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日本で『Second Life』にいちばん詳しい大槻氏が『Second Life』の現状をレポート
AOGC 2007 Tokyo

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●世界中で大ブームの『Second Life』とは

 

 AOGC 2007 Tokyoにて、デジタルハリウッド大学院で『Second Life』のセミナー講師を務める大槻透世二氏が"『Second Life』の世界観とビジネスの可能性"と題した講演を行なった。『Second Life』とはアメリカのリンデン・ラボが開発、サービスを行なっている3Dオンラインコミュニティ。プレイヤーはバーチャルワールド内にある島の住人となり、他プレイヤーの島を見てまわったり交流をはかれる。

 

▲大槻氏は『Second Life』を「Mixiの3D版です」とわかりやすく説明。会場はご覧の盛況振り!

 

 『Second Life』最大の特徴はバーチャル世界でユーザーが自由にオブジェクトを作れること。オブジェクトには家や服、雑誌などあらゆるものが含まれている。しかも作ったオブジェクトには著作権が発生。そのため自分が作ったオブジェクトを他プレイヤーにレンタルしたり販売することができる。驚くことにゲーム内マネーは現金に変換でき、なんと毎日1億〜1億5000万円ものお金が動いている。

 

 ここで大槻氏はふたつのユニークな事例を紹介。とある男性が『Second Life』内で『トリンゴ』というパズルゲームを製作した。『テトリス』と『ビンゴ』を組み合わせたようなゲームで、多くのユーザーから好評を得たという。するとゲームメーカーから声がかかり、ゲームボーイアドバンスに移植され実際に発売された。また中国人女性のアンシー・チャンはまるでやり手の不動産屋のように土地を切り売りし、1億円以上もの利益を獲得。このニュースが報道されたことをきっかけに『Second Life』にユーザーが集まったという。

 

▲ユーザーは『Second Life』に用意されたツールでオブジェクトを作っていく。

 

●ユーザー数はうなぎ上りに増加中

 

 『Second Life』のユーザー数は2007年1月現在で300万人。男女比は6:4、平均年齢は32歳とやや高め。全ユーザーのうちアジア地域のユーザーが占める割合は11パーセントで、ヨーロッパのユーザーが積極的に活動しているとのこと。また『Second Life』世界の広さはニューヨーク・マンハッタン島の約6倍。日本でいうと東京23区の約半分。大槻氏によると「これでも狭いほう」だとか。

 

 この人気を受けてロイター通信は『Second Life』内に支局を開設。ユーザーは『Second Life』のなかでロイター通信が伝える最新ニュースを見られる。このニュースも大きく報じられ、その後トヨタ、日産、アディダスなど世界大手のメーカーがこぞって参入をはたした。なお日本では『Second Life』参入を希望しているメーカーをサポートするべく、広告代理店が活発に動いているとのこと。

 

▲公式サイト訪問者だけで900万人!

 

▲バージニア州元知事のマーク・ワーナー氏も『Second Life』内で政治活動中。

 

●日本語版はいつ登場?

 

 現在『Second Life』は英語版のみ公開されている。世界中の人とコミュニケーションをするため、世界の共通語たる英語版なのは当たり前といえば当たり前。でも我々日本人としては日本語で遊びたいところ。大槻氏によると「日本語版の登場は2007年の2〜3月中と聞いています。公式サイトやユーザー登録サイトを始め、『Second Life』内のチュートリアル、チャットメッセージも日本語になるでしょう」と語った。純粋に一ユーザーとして、また新たなビジネスの拠点として多くの人々が注目している『Second Life』。今後の動きに注目していたい。

 

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