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『nintendogs』に中継所が! 任天堂の経営方針説明会 (その1)

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●『nintendogs』で新たな動き! "すれちがい中継所"を設立!

 

▲出席者は左から永井信夫代表取締役専務、波多野信治代表取締役専務、森仁洋代表取締役専務、岩田聡代表取締役社長、竹田玄洋代表取締役専務、宮本茂代表取締役専務。5月のE3で次世代機"レボリューション"などが発表されただけに、当然のように注目度は高く、多くの報道関係者がつめかけた。


▲任天堂の岩田社長。

 本日6月7日、任天堂が恒例の経営方針説明会を都内で開催。岩田聡代表取締役社長、宮本茂代表取締役専務らが出席し、今後の経営方針、事業計画などの説明を行った。
 

  岩田社長はまず、「この会場で、どのくらいの方たちが毎日ゲームを遊んでいるのでしょうか?」と問いかけ、日本市場において"ゲーム離れ"と"市場縮小"が加速していることを説明。


 「忙しくてできない、難しくてできないと思っている方が多いのではないのでしょうか? 任天堂はこの課題を解決し、ゲーム離れしてしまった方たちに再びゲームに触っていただきたい。これが任天堂の使命だと思っています」(岩田)


 任天堂が考える"ゲーム離れ&市場縮小"の解決策は、これまで王道であった"豪華さと複雑さの追求による市場拡大"ではなく、むしろ年齢、性別、手先の器用さなど関係なくゲームが楽しめる環境を作ることだという。ニンテンドーDSのように誰もが同じスタートラインに立って前提知識なく楽しめる、新しくユニークな商品の提案が急務で、今後の基本姿勢は"ビデオゲームの定義を広げ、新しいゲームユーザーを獲得していくこと"だと強くアピール。ほかのハードメーカーと一線を画すことを改めて強調した。
 

 では、ビデオゲームの定義を広げていくこととはどういうことか? その代表格がニンテンドーDS用ソフト『nintendogs(ニンテンドッグス)』だ。このゲームはご存じのとおり、愛犬とともに生活を楽しむ内容。ゲームの題材になりえなかった犬に触るという行為を見事に遊びに変えて、ふだんゲームをプレイしない女性層も獲得。販売本数40万本に迫る勢いを見せている。

 

▲『nintendogs』はほかのゲームソフトに比べ、女性層を多く獲得している。
 

▲一方、『脳を鍛える 大人のDSトレーニング』は25歳〜34歳の男女に支持されている。
 


 また、初週で40000本以上の売れ行きを見せている『脳を鍛える大人のDSトレーニング』も、ゲームにしにくい学術的な要素をゲームの枠に落とし込んだ好例。こちらも、25歳〜34歳の男女にもっとも支持されているという。


 『nintendogs』や『脳を鍛える大人のDSトレーニング』などを任天堂は"Touch! Generetions"シリーズと呼んでいるが、これらの取り組みが新しいユーザーの獲得に一定の成功を収めている。このほか6月16日には『DS楽引辞典』、6月30日には『やわらか頭』が発売予定で、こちらにも期待が寄せられている。 「現状のままではゲームソフトを"デラックス"、"リアル"にしていくという方向しかないが、枠組み自体を広げれば、いままでゲームと呼ばれていなかったものをゲームの枠に入れることができる既存のゲームユーザーを満足させられるようなゲームらしいゲームを作りながらも、"Touch! Generetions"のようなソフトで新しいユーザーを獲得していくことが目標」(同)とのことだ。
 

 ここで新たな発表が! 『nintendogs』にはユーザーどうしの愛犬が交流する"すれちがい通信"という要素があり、密かなブームとなっていることはご存じのとおり。だが、地方では"すれちがい通信"しにくい場所もあり、これに応える格好で、6月21日から全国各地に"nintendogs すれちがい中継所"を段階的に展開していくことが発表されたのだ。この中継所は、最初にアクセスしてきたユーザーの子犬を預かって、つぎにアクセスした人に渡していく、ボトルメール的なイメージ。小売店や駅などを中心に設置し、すれちがい通信を盛り上げていくという。

●ニンテンドー Wi-Fi コネクションについて
 

 続いて、ユーザー層の拡大の構想を踏まえて、岩田社長はニンテンドーDSでのネットワーク事業"ニンテンドー Wi-Fi コネクション"についても言及。同サービスでは、"接続の手続きが面倒で難しい"、"月額利用料など経済的負担"、"初心者には入りにくい、匿名性故のハラスメントなどの精神的な障壁"などの問題を取り除いていくと改めて明言。対処法や今後の予定を以下のように提案した。
 

【オンライン対処法】
・無料で接続できるアクセスポイントを販売店を中心に設置していく
目の前の人と通信する手間と簡単操作で接続できるシステム
・任天堂コンテンツは追加料金なし
・対象を友人のみに制限する機能を提供

 
【今後の予定】
・年内に全国で1000ヵ所規模のアクセスポイントを設置
・『マリオカートDS(仮題)』、『どうぶつの森 DS(仮題)』など、年末までに対応ソフトを発売
・サードメーカー25社が参入表明


 「これまでオンライン対応ゲームを購入し、どれだけの人がオンラインに繋いでいるでしょうか? 購入者のほとんどに参加してもらえないと、オンラインに対応している意味がない。我々はどうすれば参加障壁を乗り越えられるかに着目してきて、すべての課題に対処していく。オンライン対応ソフト購入者の9割以上が接続する環境を作りたい」(同)

 これまで"任天堂はネットワークに及び腰"との報道も見かけたが、これはまったくの誤認。`88年にファミコントレードを始めたように、同社はネットワーク事業のパイオニアという一面を持っている。ユーザーライクなネットワーク環境を整えるため、これまでほとんどのハードで精力的に研究を行ってきた。ニンテンドーDSとレボリューションでは、手軽にネットワークに接続できるように、PCとの連動も考えられていて、PCのUSBポートに棒状のアダプターを装着すると、ネットワークに簡単に繋がるシステムも開発しているとのこと。"ニンテンドー Wi-Fi コネクション"でついに任天堂のネットワーク構想が華開くことになりそうだ。

 

 その2ではレボリューション、ゲームボーイミクロについてリポート!

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