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ニンテンドーDSでカルタが!? 百人一首の館"時雨殿"がオープン!

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●古典文学を代表する歌集の殿堂でニンテンドーDSが大活躍
 

 本日(1月27日)、京都府の嵯峨野に"時雨殿(しぐれでん)"がオープンした。1235年、藤原定家の撰により成立した歌集『小倉百人一首』をテーマにした展示館。京都商工会議所の120周年記念事業として設立された施設だ。このように書くと、なにやら小難しい印象を与えるが、この展示館、取っつきにくい古典文学を題材にしながらも、館内のアトラクションにニンテンドーDSを取り入れることで、楽しみながら『小倉百人一首』のことがわかるようになっているのだ。

▲嵯峨野は藤原定家が『小倉百人一首』の歌を選んだまさにその場所。桂川と嵐山を背景に、まわりを風情ある料亭に囲まれた最高のロケーションに建てられた。

 

 正午からスタートした一般公開に先立って、オープニングセレモニーと報道関係者への公開が行われた。オープニングセレモニーには、任天堂の元社長(現在は相談役)の山内溥氏が、財団法人小倉百人一首文化財団の理事長として出席。山内氏は時雨殿の建設にあたり多額の寄付を行っており、任天堂も技術面でバックアップしているのだ。

▲セレモニーには、山内氏(右からひとり目)のほか、京都府知事(左からひとり目)、京都市長(左からふたり目)、京都商工会議所の会頭(左から3人目)が出席。

 

▲こちらが"時雨殿なび"。和風のカバーとストラップがついている。タッチペンも時雨殿オリジナルモデル(!?)だ。

 館内に入ると、まず受付カウンターでニンテンドーDSが手渡される。この時雨殿では和風のカバーが着けられ"時雨殿なび"という名前になっているが、紛れもなくニンテンドーDSだ。この"時雨殿なび"が1階メインフロアーで、来場者を大いに楽しませてくれる! 
 

 メインフロアーは、床一面が巨大なスクリーンになっており、そこに百人一首のすべての下の句が表示される。これを取り札に見立てて、来場者が手にした"時雨殿なび"に表示される歌に対応した札を取るというわけなのだ。表示された歌がある床の上に立ち、タッチパネルに表示される"取る"という文字をタッチすればオーケー。表示される歌は、来場者ごとにことなるので取り合いになることはないが、一定時間内に取った枚数がカウントされ、順位が表示される。ニンテンドーDSで、大がかりなカルタ取りが楽しめるのだ。

▲同じカルタが表示されている床を捜して、タッチペンで操作。普段ゲームをしない人でもとまどうことなく操作できるはず。 

 

 床のスクリーンでは、カルタ取りのほか"京都空中散歩"というアトラクションが行われていた。京都中心部を上空から見た写真が表示されたスクリーンと"時雨殿なび"が対応しており、歌人のエピソードや観光案内が見られるというもの。"時雨殿なび"で参照したい歌人や観光名所を指定すると、スクリーン上に鳥のマークが出現して歌人にちなんだ場所や観光名所に導いてくれるのだ。
 

▲参照したい場所を鳥に案内させるほか、いま自分が立っている場所にどんな名所があるのかを知ることも可能。

 

 さらに、メインフロアーの壁には『小倉百人一首』のすべての歌が刻印されたプレート"百歌繚乱"が並んでいるが、これに近づくと"時雨殿なび"が反応。プレートに書かれているのと同じ歌が表示され、タッチスクリーンに表示される"読みあげ"や"解説"をタッチすると、歌を読んでくれたり、解説が表示されたりするのだ。

▲くずし字で書かれている文字が読みにくい人は、"時雨殿なび"の文字を見ればいいのだ。

 

 そのほか1階では、スクリーンに表示される歌人と『小倉百人一首』のカルタ取り対戦をする"体感カルタ五番勝負"というアトラクションも。役者が演じる清少納言や蝉丸、紫式部といった歌人たちが、正面のスクリーン上で読み上げる歌を、床のスクリーンで捜してす速くタッチ。歌人よりも早く取れば勝利。つぎの歌人との対戦になり、負けた時点で終了。称号が送られる。『百人一首』には少々自信がある記者も挑戦したところ、5人目の紫式部で敗北……。「ももしきや 古きのきばの しのぶにも なほあまりある むかしなりけり」という歌だったが、「ももし」くらいで取られてしまう。かなり手強いという印象だ。

▲いただいた称号はご覧のとおり。順位は100人中27位だった。自分よりまえに26人もいるとはっ。記者のささやかな自信はもろくも崩れ去る……。


 2階は120畳敷の広大な和室になっており、本日は藤原定家、柿本人麻呂、紀貫之、紫式部など、『小倉百人一首』の歌人たちの人形が展示されていたが、カルタ大会などさまざまな用途にも使えそうだ。また、和室の前に置かれたショーウインドには、江戸時代後期の貴重なカルタや、任天堂が戦時中に発売した百人一首などの貴重な品々が展示されていた。
 

 『小倉百人一首』にちなんだ、さまざまなアトラクションが楽しめるこの展示館。お子さんが『小倉百人一首』に興味を持つきっかけに、また大人が純粋に楽しむためにもオススメだ。京都に立ち寄った際には、足を運ばれてはいかがだろう。ちなみに記者は大いに楽しめましたっ!
 


※時雨殿の公式サイトはこちら

 

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