれました。それなのに操作のおぼつかない僕はみんなとはぐれて迷惑をかけたほか、「この敵弱らせてあるから倒して経験値をゲットしてください」とトドメを刺す役を任されたにも関わらずその敵に踏んづけられて倒されたりとあまりのダメっぷり。本当にみなさんに迷惑をかけました。でも、そんな僕にみんなは「ボタンをタイミングよく押せば連続攻撃が出せるよ」とか「強い武器あげます」といった優しいお言葉をかけてくれました。初めてでたいへんでしたが、本当に人と冒険している感じがして、素直にこのゲームの世界に入り込めました。それはひとりプレイでは味わえない、オンラインならではの体験でした。いや〜、おもしろい!

 

PSO

purei

▲家庭用オンラインゲームの火付け役となった『ファンタシースターオンライン』。※写真は実際のプレイ画面とは異なります。

▲実際プレイしているという証明の意味で諸先輩が僕を撮影。深夜の編集部に僕の絶叫が鳴り響いていました。

 

●ボイスチャットは想像以上の出来でした

 

 というわけで、Xbox Live β テストで初めてオンラインゲームに触れましたが、僕の持つイメージとはだいぶ違っていました。ゲーム中でミスをすると怒られるとか、いっしょにプレイしようと誘っても断られるんじゃないかとも思っていましたが、実際はそんなことなく、みんなオンラインゲームを心から楽しみ、初心者にもやさしく接してくれました。今回の体験で少しオンラインゲームに興味が湧きましたよ! さて、今回のテーマになったXbox Live β テストが実際にサービスを開始したら、どれだけのユーザーがプレイするのかとても興味深いです。ちなみに僕がXbox Live β テストをプレイしていた時間帯は深夜1時ごろが中心。それにも関わらず、ほかのプレイヤーがいなくて寂しい思いをすることはありませんでした。このテストが盛り上がっている証拠ですよね。最初はなかなかプレイする勇気がない人も多いかと思いますが、一度体験すれば、オンラインのすばらしさ、そしてXbox Liveならではのボイスチャットのすごさを実感できるはずです。ちなみに興味を持った人へ。Xbox Liveの本サービス開始は2003年1月16日からですよ。

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