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『サクラ大戦』歌謡ショウが最後の夏を迎える! 花組メンバーたちがその思いを語った

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●しんみりと、そして華やかに最後の記者会見が開催!

▲`97年に始まり、"歌謡ショウ"から"スーパー歌謡ショウ"と名称を変えて10年間続けられてきた舞台もこれが最後。メインキャストが衣装を身に着けて、記者会見に臨んだ。


 毎年夏に開催されていたセガの『サクラ大戦』シリーズの舞台、"サクラ大戦 スーパー歌謡ショウ"が、10年目を迎える2006年にファイナル公演を迎える。その最終公演"サクラ大戦・歌謡ショウファイナル『新・愛ゆえに』"の記者会見が、2006年6月10日に都内にある上野精養軒で行われた。


 会見に出席したのは、『サクラ大戦』の生みの親であり、総合プロデューサーを務める広井王子氏と、おなじみ帝都花組のメンバー、真宮寺さくら役の横山智佐、マリア・タチバナ役の高乃麗、アイリス役の西原久美子、李紅蘭役の渕崎ゆり子、桐島カンナ役の田中真弓、レニ・ミルヒシュトラーセ役の伊倉一恵、藤枝かえで役の折笠愛、神崎すみれ役の富沢美智恵、大神一郎役の陶山章央。そして、演出家の茅野イサム氏と、音楽監督の田中公平氏。


 歌謡ショウは、ゲームの『サクラ大戦』第1作目が発売された翌年、`97年の夏に行われた『愛ゆえに』でスタートし、10年を経ていよいよ最後の夏が来ようとしている。広井氏は、この10年を振り返って以下のように語った。


▲広井氏は「役者には、舞台の上でゲームのキャラクターと同じであれと求め続けてきました。みんな少し疲れてきたし、そこから開放してあげたかった」と本音も。

 「10年まえ、いちばん最初に『サクラ大戦』の舞台をやります、と記者会見を開いたのが、今日と同じこの上野精養軒でした。ゲームを舞台にすると言ったとき、最初は無謀だとたたかれましたが皆さんの応援があって10年間やってこれました。ゲームとアニメを作っていた人間たちが、いきなり大きな舞台を作ろうというんですから、本当にたいへんでした。10年やろうね、ていうのが現場のかけ声になっていて、まさかそんなにできるとは誰も思ってなかったわけですけど、プロデューサーとしてその約束を果たせたのでこれで最後にすることにしました。これまでに作られた曲は、じつは300曲以上にもなります。これはなかなかできることじゃない、たいへんな道をみんなで歩いてきちゃったなあと思います。でも、僕はさらに10年後にはもっとたくさんのゲームやアニメのキャラクターが舞台で駆け回っていると思う。僕たちはちょっと早くそれをやってしまったわけだけど、全然無謀なことなんかじゃなかったんです」(広井)


 花組のメンバーたちは、これまでの公演についてや思い出に残るエピソードなどを披露した。アイリス役の西原は、「初めての公演のときは1回だけの予定でしたけど、広井さんとマリア役の麗さんが、このままじゃ終われないよねーって話してたのを覚えてます。その言葉が2回目の公演のきっかけになったのかなって」と懐かしそうに語り、「あのころはいまのように洗練されてなくてドタバタでした。場面転換も長くて、幕の前でアドリブで間をもたせてたり」と、当時を振り返った。李紅蘭役の渕崎は自身が主役を務めた2003年の『新宝島』について、「あれは、一生忘れられない夏。大先輩がたくさんいる中での大役がプレッシャーで、まさかこの歳にもなって稽古場から泣きながら帰ることになるとは(笑)。熱い夏でした」とコメント。桐島カンナ役の田中は、「私は初日に向けて体調を崩すので有名な女優で、とくにのどと腰が悪いのでのどごしの悪い女優と言われてまして(笑)。『新西遊記』のときには楽屋の化粧前に薬をたくさん並べていたのが思い出深いです」と記者たちを笑わせた。


 大神一郎役の陶山は、女性ばかりの花組の中にあって唯一の男性レギュラー。怒られてばかりだったというが、「昨年の『新・青い鳥』では立ちまわりをたくさんやらせてもらって、自分の居場所を見つけたというか、9年目にしてやっと仲間に入れてもらえたというか……」(陶山)と語り、広井氏はじめキャスト陣も大爆笑。ゲームのキャラクターを演じることについては、「最初はアイリスとあまりにもギャップがあるのでお客さんが引いちゃうんじゃないかと怖かったけど、客席からアイリスちゃんって呼んでくれて本当にうれしかった」(西原)、「初めて衣装を合わせたのは、10年まえのこの上野精養軒での記者会見のとき。とにかく衝撃的でした。当時は衣装に着られている状態で、カンナは落ち武者みたいだし、マリアはゲゲゲの鬼太郎みたいだし(笑)。いまはこのまま外に出れるくらいフィットしてますけどね」(富沢)など、さまざまな思い出が語られた。マリア・タチバナ役の高乃は、「芝居の稽古ではダメ出しを受けるので、たいしたことではなくても本人にはすごく重かったりつらかったりすることもあります。でも長くやっていると、みんなの顔色を見るだけでそういう状態がわかるようにもなって。癒される仲間がいて、あたたかい場所でした。汗と涙と喜びを分かち合ってきたと思ってます」と、しんみり語った。


▲10年間の思い出を共有する花組メンバーたちは、それぞれのコメントにうなづいたり笑い合ったり。ゲーム中の帝都花組と同様に、しっかりと絆が結ばれていることが伝わってきた。


 また、演出家の茅野氏と音楽監督の田中氏はそれぞれ、以下のようにコメントした。


 「スーパー歌謡ショウのいちばんすごいところは、お客さんだと思ってます。ただワーワーキャーキャー言うだけじゃなくて、舞台の呼吸を作り上げてくれる。そんなお客さんを持っているのは本当にすごいことだし、その関係がこれで終わってしまうのは惜しいと思う。何かの形で残せないかなあと思っています」(茅野)


 「今回、久しぶりにオーケストラが復活します。以前は、バンドとキャストとの間でのアドリブなんかもあって楽しかったので、またそれができるのはうれしいですね。『サクラ大戦』は、『ゲキテイ』と『花咲く乙女』の2曲があったから続けてこれたと思っています。12年まえにこの曲を作って、これならこのゲームはいける、と思った。さらに舞台も、この曲があればできると思った。じつは『ゲキテイ』は、いまでもカラオケでたくさん歌われていて、昨今歌の寿命がどんどん短くなっている中でずっと愛され続けているんですね。幸せな曲だったなあと、改めて思います。今年は、『ゲキテイ』をいちばんいいところで歌いたいと思います。期待していてください」(田中)


 最後に、ファイナル公演となる『新・愛ゆえに』にかける意気込みを、真宮寺さくら役の横山は以下のように語った。


 「悔いのないように務めます。キャストやスタッフ、それにお客様もみんないっしょに、すばらしい『サクラ』ワールドを完結させたいと思います。応援してください。そして、最後に楽屋で勝利のポーズ、決めっ! で締めたいと思います」(横山)

▲前列左から、折笠愛、田中真弓、西原久美子、横山智佐、高乃麗、渕崎ゆり子、伊倉一恵、富沢美智恵、陶山章央、後列左から、茅野イサム氏、田中公平氏、そして広井王子氏。


 

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