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スクウェア・エニックス和田社長が『ドラクエ』戦略を語る!

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●『ドラゴンクエスト』シリーズのオンラインゲーム構想にも言及!

 

▲『ドラクエ』シリーズについて語る和田氏。『ドラクエV』だけでなく、今後のタイトルについても発言したのだ。
 

 新情報が続々と判明した"ドラゴンクエスト 2004 SPRING MEETING"。発表会にさきがけ、スクウェア・エニックスの和田洋一社長があいさつを行い、『ドラゴンクエスト』シリーズのこれまでの実績や今後の展開について語ったのだ。ここでは和田社長のコメントをピックアップして掲載しよう。
 

『ドラゴンクエスト』シリーズについて

 『ドラゴンクエスト』が発売されたのが'86年。今年で18年の月日が経っております。シリーズ累計出荷本数は3400万本以上。攻略本を含む関連書籍は八千数百万冊。ゲーム音楽というジャンルを確立したのも『ドラクエ』が発売されてから。『ドラゴンクエスト』シリーズは掛け値なしに日本を代表するソフトです。

 また、『ドラクエ』の本当のすごさはこういった実績だけではありません。日本のゲーム市場そのものを引っ張ってきたソフトと言っても過言ではないでしょう。ユーザーにとってはゲームをどうやってやるのか、RPGとはどんなゲームなのか、ゲームで感動を味わうとはどういうことなのか、それらのことを教えてくれたゲームです。クリエーターは『ドラクエ』と差別化し、追い抜くべく作品を作り上げようと切磋琢磨してまいりました。そして若手のクリエーターたちも子供のころに『ドラクエ』を1回は遊んだことがあり、影響を受けていることでしょう。もちろん『ドラゴンクエストV』は、『ドラクエ』のファンにも、『ドラクエ』を遊んだことがない人にとっても楽しんでいただけるソフトだと思っています。 

 

今後の展開、そして『ドラゴンクエストVIII』について

 『ドラクエ』シリーズは、ナンバリングシリーズ以外にも、これまで『不思議なダンジョン』シリーズ』や『ドラクエモンスターズ』を発売してきました。また、『剣神ドラゴンクエスト』や携帯電話で遊べる『ドラゴンクエスト』、そしてさまざまなグッズも発売してきました。こういった作品があって『ドラゴンクエスト』は、シリーズ作品を遊んだことがないという方たちにも受け入れられ、大きな流れになっております。そして、これらいくつもの大きな流れは、すべて『ドラゴンクエストVIII』につながっています。

 "すべてのゲームは『ドラクエ』から始まった"。傲慢かもしれませんが、そういう誇りと使命感を持って『ドラクエVIII』の開発を進めております。残念ながら本日、発売時期をお知らせすることはできませんが、今後の飛躍の起点となるのが、この『ドラクエVIII』だと思っています。日本を代表するソフトから世界を代表するソフトに飛躍させようと思っていて、当然、世界展開も考えています。それから『ドラゴンクエスト』に関して言えば、オンライン構想も視野に入れながら、多角的な展開を考えていこうと思っています。

 

▲この日発表された『ドラゴンクエストVIII』のロゴが、和田社長の大きく映し出されたのだ。
 

 『ドラクエ』のオンライン化など、注目の構想を語った和田社長。『ドラクエVIII』の世界展開など、今後も『ドラクエ』では、スケールの大きい展開が期待できそうだ。また、発表会では、『ドラゴンクエスト』シリーズとTシャツ専門ショップ"BEAMS T"のコラボレーションTシャツなども発表された(下を参照)。これら『ドラクエ』シリーズの今後の動きからもますます目が離せない!
 

▲人気のTシャツ専門ショップ"BEAMS T"とスクウェア・エニックスのコラボレーションによる『ドラゴンクエスト』Tシャツ。ちなみにこのTシャツは非売品だ。

▲こちらの『ドラゴンクエスト』Tシャツは、3月25日に4800円で発売予定。国内の第一線で活躍するデザイナーたちが手がけた『ドラクエ』Tシャツが続々と発売される予定だぞ。

 

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