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ゲーム産業の現状と展望、浜村氏がセミナーで業界を分析

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●次世代ハードについても語る

 4月7日に都内のエンターブレイン本社で、"ゲーム産業の現状と展望"と題した浜村弘一社長のセミナーが行われた。これはアナリスト向けに年2回実施しており、浜村氏の視点によるゲーム業界の現状分析と未来予測が語られるというものだ。

 2004年度(2004年4月〜2005年3月)のゲーム市場について浜村氏は「ゲーム市場は非常に元気です」と語る。2004年度は、ハード販売台数が前年比で110.2パーセント増、ソフト販売本数が102.2パーセント増。ハードでは年末に発売されたニンテンドーDS、PSPがとに好調なすべり出しを見せたことも理由のひとつだ。また2005年の展望については「今年末にはおそらく次世代ハードも発売されると考えられ、そうなると2005年度も市場はさらに拡大する」と同氏は予測している。

 また、次世代ハードについても大胆な予測を展開。「各社ともE3で発表を行うことはほぼ確実。ひょっとしたらマイクロソフトは実機を展示してくるかもしれません」とこれから大きな動きがあることを示唆。またハードごとの予測では「発表されたスペックなどを見ると、3社とも似たような性能になりそう。ただ、目指す方向性はまったく違う」と語った。浜村氏は3機種についてつぎのように予想している。

浜村氏による次世代ハードの予測

●レボリューション(任天堂)
「目指す方向は玩具性。入力デバイスが異質なものになると言われているが、それよりもゲームの質そのものを変えようとしているのではないか? ニンテンドーDSの『Nintendogs』で"癒し"を追求しているように、これまでテーマにしなかった題材をゲームで表現することを目指すと考えられる」

●Xboxの次世代機(マイクロソフト)
「ホームサーバーを目指すとよく言われてますが、じつはそうではないんじゃないか? と思っています。マイクロソフトが考えるのは、ゲームをしながら聴ける曲をオンラインで販売したり、何かサービスを提供したりすることだと考えられます。ゲーム上でネットワークサービスを売ることなのでは? 新しいビジネススキームを作るのが目的でしょう」 

●プレイステーション2の次世代機(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
「3社の中ではいちばん予想が難しい。ただ、キーワードとなるのは"Cell(セル)"であることは確か。"ゲーム機のCellと情報家電のCellとがからみあっていく"とソニーは発表しています。ライフスタイルを変える試みであるとともに、Cellをさまざまな家電に普及させていくことが目的だと考えられます」 


 また未来のゲーム業界については「次世代機ではマイクロソフトがソニーのシェアにかなり食い込んでくる可能性もあります。というのも開発ツールの早い配布、クリエーターの囲い込みなど有利な条件も揃っていますから。対するソニーは強力な過去資産という大きな強みを持っています。一方、任天堂は2社とはまったく異なる路線を目指すことになりそうだ」と語っていた。

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