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発売日迫るXbox 360、市場拡大の「カギ」となるのは?

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 2005年12月10日に発売を控えたマイクロソフトの新型ゲーム機“Xbox 360”。全国のゲームショップやオンラインショッピングサイトでは、いま正に予約受付の真っ只中というところだ。

 

 Xbox 360本体との同時発売が予定されているソフトは、テクモの『デッドオアアライブ4』、ナムコの『リッジレーサー6』など、計7本。もともとは、これにフロム・ソフトウェアの『【eM】-eNCHANT arM-(エム 〜エンチャント・アーム〜)』を加えた8本と発表されていたが、同作は先日、2006年1月に発売日を変更する旨が報じられた。(関連記事

 

 日本国内でのXbox 360の予約は、大手オンラインショッピングサイト“アマゾン(Amazon.co.jp)”で予約が始まった2005年10月18日前後からスタートしたと思われる。現時点でおよそ一ヶ月が経過しているわけだが、ファミ通.comで独自にソフトの“装着率”を調査してみたところ、2005年11月17日時点で「1.18」という数値が得られた。

 

 “装着率”は、ゲーム機1台あたりにソフトがどれだけ売れたかを示す数値。ひとりのユーザーがXbox 360本体1台を予約していると仮定すれば、同時に最低1本はソフトが購入されているという計算になる。また、タイトルごとの売れ行きについては、下表のような結果になった。

 

●Xbox 360本体予約数に対するタイトルごとの割合

デッドオアアライブ4(テクモ)

50.6%

リッジレーサー6(ナムコ)

33.1%

パーフェクトダーク ゼロ(マイクロソフト)

15.2%

Xbox 360 プレイ&チャージキット

26.8%

※本体の予約数を100%とした場合。(ファミ通.com調べ)

  

 一番人気は、テクモの『デッドオアアライブ4』(50.6%)。本体を予約したユーザーの半数近くがこのソフトを合わせて購入している可能性があり、前人気通りの結果といったところだろうか。続いて2位は、ナムコの『リッジレーサー6』(33.1%)。3位にマイクロソフトの『パーフェクトダーク ゼロ』(15.2%)が着けている。これら上位3タイトルは、いずれも旧シリーズが国内外でヒットを記録したタイトルの続編だ。

 

 ちなみに、Xbox発売当時を振り返ってみると、Xbox本体の初週販売台数は12万3929台。これに対して、本体と同時に発売された『デッドオアアライブ3』の初週推定販売本数は8万4471本(推定累計販売本数:21万7149本)。本体の販売台数に対して『デッドオアアライブ3』が占めた割合は68.1%となっている。(ファミ通調べ)

 

 また、表の一番下にある『Xbox 360 プレイ&チャージキット』(26.8%)は、ワイヤレスコントローラー用のバッテリーパックと充電ケーブルがセットになったもの。Xbox 360ではワイヤレスコントローラーを採用しており、Xbox 360の本体パッケージにもひとつ同梱される。ワイヤレスコントローラーは、専用のバッテリーパックか単三アルカリ乾電池2本で動作するのだが、そのつど電池を交換するよりはバッテリーパックを使用したほうが、手間がかからず、経済的だ。

 

 2000年にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたプレイステーション2。同ハードの発売初週におけるソフト装着率は「0.85」であった。当時の主要ハードである、ニンテンドウ64(任天堂)の発売初週が「1.21」、ドリームキャスト(セガ)が「1.33」であったのと比べてかなり低く、そもそも「1.0」を下回るというのは、当時のゲーム機としては非常に珍しいケースだった。(ファミ通調べ)

 

 その理由として、同機がDVDプレーヤーとして活用できたことが挙げられる。購入層のなかには普段あまりゲームをしていなかったユーザーも多く見られ、また、39800円という価格が当時のDVDプレーヤーとしては格安だったことも大きな要因だった。しかし、結果的にプレイステーション2は多くの家庭に普及することになり、ソフトのラインアップはその市場に乗るようなかたちで徐々に充実。その後、プレイステーション2市場は急速に拡大していった。

 

 Xbox 360では対応メディアとしてDVD-ROMを採用しているが、現在のDVDプレーヤーの普及状況を考えると、純粋にゲームを楽しむ目的で購入するユーザーのほうが多そうだ。

 

 単純にハードが普及すればソフトの市場も拡大するとは一概に言えないが、もしプレイステーション2と似たようなケースでXbox 360が普及していくならば、そのカギとなり得る要素のひとつはオンラインサービス“Xbox Live”の充実ではないだろうか。マイクロソフトは、現行のXboxでも行ってきた同サービスを、Xbox 360でも引き続き力を入れていくことを発表している。

 

▲いつでもユーザー同士が「繋がる」機能が充実したXbox Live。オンラインゲームなどをプレイする場合は、有料の“ゴールドメンバーシップ”への加入が必要。利用料金は、一ヶ月819円[税込]から。

 

 Xbox 360では、MMORPGやオンライン対戦プレイなどを楽しむときは、すべてこのXbox Liveを介して行われる。Xbox Liveでは、この他にもゲーム内アイテムの購入、音楽・動画データのダウンロードなどを行うことができ、ゲーム以外のエンターテインメントも扱える環境が整っている。また、全世界のXbox 360ユーザーのプロフィールを閲覧することができたり、これを利用したマッチメイキング、音声や動画によるメッセージの送受信、ゲームプレイ中のボイスチャットといった、オンラインを通じたユーザー間のコミュニケーション面も充実させている。

 

▲コントローラーはワイヤレスのほかにケーブル付きも発売。大きさは現行のXbox用とほぼ同じ。ヘッドセットなどはコントローラーに接続して使用する。

 Xbox 360用コントローラーの中心には、ゲームをプレイ中でもすぐにXbox Liveに接続することができる“Xbox Live ボタン”を配し、Xbox 360とオンラインが密接な関係であることが伺える。また、日本国内で発売される本体パッケージには、20ギガバイトの着脱式ハードディスクドライブがあらかじめ同梱。また、初回限定生産となる『Xbox 360 発売記念パック』には、スクウェア・エニックスのMMORPG『ファイナルファンタジーXI』のβバージョンが付属する点も興味深い。

 

 また、Xbox 360はパソコンとも連動。無線LANなどを介して、Windows XP Media Center Edition(通常のWindows XPよりも、テレビ、音楽、ビデオ、デジタル写真を扱う機能を強化したOS)とデータを共有することができる。これにより、パソコン内の映像などをXbox 360で再生することが可能。パソコン市場で圧倒的なシェアを誇るWindowsを持つマイクロソフトだけに、今後もこういった展開ができる可能性を持っていることは強みだろう。

 

▲日本国内で発売されるXbox 360本体パッケージ。初回生産分には『ファイナルファンタジーXI』βバージョンが同梱。

 

 今後、Xbox 360向けに発売が予定されているタイトルには、ミストウォーカーの坂口博信氏が手がけるRPG『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』、カプコンの『バイオハザード5』、コナミの『ウイニングイレブン』シリーズ、バンプレストの『スーパーロボット大戦』シリーズなどの注目タイトルが多数控えている。

 

 Xbox 360には、すでに多くの日本のゲームソフトメーカーが参入を発表しており、これは現行のXbox時代にはなかったこと。Xboxが日本市場で大きな成功を収められなかった最大の理由はここにあるとも言われている。よって、これらのサードパーティーによるサポートは、日本だけでなく世界的なハード普及の追い風になる要素を十分に持っているといえるだろう。

 

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