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大阪電気通信大学でデジタルゲーム学科が始動!

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●『パワプロ』などを手がけた長江教授が初講義

 大阪府にある大阪電気通信大学に2003年度よりデジタルゲーム学科が開設。この学科はゲームの学術的研究とクリエーターの養成を目的としたもので、第1期生として134人が入学した。この新学科の教授に、コナミコンピュータエンタテインメント大阪(以下、コナミOSA)の副社長を務めた(4月1日付けで非常勤取締役に)長江勝也氏も就任。長江氏は『実況パワフルプロ野球』シリーズや『グラディウス』シリーズなど数々のヒット作を手がけた人物で、コナミOSAを休職して教育活動に力を注ぐこととなったのだ。

▲ゲーム学科の初講義には多くの学生が集まった。ちなみにデジタルゲーム学科は約20倍の競争率だったとか。


 4月11日には、長江氏の初講義が同大学の四条畷キャンパスで行われた。講義名は"ゲーム学"で、全14回のうち半分の7回を長江氏が担当。ゲーム作りの基礎的な知識を、同氏の実務経験を踏まえて解説していくという内容だ。なお、残りの7回の講義は、ゲーム学会の会長を務める対馬勝英教授が行うことになっている。また、長江氏は"ゲームシナリオ"や"ゲームデザイン"など数多くの受講科目を担当していくとのことだ。

▲第1回目は、ゲームができるまでの概略。長年ゲーム開発に携わってきた長江教授が解説するだけに重みがあります。

▲教壇に立つ長江教授。「ゲームが好きなだけではダメ。いいゲームを作るには、いろんなことに興味を持ち、勉強していくことが大事」と語る。

 

▲講義を終えた学生を直撃。「基本的なことから実際の現場のことまで勉強できるのは魅力ですね」、「最初は情報工学系の学科を考えてていたけど、去年の秋にこのゲーム学科を知って志望校を変えました」とコメントしていたぞ。


 講義を終えて、長江氏とデジタルゲーム学科主任教授の魚井宏高氏はつぎのようにコメントしているぞ。

 「ゲームは楽しい遊びのひとつ。文化として定着させたいという願いがあります。ゲーム業界はハードの性能など技術的に非常に進歩しました。今後はクリエーター、アーティストの出番が増えてくるはずなんです。このゲーム学科から業界に優秀な人材を送り込めるようにがんばっていきますよ。まだまだ手探りな部分もありますが、まずはできることからやっていきたいと思っています」(長江)

 「ゲームを産業として、また技術的な面で定式化していくことはとても重要なことだと考えています。これは僕らのような研究者だけでは難しいこと。今回コナミさんをはじめいろいろな分野で活躍された方々に協力をいただき、学科開設を実現することができました。大学ではゲームのバックボーン、普遍的な部分を学生たちに教えていきたいと思います」(魚井)

▲魚井主任教授(写真左)と長江教授(右)デジタルゲーム学科の今後の展望を語った。


 カリキュラムは物理や数学といった基礎科目から、プログラム言語やソフトウェアの設計理論といった実務的なものまでみっちりと4年間実施される。本格的に動き出したデジタルゲーム学科。ここからすごいゲームクリエーターが飛び出す可能性も十分ありそう。期待しよう!

▲大阪電気通信大学の四条畷キャンパス。ゲーム学科の学舎は8月に完成予定とのこと。

▲学内には"コナミラボ"と名付けられた研究施設も。ここではコナミのアーケードゲームなどが設置され、計測機器も多数用意されている。ちなみに、写真は『ドラムマニア』のプレイヤーの腕の動き、呼吸数、視線、心拍数などのデータを取っているところ。

 

※大阪電気通信大学の公式ホームページはこちら
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