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レボリューションについても言及! 任天堂の経営方針説明会(その2)

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●「ゲームボーイミクロは小さいからといって安売りするつもりはありません」(岩田)

 

▲「本体の中身を見ると、どれだけゲームボーイアドバンス用ソフトが大きいかがわかる(笑)」と岩田氏。残りの小さいスペースに、ゲームボーイアドバンスSPと同じ性能を詰め込んだ技術力には圧巻。

 

 E3で電撃発表されたゲームボーイミクロ。これについて岩田社長は、「ゲームボーイアドバンスをどこまで小さく、軽くできるのか? を極限までつきつめたハード」と表現。「任天堂ハードでは初めて金属の本体を採用しています。ゲームボーイアドバンスSPを持って歩くのがはずかしいと思っている人たちにこそに触ってほしい。これもユーザー拡大の一貫」とアピールした。

 

 また、気になる価格については「小さいからといって、安売りするつもりはありません」とコメント。ゲームボーイアドバンスSPの性能をそのままに、本体を極限まで小さくし、高精彩の液晶を搭載している同ハード。価格は少々高めでも納得か!?

●レボリューション一端が明らかに
 

▲SCEとマイクロソフトのベクトルとは違う、任天堂のゲーム機の定義。岩田社長は、「スペックの高いゲーム機なら工夫がいらないので簡単にできる」と力強く語った。

 

 任天堂の次世代ハード"レボリューション(コードネーム)"については、"ニンテンドーDSでゲーム人口の拡大に取り組み、一定の成果をあげた任天堂は、据え置きゲームで何をすべきか?"という問いかけから説明が始った。

 

 同社の考えは一貫して、「これまでの王道を突き進んでいる方たちに異を唱えるつもりはない」(岩田)と前置きしながらも、「ハード性能を向上させ、ゲームをより豪華でリアルにすることだけでは、ゲーム離れ現象への答えにはならないと判断している」とコメント。ハードの性能争いから距離を置き、独自路線で業界を再び見直す考えだ。

 

 まず据え置きゲーム機の今後の課題として挙げていたのが、家族とゲームの関係の改善。「お母さんがゲーム機なんていらないと敵視していたらダメ。家族全員がゲームは自分に関係のあるものという認識をもってもらいたい」とし、次世代機レボリューションの特徴を以下のように挙げた。

【任天堂が考える次世代ハード】

・薄く、小さく、邪魔にならない
・静かで、消費電力も少ない
・ケーブルが絡まず、触るのも怖くないワイヤレス・コントローラー
・家族のそれぞれにとって、興味が沸くような用途を提案

 

 任天堂の考える次世代機が、ほかのハードメーカーと明らかに違うことがわかる。とくに"家族のそれぞれにとって、興味が湧くような用途を提案"というのが気になるが、これについては「いまゲームと呼ばれていないものが、我々がゲームの定義を広げることで、いろいろなものが興味の対象になるのではないか」とコメントするだけで、詳しい説明がなかった。ただ、家族とゲームの関係を改善するひとつの要素として、岩田社長はレボリューションの究極の下位互換性"バーチャルコンソール"について詳しく解説。

 

 「もしお父さんが「ファミコンやスーパーファミコンなど昔のゲームならできる」と興味を持ったならば、その時点でゲーム機が関係のあるものに変わっていく。バーチャルコンソールは無料であるとネットで根拠のない噂が流れているが、タダで配信する予定はありません。新作を買ったら特典としてダウンロードできるとか、キャンペーンの一貫で期間限定でダウンロードできるとか、さまざまな活用法があると考えている。過去の資産を使って、任天堂にもソフトメーカーさんにも利益が出る形をとりたい」
 

 すでに発表済みのレボリューションの各機能についても説明が行われた。本体内蔵の512メガバイトのフラッシュメモリーの用途については、"ゲームデータの保存"、"バーチャルコンソールのダウンロード先"、"本体機能の拡張に使用"が考えられているという。ニンテンドーDSと無線通信が可能な点については、"自宅でもお試し版がダウンロードできる"という一例をあげ、「いろいろな連携の可能性があるが、機会を改めて紹介したい」とした。

 

 また、ソフト分野については、あらゆるタイトルが大作化する傾向にあり、これに警鐘を唱える形で、「とくに続編作品となると、豪華でプレイ時間が長くなる一方だが、人の時間は有限。年に1度や2度はフランス料理のフルコースのような豪華なタイトルを遊びたいと思うが、全部がそうなることに歯止めをかけないといけないと思っている。レボリューションでは、『ゼルダの伝説』のような大型商品と、『脳を鍛える大人のDSトレーニング』のようなコンパクトな商品の両方が成立するような、ゲームのボリューム、価格においてダイナミックレンジの広い市場を実現したい」と抱負を語った。

 

 残念ながら、未公開のコントローラーの詳細発表はなかった。ただ、最後に行われた質疑応答で宮本茂氏が、記者からのレボリューションについての質問に、「レボリューションでおもしろいのはインターフェイス。ニンテンドーDSのように多彩なソフトがでてくる仕組みを作っていて、これを考えることがいまの楽しみ」と満面の笑みで語っていただけに期待が膨らむ。なお、本体の価格や詳細は変わらず年内に発表される予定。それまで楽しみに待とう。

 

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