HOME> ゲーム> コミコンの夏が今年もやってきた! キャラクターコンテンツの一大イベントが開幕
●スクウェア・エニックスブースでは『Halo(ヘイロー):
Reach』のフィギュアが出展
2010年7月22日〜25日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴのコンベンションセンターにて、“Comic-Con
International 2010”が開催される。”コミコン”と親しみを持って呼ばれるこのイベントは、コミックを中心としつつも、アニメや映画、ゲーム、ホビー商品などを加えた“キャラクターコンテンツの一大イベント”としてすっかりおなじみの存在。今年で開催41回目を数え、一般ユーザーが多数押しかけるお祭り的なイベントでもあり、近年はその集客力の高さに注目したゲームメーカーなども積極的に参加。コミコンのタイミングにあわせて新情報を発表……といったケースも多く、ファンにとって見逃せないイベントとなっている。ファミ通.comも例年コミコンの模様を紹介してきたが(2007年、2008年、2009年)、「今年もコミコンの夏が来た!」ということで、
“Comic-Con International 2010”の模様をサンディエゴからリポートしていく。
▲メキシコの国境に近いサンディエゴは、本来は太陽が照りつける天候のはずが、開催前日は20度前後という穏やかな気候に。 |
で、冒頭でコミコンの開催は2010年7月22日〜25日までと書いたが、厳密に言うとそうではない。コミコンでは「開催日まで待ちきれない!」というファンのために“前夜祭”を実施。前日21日の午後6時から先行公開として展示ホールをプレオープンするのだ。対象者はコミコン4日間の通しチケットを購入した参加者。この“前夜祭”がものすごい熱気で、じつはコミコンは前日の夜から開始されているといってもいいのかもしれない。
というわけで、ファンの熱気に相乗りする形で会場に乗り込んだ記者だが、目の前に広がっていたのはとんでない人の波。「これで前夜祭なのか!?」というばかりの混雑ぶりだった。中でもゲームメーカーのブースはひと際大人気で、2007年からコミコンを取材している記者の目から見ても、「年々ゲーム関連の出展が充実してきているなあ」というのが偽らざる感想だ。ゲームメーカーのブースに関しては、E3(エレクトロニクス・エンターテインメント・エキスポ)のコアを抽出した展示といった趣き。E3などに比べるとゲームメーカーの展示スペースも少ないので、勢い重点タイトルに特化した形での出展となる。たとえば、ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカなら“PlayStation
Move モーションコントローラ”対応ソフト、カプコンならプレイステーション3/Xbox
360用ソフト『デッドライジング2』といった具合だ。また、E3ではクローズドで関係者のみにお披露目されていた話題作を惜しげもなく一般にプレイアブルで開放というのも、コミコンでは多く見受けられるパターン。今回だとマイクロソフトのXbox
360用ソフト『ギアーズ オブ ウォー 3』やユービーアイソフトのプレイステーション3/Xbox
360用ソフト『アサシン クリード ブラザーフッド』がそれにあたる。『ギアーズ オブ
ウォー 3』では、E3で発表されたばかりの最大5人が参加しての新モード“BEASTモード”がプレイ可能。『アサシン
クリード ブラザーフッド』では最大8人が参加してのマルチプレイが楽しめたわけだが、とんでもない人だかりだった。
▲“PlayStation Move モーションコントローラ”対応ソフトとして、『SOCOM 4: U.S. Navy SEALs』(左)や『肉弾』(中央)などが出展されていた。3D立体視対応の『グランツーリスモ5』もお目見え。 |
▲『Halo(ヘイロー): Reach』や『Fable III(フェイブル III)』などが遊べたマイクロソフトブース。目玉はなんといっても『ギアーズ オブ ウォー 3』。新モードの“BEASTモード”で楽しめた。 |
▲ユービーアイソフトブースは『アサシン クリード ブラザーフッド』押し(左と中央)。最大8人が参加してのマルチプレイを堪能。Wii用ソフト『JUST DANCE 2』(国内発売未定)では、皆さん本当に楽しそうに踊ってました。いかにもコミコン向きのゲーム。 |
▲国内メーカーではいち早く積極的にコミコンに取り組んでいるカプコンは、『デッドライジング2』がメイン。8台以上の試遊台を使って展開。E3でも見られたコスプレをして撮影するサービスも(左、中央)。さらには、Wii、プレイステーション3用ソフトの『戦国BASARA 3』などでも遊べた。 |
一方では、E3とは異なる展示を行うメーカーも多く、その代表格がスクウェア・エニックス。スクウェア・エニックスブースは、物販や人気マンガ家の色紙などの展示がメイン。『鋼の錬金術師』の荒川弘先生の色紙を撮影していると、「今年もコミコンに来たなあ」と記者もしみじみ思ってしまう。そうそう、スクウェア・エニックスブースでは、マイクロソフトの『Halo(ヘイロー):
Reach』フィギュアが参考出展されていた。他社ゲームのフィギュア化にも積極的に取り組んでいるスクウェア・エニックスだが、『Halo(ヘイロー):
Reach』のフィギュア化には驚いた。しかもとてもカッコいいのだ。日本での展開なども大いに期待したいところだ。
▲おそらく本邦初公開ではないかと思われるスクウェア・エニックス発売による『Halo(ヘイロー): Reach』フィギュア(左、中央)。かっこいい! スクウェア・エニックスブースではおなじみになったマンガ家の先生の色紙(右)。荒川弘先生のほかに、『黒執事』の枢やな先生、『ソウルイーター』の大久保篤先生の色紙などもありました。 |
▲“前夜祭”といいつつも、気分は本格開催とばかりにとにかく人が多し(左)。KONAMIブースではPSP用ソフト『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』や映画のゲーム化タイトルプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『Saw II』(日本発売未定)などが出展(中央)。THQブースでは、E3でもお披露目されていたプレイステーション3、Xbox 360用ソフト『Red Faction: Armagedon』の巨大オブジェが! 「ロサンゼルスから運ぶのたいへんだったろうなあ……」と思ってみたり。 |
▲制作に2年をかけたという『ギアーズ オブ ウォー 2』の“C・O・G Lancer Full Scale Replica”。正規価格950ドル(約82000円)のところ、会場15個限定で500ドル(43000円)で販売! 相当なディスカウントだが、むちゃくちゃ重たい(左)。コミコンといえば、コスプレ! “前夜祭”ということで控えめだったが、『スター・ウォーズ』の露出度の高いご一行さんに遭遇(中央)。もちろん、ファミ通.comでは恒例(?)となった渾身のコスプレリポートもお届けする予定。お楽しみに。会場では、『Resident Evil(『バイオハザード』の海外タイトル名)のパロディーとおぼしき『President Evil』のマンガも(右)。こういた遊び心もコミコンならでは。 |
というわけで、駆け足で“前夜祭”の模様をお伝えしてきたが、いよいよ本格的に開幕する“Comic-Con
International 2010”のリポートをお楽しみに!
※Comic-Con International
2010の公式サイトはこちら(英文)
※Comic-Con International
2009の模様はこちら
※Comic‐Con
International 2008の模様はこちら
※Comic‐Con
International 2007の模様はこちら
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