携帯電話の方はファミ通MAXをご覧ください。

HOME> ゲーム> ライトサイクル展示もアリ――『Tron』は最高だぜ! という極私的リポート

ライトサイクル展示もアリ――『Tron』は最高だぜ! という極私的リポート
【E3 2010】

2010/6/21

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

●年末全米公開の映画に合わせて登場

 

R0014233

  2010年6月15日から17日までロサンゼルス・コンベンションセンターで行われた、世界最大のゲームショーE3。会期中にお届けきれなかった情報を引き続きお伝えする。

 

 任天堂カンファレンスでも紹介された、ウォーレン・スペクター氏によるWii用タイトル『Epic Micky』をブースのメインに持ってきたDisney Interactive。あちらも気になりまくるタイトルだが、記者の個人的感情に従えば、限られた時間での試遊に選ぶのは、プレイステーション3、Xbox 360、PC向けに2010年クリスマスに発売予定の『Tron: Evolution』ということになる。


R0014220
R0014227

 

 オリジナルの『Tron』は、1982年に公開されたディズニーのSF映画。トラブルによってハッキング中のコンピューターシステム内に転送されてしまったプログラマーのフリンを演じるのは、先日第82回アカデミー主演男優賞に輝いたジェフ・ブリッジス。ストーリーは、コンピューター世界で擬人化されたプログラムたちと奮闘するフリンの戦いを描いている。


 『Tron』で描かれるコンピューター世界は、いまとなっては少し陳腐だ。“いいプログラム”に対して、システムを監視する“悪いプログラム”MCP(マスター・コントロール・プログラム)の構成要員たちはいかにも悪そうに描かれる(もちろん、プログラムにいいも悪いもないのに)。だが、それでも最先端のCG(と人力)で描かれたコンピューター世界の圧倒的な美しさには抗いがたい魅力がある。メビウスやシド・ミード、ティム・バートンといったクリエーターが各種デザインに携わっており、美麗なコンピューター世界と、“ライトサイクル”などのガジェットのスタイリッシュなデザインは、多くのクリエイターに影響を与えた。そんな『Tron』の続編として、アメリカで2010年年末公開を目指して製作中の新作映画『Tron Legacy』に合わせて発売予定なのが本作。時間軸的には『Tron: Legacy』の前日譚となっており、シリーズのいまだ語られざる謎にも迫っているという。

 

14700TRON_Evolution_07

 

 前置きが長くなってしまって申し訳ないが、『Tron: Evolution』には『Tron』ファンがグッと来る要素はきちんと揃っている。ステージの開始前にはフリンからのメッセージがわざわざ旧式のテキスト・コンソール風に表示されるし、擬人化されたプログラムたちの社会も『Tron Legacy』版の新たなグラフィックスタイルで再現されているし、なによりフライングディスクや、ライトサイクル、門の形をした“レコグナイザー”といったガジェットも全部ちゃんと出てくる!

 

14698TRON_Evolution_05

▲OSの擬人化がなんだ! プログラムの女性擬人化なんて、『Tron』で18年前に通った道だ! もちろん本作にだってあるぞ。萌えないけど……。

 

 では、どんなゲームなのか? 基本は3Dのアクションアドベンチャーで、壁を走ったり、フライングディスクを使ったバトルアクションが爽快。ボタンを連打するだけでも、ディスクを飛ばして連続攻撃し、コンボを決めることができる。周囲をフッ飛ばす必殺アタックもあるので、敵に囲まれたら発動して、サクサクと進めてしまおう。


14697TRON_Evolution_04
14693Screenshot_021
14699TRON_Evolution_06

 

 ステージが進むとライトサイクルにも乗れるようになり、壮大かつ広大なコンピューター世界での高速チェイスを楽しむことができる。お互いに追い詰めあい、一瞬でも判断を誤ったら即死というオリジナル版『Tron』のライトサイクルの緊張感こそ足りないが、その分スピード感はバツグンだ。記者は体験出来なかったが、製品版ではオンラインのマルチプレイ要素もあるとのこと。


