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【ユービーアイソフト】噂の美人プロデューサー『アサシン クリード』のジェイド氏を直撃!
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●『アサシン クリード』の魅力を語る!

 プレイステーション3とXbox 360で発売が予定されているユービーアイソフトの『アサシン クリード』。1191年の第三次十字軍遠征時代を舞台に、暗殺者の暗躍を描くという独特の世界設定を持つ本作は、これまでいくつかのゲームイベントなどにお披露目され、そのクオリティーの高い映像がユーザーの関心を惹きつけてきた。そんなユービーアイソフトのイチオシタイトルである『アサシン クリード』のプロデュースを担当しているのが、ジェイド・レイモンド氏。そう、いまや個人的なファンクラブができるほどに人気沸騰している女性クリエーターなのだ。ファミ通.comでは、そんなジェイドさんに単独インタビューを敢行。『アサシン クリード』の魅力についてうかがってきた。

▲ジェイド・レイモンド。ユービーアイソフトにて『アサシン クリード』のプロデュースを担当する。


――『アサシン クリード』に関わるようになった経緯を教えてください。
ジェイ
ド ひとつのビデオゲームを作るというのは非常に大きな時間の投資になります。プレイステーション3とXbox 360向けにタイトルを作るに当たっては、ユービーアイソフトの誇るロンドンやロザンジェルスなど、できるだけ多くのスタジオに行き、どのプロジェクトでどのチームと仕事をするか検討しました。そこで、モントリオールの開発チームと出会って、『アサシン クリード』が開発の初期段階にあることを知り、ゲームの目的やアイデアがすっかり気に入りました。チームのメンバーとも気が合って、「モントリオールに引っ越さなくては!」と思ったんですね。

――『アサシン クリード』を開発するにあたって、刺激を受けたタイトルはありますか?
ジェイド
 いろいろな影響がありますが、ユニークなのはスポーツゲームの要素を取り入れていることかな。クリエイティブ・ディレクターのパトリス(デジレ)はとてもスポーツゲームが好きで、アメリカン・フットボール感覚で、街を駆け回ったり、人を押しのけたりするような、身体で感じる要素を取り入れたかったみたいです。もうひとつはレーシングゲーム。キャラクターを動かすときに、クルマを運転しているような経験を取り入れたかった。『プリンス・オブ・ペルシャ〜時間の砂〜』にも、もちろん影響を受けています。ほかにも、ストーリー作りで影響を受けているタイトルもありますよ。昨日(KONAMIの)小島秀夫監督がユービーアイソフトのブースに遊びに来てくださったのですが、『メタルギア ソリッド』シリーズのストーリーの進めかたには、とても刺激を受けています。

――『アサシン クリード』でもっとも気に入っている要素は?
ジェイド
 自由度の高いシステムを使って、好きなゲームプレイを実現できること。格闘ゲームが好きなプレイヤーならまわりのキャラとどんどん戦えるし、ステルスアクションが好きなら、時間を費やして作戦を練ることもできます。建物などの周囲の状況を活かして、アクロバットを披露するというスタイルもある。いずれにせよ、好きなスタイルでプレイできるようにミッションを設定しました。

――なぜ、舞台設定を十字軍の時代にしたのですか?
ジェイド
 “アサシン(暗殺者)”という言葉からインスパイアを受けた部分は大きいですね。パトリスは、キャラクターを作る際に、肩書きにアクションを想像させる人物にしたかったみたいです。たとえば、肩書きが“プリンス”では、あまりアクションが想像できませんよね(笑)。“アサシン”ならすぐにアクションが思い浮かぶし、遊んでみたいキャラクターにも思えます。それで、アサシンについての本もたくさん読みました。彼らは実際に存在した伝説がたくさんあり、非常に興味深いです。マルコ・ポーロはアサシンに会ったことがあるとも言われているんです。『アサシン クリード』の舞台となっている第三次の歴史的背景もおもしろいですよ。とにかく題材がたくさんあるので、アサシンの伝説にまつわるゲームを作らなくては……と思いました。

