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キミのプレイステーション3が難病の研究に協力できる!

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●2007年3月末のアップデートで"Folding@home"を提供

 

 ソニー・コンピュータエンタテインメントが、プレイステーション3向けにアメリカのスタンフォード大学が推進する分散コンピューティング(小さな計算タスクを各コンピューターに割り当てることで、膨大な計算処理を分担して行う計算手法のこと)プロジェクト"Folding@home"を支援するアプリケーションを提供することが明らかになった。

 

 "Folding@home"は人間のタンパク質の折りたたみ現象を研究し、関連の疾病を理解することを目的に発足した試みのこと。タンパク質の異常な折りたたみによって引き起こされるパーキンソン病、アルツハイマー病などの原因究明には、膨大な計算力をともなう解析が不可欠で、スタンフォード大学ではFolding@homeに参加した端末それぞれに計算作業の一部を託し、多数の端末が並列処理することで解析にかかる時間の短縮を図っている。今回、その計算に圧倒的な演算能力を持つCell Broadband Engine(Cell/B.E.)を搭載したプレイステーション3が取り入れられることになった。Cell/B.E.は標準的なPCの約10倍の処理能力を有しており、プレイステーション3がこのプロジェクトに参加することで研究のスピードが飛躍的に向上するという。

 

 プレイステーション3ユーザーは、2007年3月末に予定されている最新システムソフトウェアアップデートにより簡単に"Folding@home"に参加することが可能。アップデートによりクロスメディアバーのネットワーク列に"Folding@home"アイコンが表示され、アイコンをクリックして起動させるだけで、自動的にスタンフォード大学とデータ送受信を行い、難病研究のための計算に参加することができる。また、簡単な設定をすることでエンターテインメントコンテンツ終了後、電源を入れたままにしておくことで、自動的にアプリケーションを走らせることも可能という。つまり、個人のプレイステーション3をネットワークにつなぎ、"Folding@home"を起動することで自動的に膨大な計算処理が必要な研究、解析のいったんを担うことができ、難病の研究に役立てられるというわけだ。

 

 今回の新たな試みについて、スタンフォード大学化学科のビジェイ・パンデ教授とSCのコーポレート・エグゼクティブ兼CTO Computerの茶谷公之氏はつぎのようにコメントを発表している。

 

 「世界中の多くのユーザー様にプレイステーション3が提供するエンターテインメントのパワーをすでに体験していただいていますが、"Folding@home"にご参加いただくことでプレイステーション3の優れた性能を今度は難病の研究に役立てることができます。タンパク質の折りたたみを研究するにはたった一台のスーパーコンピューターよりも、世界中のコンピューターがネットワークにつながることで得られる膨大な処理能力が必要とされます。科学者たちが、PCに加えて新たにプレイステーション3という強力なツールを手に入れることによって、今後の研究が飛躍的に進行していくものと信じています」(茶谷)

 

 「スタンフォード大学の"Folding@home"プロジェクトへのSCEの参画はたいへん喜ばしいことです。プレイステーション3が我々のネットワークに加わることで、生命を脅かす難病の治療法の発見に向け、これまで取り組むことができなかった難題の数々に挑戦することが可能になります」(パンデ教授)

 

▲プレイステーション3ユーザーなら誰でも参加することができる"Folding@home"プロジェクト。2007年3月末のアップデートで参加可能になる。

 

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