14692Screenshot016
14694TRON_Evolution_01
14695TRON_Evolution_02
14696TRON_Evolution_03
14701TRON_Evolution_08
14702TRON_Evolution_09
14689JumpingFight_Watermarked
14690LandingBay02
14691Screenshot013

 

【E3 2010】の関連記事

この記事の個別URL

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

その他のニュース

ゲーム『シンデュアリティ』のストーリーを紹介した最新映像が公開。2024年1月開始のアニメ第2クールや、トレーディングカードなどのホビー情報も【TGS2023】

”東京ゲームショウ2023”のバンダイナムコエンターテインメントブースで行われた、ゲーム『SYNDUALITY Echo of Ada』のステージイベントの情報をまとめる。

日本ゲーム大賞2023フューチャー部門に選ばれるタイトルは? 受賞タイトルを随時更新でお届け【TGS2023】

東京ゲームショウ2023(TGS2023)にて発表・展示されている全ての未発売作品を対象に期待作品をゲームファンが投票で選ぶ日本ゲーム大賞2022「フューチャー部門」。イベント内で発表された受賞作品の一覧をお届けする。

『シャニソン』新ユニット“コメティック”の私服も確認できる最新PVが公開。10月27日にはアニメ第1章の初日舞台挨拶が開催決定【TGS2023】

2023年9月24日にバンダイナムコエンターテインメントより配信予定のスマートフォン用アプリ『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』(シャニソン)の最新PVが公開された。

『スト6』CRカップ×TGS2023、本日(9/26)18時ごろより決勝戦、3位決定戦を実施。もこう、ウメハラらの“拳で語れ”とえなこ、ふ〜どらの“美女と野獣たち”が激突!

東京ゲームショウ2023(TGS2023)にて開催中“CRカップ『ストリートファイター6』”の決勝戦、3位決定戦が本日9月24日(日)18時より実施される。

【Switchセール】『アノニマス・コード』半額、『シュタゲ』3作セット55%オフ、『コープスパーティーBR』半額など、MAGES.のDLゲームセールが開催

MAGES.は、2023年9月21日(木)〜9月30日(土)の期間、Nintendo Switch用ダウンロードタイトルが最大93%オフになる“MAGES.TGSセール2023”をニンテンドーeショップにて開催中。

【ダイの大冒険】『インフィニティ ストラッシュ』大魔王バーン様、参戦。カイザーフェニックスや「あの技」も撃ってくる。ポップはメドローアを習得可能【TGS2023】

東京ゲームショウ2023内で、『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のステージイベントが実施された。

『鈴蘭の剣』伊織もえさんが活発な少女・マイサのコスプレを披露! 衣装へのこだわりや本作の魅力について聞いた【TGS2023】

2023年9月21日〜24日にかけて、千葉県・幕張メッセで開催されている“東京ゲームショウ2023(TGS2023)”。会場のXD Entertainmentブースにて、『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』のコスプレを披露したコスプレイヤー・伊織もえさんへのインタビューをお届け。

はごろもフーズの“シーチキン”と“シャキッと!コーン”の缶詰がふわふわのぬいぐるみになってカプセルトイ化【わわわわー】

いきもんは、“アートユニブテクニカラー”シリーズの最新作“ATC はごろもフーズ ふわふわぬいぐるみマスコット”を全国のカプセル自動販売機にて、2023年9月19日より発売する。

カイロソフト「カイロソフトのゲームは全部Unityで作っちゃったよセール」を「I Like Unityフェア」に名称変更。お買い得バンドル販売続行

カイロソフトが、厳選した4タイトルをセットにした3種のバンドルをお得なセール価格で販売していた“カイロソフトのゲームは全部Unityで作っちゃったよセール”を名称変更。新たに“I Like Unityフェア”と称してセールを続行中だ。

東京ゲームショウ2023最終日(9/24)の配信番組をピックアップ。『FF14』PLLや『ドラクエモンスターズ3』新映像、にじさんじ甲子園 下剋上マッチなど注目【TGS2023】

東京ゲームショウ2023(TGS2023)は本日(9月24日)まで。最終日に配信される番組をピックアップしてお届けしよう。