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【任天堂・経営方針説明会リポート】

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●ソフトの低価格化に強い危機感

 

 任天堂の経営方針説明会で岩田聡氏は、オンラインビジネスやソフトの低価格化問題などについてもコメント。また、質疑応答の中で、『ポケットモンスター ゲームボーイアドバンス版(仮題)』の発売時期に関する発言も飛び出したのだ。それぞれのコメントの要点をまとめて掲載しよう。

 

●ソフトの低価格化について

 任天堂は携帯型ゲーム機と据え置き型ゲーム機の両方を手がけていて、宮本(茂・専務取締役 情報開発本部長)をはじめとする優秀なソフト開発チームも持っていますから、非常に特異なポジションにあると思っています。据え置き型ゲーム機ではソニー、マイクロソフトとの値下げ競争が激しくなっています。ここで理解してほしいのが、我々はハードとソフトのトータルでどれだけ市場が大きくなって、どれだけの収益を上げられるかを重要視している点です。ただ、他社がソフトの値段をどんどん下げている。これは業界の崩壊にもつながりかねないと危惧しています。ハードを普及させるための道具のようにソフトの値段を下げている。これだと業界の中で誰も利益を上げられなくなってしまう。他社と同じスタンスで争っているなら、我々もソフトの値下げをするしかないでしょう。しかし、我々が手がけているのは娯楽商品で独自の価値を持つ商品。価値がある商品を作り続けることで、価格を下げることなく受け入れてもらえると思っています。

 

●オンラインビジネスについて

 任天堂はオンラインビジネスについてネガティブであると言われていますが、必ずしもそうではありません。ただ、確かに任天堂にはソフトとハードの両方の側面があって、ソフトメーカーとしてはアグレッシブではないかもしれません。誰もがオンラインの機能を持っているわけではありませんし、継続して利用料金も発生します。クレジットカードを持っていないお客さんは入り口にすら入れない。また、『ファイナルファンタジーXI』などでもありましたが、サーバーへのアクセス集中が大きな問題にもなる。ネットワークに関してはポジティブな面ばかりが報道されていて、ネガティブな部分があまりに伝えられていないと思っています。もちろん、ハードメーカーとして、ネットワークがゲームをおもしろくすると認識しています。セガさんが『ファンタシースターオンライン エピソード1&2』のトライアルテストをすでに開始していて、任天堂もモデムなどで協力しています。クリエーターが開拓する新しい分野のゲームに力を貸していきます。だからこそモデムも可能な限り安くしました。ただ、一部の人たちが、ネットワークで覇権を握ろうとしていて、その目的が娯楽の流通を支配することだと感じることもあります。ソフトの低価格化の件もそうですが、このことには抵抗を感じています。

 

●『ポケモン』の今後の展開について

 (『ポケットモンスター ゲームボーイアドバンス版(仮題)』は)今年の11月に国内、来年早々に北米、そのあとに欧州で発売します。ゲームボーイアドバンス版を発売するだけでなく、多面的に売れるようにいろいろと相談しているところです。

 

 そのほか、岩田氏はハードの販売台数について、「お客さんが買わずにいられないようなソフトを作ることが最初にあって、ハードは申しわけないけれども買ってもらうというのが任天堂の考えかた。販売台数でプレイステーション2に勝とうとか、そういう発想はありません。プレイステーション2をDVDプレーヤーとしてしか使っていない人もいるわけですから、そこと比較をしてもしょうがない。ただ、いちばんおもしろいゲームが遊べるのはゲームキューブ、そう言ってもらえる自信はあります」とコメント。また、具体的な数値目標として、「2005年3月までにゲームキューブを5000万台普及させたい」などと発言したのだ。このほか、山内溥相談役などのコメントは追って掲載するぞ。

 

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