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バンダイ×ナムコ統合! 記者発表会詳報

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●統合の背景

 

 既報のとおり、バンダイとナムコが経営を統合。今年の9月29日を期日として共同持株会社、株式会社バンダイナムコホールディングスを設立することが発表された。新会社の社長には、バンダイの高須武男社長が就任。バンダイ株1に対して持株会社株1.5株を、ナムコ株1株に持株会社株1株が割り当てられることになる。

 

 これを受けて本日、バンダイ、ナムコが共同記者会見を開いた。その詳報をお伝えしよう。

 

バンダイ、ナムコ経営統合 

▲バンダイナムコホールディングスの代表取締役社長に就任するのは、現バンダイ代表取締役社長の高須武男氏(右から2番目)。ナムコを長きに渡って支えてきた中村雅哉代表取締役会長(中央)は、バンダイナムコホールディングスの最高顧問に就任する。 

 

 都内の会場で開かれた記者会見には、ナムコ代表取締役会長の中村雅哉氏、バンダイ代表取締役社長の高須武男氏、ナムコ代表取締役副会長の高木九四郎氏、バンダイ常務取締役の上野和典氏(6月23日付けでバンダイ社長に就任予定)、ナムコ代表取締役社長の石村繁一氏が出席。経営統合に至った経緯や今後の経営戦略について詳しく語ったのだ。

 

 まず壇上で挨拶をしたのは、ナムコ代表取締役会長、中村雅哉氏。中村氏は統合後の新会社、バンダイナムコホールディングスの最高顧問を務める。中村氏は集まった報道陣に向かってつぎのように語った。

 

 「強い生物ではなく、賢い生物でもなく、変化に対応できる生物こそが生き残る。ダーウィンの進化論で言われるこの理論は、国も、人間も、そして企業も同じなんです。そしてただ生きのびるだけではなく、より成長したいと思ったときに、変化をどう予見するかが大事になる。企業として今後どうあるべきかを考えたとき、バンダイさんとの統合に踏み切ることにしました。今後は最高顧問として、気づいたことはどんどん発言していきたいと思います」(中村)

 

 続いて、バンダイナムコホールディングスでは唯一の代表取締役となるバンダイの高須社長がつぎのようにコメント。

 

 「今回の統合は、お互いの企業の"強み"を考えると、まさにベストの選択だったと思います。これは事業面にだけ言えるものではなく、"夢と感動を提供する"というスピリッツの面での一致も大きい」(高須)

 

▲バンダイナムコホールディングスの代表取締役社長に就任する高須武男氏は、今回の統合の目的について、「現在、既存事業拡大と新しいエンターテインメントの創造が求められている。ナムコとバンダイの経営統合はあくまでも前向きで、高い補完性と相乗効果を望める」とアピールしていた。

 

 統合の背景について高須社長は、エンターテインメントを取り巻く環境が奔流のように激しく変化していることをあげた。「この世界で成長、発展するためには既存の事業だけではなく、新規事業の開拓、拡張を果たさなければならない」として、企業拡張をワールドワイドで展開することも視野に入れた統合である、と説明した。さらに統合のもっとも大きな理由として、お互いの事業における得意分野が重複しないことをあげる。

 

 「バンダイのもつキャラクターマーチャンダイジング(商品化計画)の力と、ナムコさんが持つコンテンツ制作における技術力。この、重複しない得意分野が、計り知れないシナジーを生み出す」(高須)

 

●経営戦略

 

 統合後の経営戦略は、新会社のバンダイナムコホールディングスを中心に立案される予定。当面はこの新会社の下にバンダイ、ナムコがぶら下がる形で独立して着き、その下にそれぞれの子会社が連なる形になる。そして統合が進んだあとの中期的な目標として、大きく"トイホビーグループ"、"コンテンツグループ"、"アミューズメントグループ"、"ビジュアルグループ"、"関連事業グループ"に事業分野を集約(予定)。この中でもとくに収益をあげると見られるトイホビー、コンテンツ、アミューズメントの各グループについて、ナムコの高木九四郎副会長はつぎのように説明した。

 

 「トイホビーグループは、ナムコのゲームコンテンツをバンダイの事業分野で展開することがおもな目的。コンテンツグループではバンダイのキャラクターマーチャンダイジング力、ナムコの技術開発力を持って、ワンコンテンツマルチユースを強化する。そしてアミューズメントグループではナムコのロケーションにバンダイの店舗が加わって競争力をあげる。人材、資金、知的財産、情報をグループ横断的に有効活用することで、世界で類を見ないエンターテインメントグループとなります」(高木)

 

統合のスケジュール 

統合のスケジュール2 

▲上の写真が新会社設立時のグループ構成。下は中期目標でのグループ構成の予定図。新会社バンダイナムコホールディングスでは、統合から3年後に連結売上高5500億円、同経常利益550億円を目指す。両社のブランドについては、当分はバンダイ、ナムコのブランド力を維持するとしたが、将来どのような形をとるかはこれから検討していくとのこと。 

 

 そして会見の最後にバンダイの高須社長は「バンダイ、ナムコグループは、世界のマーケットを予測、予見し、スピーディーな決断、実行をはかっていきます。変化に対応するもののみが生き残る。今回の統合は"進化の過程の統合"ということです」と力強く語った。

 

 新会社の役員は以下のとおり。注目の質疑応答についても、のちほどお伝えするぞ!

 

新会社設立からのおもな新人事

株式会社バンダイナムコホールディングス

新会社役職

名前

現職(職業)

取締役会長

高木九四郎

ナムコ代表取締役副会長

代表取締役社長

高須武男

バンダイ代表取締役社長

取締役

橘正裕

ナムコ専務取締役

取締役

早川正篤

バンダイ専務取締役

取締役

田中慶治

ナムコ常務取締役

取締役

仙田潤路

バンダイ取締役

取締役(非常勤)

石村繁一

ナムコ代表取締役社長

取締役(非常勤)

上野和典

バンダイ常務取締役

取締役(社外)

米正剛

弁護士

取締役(社外)

一條和生

一橋大学教授

監査役

本間浩一郎

ナムコ監査役

監査役

平澤勝敏

バンダイ経理部ゼネラルマネージャー

監査役(非常勤)

須藤修

弁護士

監査役(非常勤)

柳瀬康治

弁護士

株式会社ナムコ

代表取締役社長

石村繁一

ナムコ代表取締役社長

株式会社バンダイ

代表取締役社長

上野和典

バンダイ常務取締役

 

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