キャラクターへの愛情たっぷりにロドニー氏が語った『パラッパラッパー』
●『パラッパラッパー』はPSPにぴったりと絶賛!
▲『パラッパラッパー』のキャラクターデザインを手がけたロドニー氏が来日。自身のいちばん好きなキャラというPJと、記念に1枚パチリ! |
`96年12月6日にソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)から発売され、従来のゲームファン以外の人たちからも支持を集めて初代プレイステーションを代表する作品のひとつとなった『パラッパラッパー』。その誕生から10周年を迎える今年、PSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフトとしてあのポップでかわいいキャラクターたちと、一度聞いたら耳から離れないラップリズムが帰ってきた。このゲームの発売を記念して、キャラクターデザインを手がけたイラストレーターのロドニー・アラン・グリーンブラッド氏が来日。ロドニー氏のファンを集めたイベント"ロドニーとティーパーティー"が代官山にあるレストランで行われた。
▲『パラッパラッパー』は、リズムに合わせて表示されるボタンを押していくリズムアクションゲーム。全編英語の歌詞や、パラッパの決めゼリフ「I gotta believe!(僕ならできるさ)」をつい口ずさんでしまった経験のある人も多いはず! |
イベントの参加者はロドニー氏のファンサイトの会員限定で募集され、定員を大幅に超える応募があったという。運よく当選できた人たちは、レストランでの食事を楽しみながらロドニー氏とざっくばらんに語り合ったり、サインをもらうことができた。じつにアットホームな雰囲気のパーティーで、ロドニー氏とファンとの交流を優先させるため報道陣も遠慮する形に。パーティーが始まるまでの短い時間でロドニー氏に話を聞くことができた。
「10年まえ、このゲームの開発が始まったときは本当に手探り状態でした。ゲームのお話をいただいてとてもエキサイティングだと感じて仕事を受けることにしましたが、まだプレイステーションというハード自体が立ち上がったばかりでどうなるかわからなかったのです。でも、制作スタッフがとてもしっかりしていたので、いいゲームができると思っていました」(ロドニー)
▲「松浦さんの才能にはいつもびっくりさせられた」と語ったロドニー氏。 |
ことの始まりは、ロドニー氏が以前にデザインしたキャラクター、PJとケイティ、サニーを展開させてゲームにしたい、というSCEJからの要望だったという。そこで、開発を手がけた七音社のゲームプロデューサー、松浦雅也氏がゲームのコンセプトを作り、ロドニー氏はそれに合わせて新たにパラッパなどのキャラを描き足した。紙のようにペラペラな独特のキャラクターたちは松浦氏の構想によるもので、「私の絵はとても平面的なので、それをどううまく使うか松浦さんが考えてくれたんです」(ロドニー)。開発は実験的な雰囲気で進められ、ロドニー氏自身、「10年後にこんな形で認められるとは、当時は思いもよらなかった」と感慨深そうに振り返った。
PSP版については、「『パラッパラッパー』にぴったりだと思う。PSPという小さくてパーソナルな空間は、ゲームのコンセプトにも合っていると思います」とコメント。ロドニー氏自身はPSPへのリメイクについてはタッチしていないが、「PSP版が出るなんてとてもハッピーです。パラッパは力のあるキャラクターなので、また皆さんに受け入れてもらえるでしょう」と力強くあと押しした。ちなみに、ロドニー氏のいちばんお気に入りのキャラはPJ。その理由は、「いつも後ろに隠れているようなキャラだから」と、生みの親らしい愛情たっぷりの表情で語った。描いていて楽しいのはサニーだそうで、頭のまわりにある花びらを描くときがとくに楽しいのだとか。逆に、あまり描く機会がない先生陣は忘れてしまって、いざ描くときに苦労することもあるそうだ。
▲ロドニー氏を交えて、4台のPSPで対戦しちゃいました! プレイステーション版以来久しぶりのプレイで「キック! パンチ!」からつまづいてしまった記者をよそ目に、ロドニー氏は涼しい顔で圧勝。さすがです!! |
▲これは、ソフトの予約特典としてもらえる"PSP用ドレスアップステッカー"で、自分のPSPを『パラッパラッパー』仕様にできるというもの。ロドニー氏も、「"ロドニーのPSP"って感じがして好き!」と満足げだった。 |
最後にロドニー氏は、全国の『パラッパラッパー』ファンに向けて以下のように語った。
「皆さん、『パラッパラッパー』をプレイしてくれてありがとうございます。ゲームショップに行って、ぜひまわりの人にこのゲームを買うように言ってください(笑)。もちろん友だちにも、そして何より『パラッパラッパー』をまだやったことのない、10年まえは小さすぎて遊べなかった子供たちに教えてあげてください」(ロドニー)
▲イベント中は、ロドニー氏がファンのいるテーブルを回ってサインに応じたり通訳を介して語り合ったり。PSP用ソフト『パラッパラッパー』のパッケージにさっそくサインをもらっている人もいたぞ。 |
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