ファミ通.comゲームニュース>『TOONTOWN ONLINE』開発者に聞く
■NEWS 2004/3/18


【インタビュー】『トゥーンタウン・オンライン』本サービススタート ディズニー開発者ロジャーを直撃

 

▲ミッキーマウス、ミニーマウスとともに笑顔を見せる開発者のロジャー。
 

ディズニーのオンラインゲーム『トゥーンタウン・オンライン』がいよいよ本格上陸。2月12日から1ヵ月にわたって実施された無料お試し体験期間を経て、このたび3月18日より本サービスをスタートしたのだ。ファミ通.comでは、これを受けて、ゲームの開発者であるウォルト・ディズニー・インターネット・グループ VRスタジオ プリンシパル テクニカルスタッフのロジャー・H・ヒューストン氏(以下、ロジャー)を直撃し、ゲーム開発のエピソード、ゲームの魅力などを探った。

●子供たちに優しい安心のオンラインゲーム

▲構想段階から数えると実に6年の歳月を要したという。
 

編集部:いよいよ『トゥーンタウン・オンライン』の本サービスが、スタートすることになりました。そもそも開発にはどれだけかかったのですか?

ロジャー:最初の構想は6年前ぐらいですね。実質的な開発期間は約4年です。

編集部:ディズニーが生みだすオンラインゲームということで、ターゲットはファミリー層ということになるかと思いますが、当初の開発のコンセプトはどういったものだったのしょう?

ロジャー:まず"Safe(安全)"、"Fun(楽しい)"、"Chirdren(子供たち)"といったキーワードをベースに開発を進めました。やはりディズニーのオンラインゲームということで、どれも欠かせないテーマでした。

▲コミュニケーションも安全性を考慮。
 

編集部:それはゲームにどう反映されていったのですか?

ロジャー:セキュリティを守るということにまず最重要項目として取り組むことになりました。インターネットにおけるいわゆる"あらし"ができないよう安心して遊べる仕掛けが、施されています。

編集部:どんな仕掛けですか?

ロジャー:『トゥーンタウン・オンライン』には、他のプレイヤーとコミュニケーションをとれる"Speed Chat"というツールがあるのですが、"ひみつの友達"という機能を利用することによって、見ず知らずの人と会話ができないようにすることができます。登録した友達とのみコミュニケーションができる機能です。お父さんやお母さんも安心して子供にオンランゲームをプレイさせることができるのです。

▲子供たちの声がゲームを作り上げたとロジャーは言う。
 

編集部:"楽しさ"という面ではいかがですか?

ロジャー:開発と並行して半年間ユーザーテストを行い、随時子供たちの生の声を反映させていきました。それによって、子供たちが満足できるゲームに仕上がっていったと思います。

編集部:まったくの子供向けゲームということになるのでしょうか?

ロジャー:決してそんなことはありません。さまざまな年齢層の方々にもプレイしていていただいています。主婦のかたや、Grand Parents(おじいさんやおばあさん)などが子供たちとともにプレイしているうちにハマっていくケースも多いようです。ゲーム性が、子供たちに優しいものであるとは言えると思いますが。

編集部:具体的には?

ロジャー:ゲームの中で、プレイヤー同士が競い合うというよりは、ともに協力し合ってプレイを進めるということに重点が置かれています。プレイヤーは、ゲームに登場するコグという悪役キャラクターとバトルをすることになりますが、敵を退治するというよりは、パイを投げつけて勝負するというイメージで、残虐性は排除してあります。大きなピアノを落としてコグをペシャンコにしたり、ゲーム内通貨のジェリー・ビーンでおびきよせたり、Cartoon(テレビアニメ)に出てきそうなユーモアあふれる仕掛けでコグと戦います。

▲「子供たちの独創性に改めて感心させられた」とロジャー。
 

編集部:ゲームでもっとも楽しいと思える部分はどのあたりでしょうか?

ロジャー:ゲームそのものの仕掛けはもちろんですが、やはり、普通のゲームと違い、他のお友達がいて初めて楽しめるというオンラインならではのコミュニケーションの部分でしょうね。コミュニケーションをベースに、それぞれの遊び方を見つけていけるのが最大の魅力です。僕たちはディズニーのキャラクターをテーマにした遊びの場所を提供してはいますが、実はオンランゲームでは、ユーザーがゲームを作り出しているということを学びました。

編集部:確かにユーザーの遊び方によってゲームは無限に広がりますね。

ロジャー:実をいうと、開発途上段階では子供たちがこんなに"Smart(賢い)"だとは思っていなかったのです。単純におしゃべりする、トゥーンタウンをめぐる、ジェリービーンで買い物をする、家を持つ、コグとバトルするといった通常の遊び方は想定できますが、子供たちなりに新しい遊び方を発明してしまうというのが驚きでした。

▲キャラクター作りのみにハマる子供たちも。
 

編集部:どんな遊び方ですか?

ロジャー:印象に残っているのは、キャラクターのドレスアップのみを喜ぶ子供たちですね。ひとつのキャラクターを作って友達に見せては、またログアウトして新たなキャラクターを作って見せびらかす。彼らはゲーム内のそのほかの楽しみにはまったく目もくれず、キャラクターを取り替えて、成り代わることだけをエンジョイしています。ちょうど子供におもちゃを与えると、子供たちなりに工夫して本来の遊び方と違う遊び方を編み出すことがある。そんなイメージですね。

編集部:ロジャーさん自身が『トゥーンタウン・オンライン』のなかで面白いと思ってる部分、ハマっている部分はございますか?

ロジャー:実はビルの高さをアップすることにハマっています。高さのランキングがあって、このなかで競い合うのもエキサイティングですよ。

▲ロジャーは個人的にも『トゥーンタウン・オンライン』をエンジョイしているとのこと。
 

編集部:なるほど、まだまだ楽しみ方はいろいろありそうですね。最後になりますが、読者の皆様にメッセージをお願いいたします。

ロジャー:僕は日本で『トゥーンタウン・オンライン』のサービスを展開できて本当に幸せです。ゲームのキャッチフレーズで「Are you toon enough?(君は充分トゥーンかい?)」というフレーズがあります。ぜひ、トゥーンタウンの住民になって、トゥーンの世界を充分に楽しんで下さい。

編集部:今日はどうもありがとうございました。

 

■『トゥーンタウン・オンライン』とは

ディズニーキャラクターたちが仲良く暮らす"トゥーンタウン"の住人、トゥーンとなって悪役の"コグ"とバトルをしたり、ミニゲームをしたり、ゲーム内の貨幣"ジェリービーンズ"で買い物をしたり、他のプレイヤーとチャットをしたりして楽しむ多人数参加型のゲーム。NTT東日本・NTT西日本のブロードバンド回線サービス、"フレッツ"の会員向けサービス"Disney BB on フレッツ"専用のコンテンツで、ゲームをプレイするためには、"Bフレッツ"あるいは"フレッツ・ADSL"経由でオンラインに接続する必要がある。月額の料金は、800円(税込840円)。



※"Disney BB on フレッツ"のサイトはこちら 


(C)Disney


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