――なるほど。ゲームの話はこれくらいにして、ジェイドさんの人となりについて聞かせてください。いままでどのようなゲームに関わってきたのですか?
ジェイド
 ゲーム業界でのキャリアは、ソニー(ニューヨーク)でプログラマーとしての仕事を始めたことに始まります。そこで、『JEOPARDY!』、『JEOPARDY Online』、パームのパイロット用のゲームなどを作りました。そのあとエレクトロニック・アーツ(サンフランシスコ)で『SIMS Online』のプロデューサーを務めて、いまはモントリオールで『アサシン クリード』の開発を担当しています。

――では、好きなゲームは?
ジェイド
 好きなゲームはたくさんあるのですが、最近ではカプコンの『バイオハザード4』。臨場感が溢れていて、恐怖感がよく表現されていた。新しい要素もたくさんあって、非常によくできたゲームだと思います。もっとまえだとソニー・コンピュータエンタテインメントの『パラッパラッパー』も好きでした。リズムゲームをプレイしたのは『パラッパラッパー』が初めてだったのですが、ダンスとリズム、ラップの要素があって、新鮮でキュートでした。あまりシリアスではなく、キャラクターのカワイイ動きやアートスタイルも気に入りましたよ。当時、画期的でほかとは違い、そのうえ楽しいゲーム。あと、バンダイナムコゲームスの『鉄拳3』もおそらくいちばん好きなゲームのひとつに入りますね。格闘ゲームの大ファンなので、『鉄拳3』が出たときは、ひと夏を費やしました(笑)。そのときは、「『鉄拳3』では誰にも負けないようになろう!」というのを目標にしていましたよ。

――ファンクラブができるくらいの人気ぶりですが、それについてはどう思います?
ジェイド
 もてはやされ過ぎでくすぐったいですが、ちょっぴり妙な感じもします。ゲーム開発はチームで行うもので、『アサシン クリード』には150人のスタッフが関わっています。私の仕事のひとつはゲームについて外部の方に話をすることですが、できればスポットライトを浴びるのは、チームのスタッフと分け合いたいと思っています。そういう意味では、スタッフひとりひとりにファンクラブがあってよいくらい(笑)。

――注目されるのはたいへんなのでは?
ジェイド
 E3ではかなりたいへんでしたが、逆に注目されるのはラッキーだと思っています。それだけ『アサシン クリード』が注目されるということですから。

――今回のE3についてはどう思います?
ジェイド
 全体としては、まえのほうがよかったと思います。E3はチームにとって大事な動機付けになります。大きなイベントに向かって、(体験版を作りあげるなど目的を持って)みんながフォーカスして一生懸命仕事をするというのはよかった。今回はそれほど大きなイベントではないので、開発チームにとってもまえと違う感じですね。個人的には昨年までのE3のように、休み時間にほかのブースをふらふらして、業界で何が起きたかを感じられるのがよかった。いまは閉鎖的で何も見えないので残念です。

――9月の東京ゲームショウ2007には、日本に来ます?
ジェイド
 行きたいと思っています。小島監督が、「『アサシン クリード』は日本でも人気が出始めているし、北米で作られたアートスタイルを含めて、このゲームは日本のゲームファンにとっても、かなり魅力的だ」とおっしゃってくれました。とてもエキサイティングなことです。東京にはまだ一度しか行ったことがないので、ぜひ東京ゲームショウには行きたいです。

――最後に、日本のファンにメッセージを。
ジェイド
 日本の方が『アサシン クリード』に興味を持ってくれていることはとてもうれしいし、チームにとっては何よりの励みになります。今年はぜひとも日本に行って、読者の方たちにお会いして、『アサシン クリード』についてどう思っているか、聞いてみたいですね。

▲「ぜひとも東京ゲームショウ2007には行きたいです」と語るジェイドさん。


▲“クリード”とは主義や信念といった意味。暗殺者としての信念をもってどのように行動するかが、物語のテーマになる。 

 
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