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【任天堂経営方針説明会】質疑応答の気になる発言をピックアップ!

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●今後の開発体制やPSPに対する発言も!

 

▲宮本茂氏など、任天堂の取締役陣が一問一答に答えたのだ。

  任天堂の経営方針説明会の最後を締めたのが、岩田聡社長や宮本茂氏をはじめとする任天堂の代表取締役陣の質疑応答。ここでは1時間半以上にわたって行われた質疑応答の中の注目発言をピックアップしてみるぞ。今後の開発体制やPSPに対する発言なども飛び出しただけに要チェックだ。
 

Q.クラブニンテンドーの現状について

クラブニンテンドーを始めて約7ヵ月の期間になります。会員数は5月末までで40万人強です。これはなかなか立派な数字だと思います。年齢層も幅広く分布していますし、女性会員も多いほうでしょう。いままでは、どの商品がどの程度売れたのかはわかりましたが、どんなユーザーの方が買ってくれているのかはわからなかった。でも、このクラブニンテンドーで、いままで見えなかったユーザーさんの意見が見えてくるようになりました。特定のユーザーにアンケートをとることなども可能になり、いろいろなことがわかるようになった。お客様のことを深く理解して、ゲーム業界の問題を解決していくための飛び道具を、任天堂は得たと思っています。クラブニンテンドーはこれから本領を発揮するもので、今年の年末商戦でもうまく活用したいですね(岩田)

 

Q.3年後の任天堂の成長度、ニンテンドー・ディーエス(仮称)の出荷台数など具体的な数字はどれくらいに?

数字というものはひとり歩きしやすいものなので、数字は申し上げないでおきますが、基本的に任天堂が"飛躍した"と呼んでもらえるような成長を達成するというのが私のイメージ。ニンテンドー・ディーエスはゲームボーイアドバンスの成功にひけをとらないほどになる、というのが私のイメージです(岩田)

 

Q.ニンテンドー・ディーエス、ゲームキューブ、ゲームボーイアドバンスなど、開発ラインはいまの状態で大丈夫なのか? 今後の開発体制に変更は?

開発体制はニンテンドー・ディーエスがはじまって、強化が必要だということでずっと動いてきています。東京の開発部も順調にきております。ただ多彩な作品を作るためには開発陣の強化だけでなく、多彩なディレクターが必要。優秀な指導者も必要です。いままでは猫の手も借りたいというイメージで開発してきましたが、"猫の手はいらない"というほうが今後は会社的に健全かなと思っています(笑)。猫もご飯は食べますから(笑)。だからあらゆる意味で、我々はいま慎重にリクルートしています。あとは海外の拠点のほうも運営がいままでむずかしかったんですが、それが落ち着いてきています。優秀な海外の会社が有効に動くようになってきました。娯楽の世界というのは水物で、す速く対応する必要があるんですね。それだけに手際よくものを作っていく体制を作っていきたいと。蛇足なんですが、ニンテンドー・ディーエスもそうです。やはり小規模の人数でおもしろいものを手際よく作っていく。技術はそういうところに活かしていって、経営効率のいい体制を作っていこうと思っていますので今後もご期待ください(宮本)

 

Q.宮本氏の今年の注目タイトルは?

いっぱいありすぎて絞りにくいんですよ。思い入れもありますし。ゲームボーイアドバンスに関しては、カプコンさんと『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし(仮題)』をやっていまして、かなりこなれた気長に遊べるゲームになっています。ゲームキューブは、いっぱいありすぎて困っているんですけど、『ペーパーマリオRPG』。これはニンテンドウ64のころからやりたかった手法で、粘って粘ってけっこうユニークなタイトルになっています。ほかもナムコさんと『スターフォックス(仮題)』をやっていますし、『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡(仮題)』もいいデキに仕上がってきています。ニンテンドー・ディーエスに関しては、やはり触っていただいてすぐにおもしろいとわかってもらえるタイトルを、発売日に揃えたいと思ってます。1日触っても飽きないタイトルをご用意するので、ニンテンドー・ディーエスにご期待ください(宮本)

 

Q.レボリューション(開発中の据え置き機のコードネーム)ではない、ニンテンドーゲームキューブの後継機は開発しているのか?

