弦楽四重奏による『ドラクエ』コンサートが開演!
●味わいを深める弦楽四重奏、そのさきには……

|
▲NHK交響楽団に所属する、弦楽器の名手たちで結成された"マティアス・ムジクム・カルテット"。『ドラクエ』の音楽をやりたいと、メンバーたちみずから志願したというだけに、熱のこもった演奏を聞かせてくれた。 |
10月18日、都内の津田ホールで"弦楽四重奏によるドラゴンクエストコンサート"が開催された。このコンサートは、『ドラクエ』シリーズの作曲家、すぎやまこういち氏が作、編曲した音楽を、4人の弦楽器奏者"マティアス・ムジクム・カルテット"が演奏するもの。
この日のプログラムは、前半が『血路を開け』など『IV』〜『VII』までの曲。後半が『序曲』など『I』〜『III』までから選ばれた曲で構成されていた。演奏の合間に登場したすぎやま氏は、彼らの演奏について以下のように語っていたぞ。

|
▲すぎやま氏は、疲れたメンバーたちを気遣ってアンコール曲の演奏まえに"ホイミ"をかけるなど、相変わらずの茶目っけを見せていた。
|
「弦楽四重奏には優雅な味わいがあります。今日は(マティアス・ムジクム・カルテットの)3回目のコンサートですが、小慣れてきて味わいが深まっています。同じ曲を何回でも楽しめる"通"の味わいがありますよ」(すぎやま)
アンコールでは『ドラクエIV』より『王宮のメヌエット』を披露。観客たちは、オーケストラとはひと味違うシンプルで美しい音色に最後まで聞き入っていたぞ。すぎやま氏によると、来年は"マティアス・ムジクム・カルテット"で『ドラクエVIII』のコンサートを行いたいとのこと。確かな熟成を重ねる4人組の、新たな挑戦に期待がかかる。
|