岩田 後継機か後継機じゃないのかは言葉だけの問題で、レボリューションがゲームキューブの後継機かどうかは重要なことではありませんが、今日は何も言えません。ただ、次世代機はゲームキューブの性能を50倍も100倍もアップさせるようなものにするつもりはありません(岩田)

 

Q.ニンテンドー・ディーエスのバッテリーについて

電池寿命に関しては、どのようにお伝えすればいいのか、検討している段階。ソフトウェアによって大きく変わりますから、「何時間です」とは簡単に言えない。我々はゲームボーイアドバンスSPを作ったとき、最低保障時間としてこれだけ持ちますという数字をお伝えしました。ただ、今回はソフトによって本当に大きく持ち時間が変わりますので、どのように表現するのが誠実なのか、議論しています(岩田)

 

Q.ニンテンドー・ディーエスの液晶供給について

一部で、ニンテンドー・ディーエスの液晶画面の供給体制に懸念があるといった報道があったようです。でも、あのときは、「以前と比べたら小型液晶画面の供給がタイトになっているから、能天気なことは言えませんよね」という意味で発言をしただけなんです。もちろん液晶の供給に関しては、実績のあるシャープさん以外にもさまざまな可能性を検討していますし、現時点で心配していることはまったくありません(岩田)

 

Q.ニンテンドー・ディーエスのソフト開発について

いままでさまざまな経験を積んできていますし、技術的にもあらゆるものを習得してきています。安心して信頼に応えられる作品を作れる体制にはあります。あとはいかにおもしろいものを作れるか? レボリューションもニンテンドー・ディーエスも、いかにおもしろいゲームを作れるかが勝負ですから、ハードとソフト一体で開発を進めています。問題は、ソフトを作っている人たちが、これらのハードでソフトを作っていて楽しいかどうかだと思うんですよ。これが原点にないと、ソフトを作っている人が苦しんでいるように見えてしょうがない。ツールなどが充実していて開発環境はラクになっていますから、あとはどれだけ革新的なアイデアで臨むかが重要になってくると思います(宮本)

 

Q.ニンテンドー・ディーエスのソフトの価格帯は?

非常に難しい問題だと思います。ユーザーさんは安ければ安いほどいいでしょうし、メーカーは高く設定してそれで売り上げが落ちないにこしたことはありません。ただ、いまのゲームボーイアドバンスの価格を大きく超えるような価格が受け入れられるとは思っていません(岩田)

 

Q.なぜニンテンドー・ディーエスを今年の年末に発売するのか?

現在のゲーム業界が抱える問題、危機感を一刻も早く解決しなければならない。今年の市場を、ゲームボーイアドバンスSPで乗り切ることは不可能ではないと思います。が、勢いがあるうちに出すから価値があると思いますし、またゲームボーイアドバンスSPの代わりとしてニンテンドー・ディーエスを発売するわけでもありません。いまのゲーム業界にある息詰まり感に対する答えを任天堂が出さなければならない、これがいちばんの要因です(岩田)

 

Q.PSPについて

とにかく情報がないので、いまこの場で何もお話できません。いまわかっているのはニンテンドー・ディーエスは日米で年内、PSPは日本で年内、海外は来年に発売されるということだけ。いままで我々が新ハードの発売で出遅れているという印象は、単にソニーさんが先に出していたからだと思います。PSPについては、もっといろんな情報がわかってから論評したいと思います。ただ、今回、我々が出遅れる要素は見当たりません(岩田)

 

Q.任天堂は長期間売れるソフトが多いと言う話だったが、売り上げ本数で言うとほかのメーカーのタイトルのほうが売れているものもあります。任天堂のソフトは演歌のような印象なのですが、任天堂のソフト販売戦略をどう考えていますか?

任天堂は日本で長年トップシェアを保ち続けていますし、海外でも好調です。世界中で任天堂のソフトが没落しているわけでもありませんので、任天堂が演歌だというお考えには同意できません。現在が非常にまずい状態だとも思っていません。ただ、短期のソフトセールスだけでなく、長期で何が起こっているかということもマーケティングのひとつの物差しですよ、とお話しただけ。もちろん、長期で売れるソフトが短期に売れるソフトより勝っていると言うつもりはありません。今後はソフトの販売本数でも我々がいちばんと言っていただけるように努力したいと思っています。ただ私は、1週間で100万本売ることより、1年かけて100万本売るほうがゲーム業界全体にとってプラスになると思います。そういう姿を目指していきたいと思います(岩田)

 

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